いつかみた映画をひたすらあげていきたい、ミタメモ!
音楽教師どうしのオシドリ夫婦。
いまは引退して仲良く老後を
おだやかに過ごしていた。
ところが妻が脳梗塞でたおれ、
病院から生還したものの痴呆が始まり、
二人の絆は試練にさらされる。
感想をひとことでいうと
ひとごとじゃございません。
このミヒャエル・ハネケ監督、
すべてを見せないことで
観客に考えさせることが
得意技。
くされエンタメ脳の私としては、
すべてを見せないったって
映画を作るならどんなスタイルであれ
見せるもの、見せないものを選択することに
なるんだし
映画において、
表現しないものは、ないのも同じ。
見せないことによって表現するという
選択肢があるのはわかるけど
それと、表現しないこととを
混同してやいないか?
……と、ナマイキにも反感を覚えたりもする。
でも、この作品、アムールには
ぐうの音も出ない
というかんじでした。
切実な題材に丁寧に挑んだ
良作!!!
とにかく他人事じゃなさすぎる