月別アーカイブ / 2021年01月

いつかみた映画をひたすらあげていく、ミタメモ!

zIoQ8D7vl_.jpg

瀬戸内海の小さな島に、
たった一件の農家があった。
そこに住むのは夫婦と息子たちの4人だけ。
手漕ぎの舟で陸へ向かい
真水をくんで島へ戻り、畑にまく毎日。
永遠に変わらなく見える生活のなかで
若い妻の心は少しずつ疲弊していく……。


新藤兼人監督の独立プロダクション、
近代映画社が資金難に陥り

もうこれで解散だ、
好きなように映画をつくるぞ、

と、解散記念作品としてつくったところ、
国際的に高く評価され、

解散を免れたという映画。

ひたすら静かだけれど、
退屈ではなく、
じっと、じっと、家族の生活を見つめてしまう。

いつかみた映画をひたすらあげていく、ミタメモ。

Yq1sJeLCpm.jpg

オタクコミュ障に自己耽溺、
思春期の問題まっただなかの兄弟が
叔母を頼ってやってきたのは
かつてジュラシックパークが失敗した
あの島に再建設された、
さらに巨大なテーマパーク
ジュラシック・ワールドだった。
そこでは恐竜を蘇らせるだけでなく
遺伝子操作でより凶悪な生物を作り上げる
研究が行われていたのだ……。


一本め以降、
ガッカリの連続だったこのシリーズが

14年のブランクののちに甦った良作。

ちゃんとしてる。

ちゃんと、恐竜への敬意が感じられる。
恐竜への恐怖だけでなく、
畏怖と愛がある。

ちゃんと、キャラクターを描こうとしてる。
メインキャラクターを並べるだけでなく
個々の物語があり、成長があり、結論がある。

ちゃんとしてる。

あと、
興行的カテゴリーとしてはちがうんだろうけど
ホラー映画として、できてる。
遺伝子改変恐竜、ちゃんとこわい。

ちゃんとしてる。


でも、この次がな〜

いっそ、もうこのシリーズは
一本めと、これだけみたら
あとはいいのでは?

と、思うんだけど
予告につられてついまた新作みちゃうきっと

やっぱ恐竜、いいですよね。
あと、あのテーマのメロディがかかるたびに
心がもってかれてしまうー

いつかみた映画をひたすらあげていく、ミタメモ。

ZyH5btx13g.jpg
↑ごらんのとおり、原題は
「テキサスチェーンソー惨殺事件」
みたいなかんじです。
ぜんぜんちがうやん、邦題。
でもこのころのホラー洋画はそんなふうに
原題にとらわれずやみくもにこわそうな
日本語の名前をつけて売られるのがむしろ
定番のギャグみたいになってましたね。

なつかしい。


若者たちがグループ旅行。
親戚の空き家に泊まって楽しむはずが、
奇妙なヒッチハイカーを拾ってしまい
雲行きが怪しくなる。
彼はすぐ近所にすむ
殺人鬼の一家の一員だったのです……


70年代を代表する(たぶん)
ナチュラルにポップかつクールな
米ホラー映画評論家
ロビンウッド先生の記事を読んでいると

この映画の評価が非常に高いので

え、そんななの……とおもい

ホラーにくわしくない、というか
苦手意識すらあるのに

果敢にみてみたら

こんなにおもしろいのか、と

おどろいた。

70年代ホラーはまりそう。やばい。


JOKERが好きだった方には
あの名場面のルーツを思わせるショット
みつけました

といいたくなる

お好きな方には
常識なのだろうか
この沼、はまりたい。

↑このページのトップへ