ミタメモ: Godzilla (1998) 2019/6/21 22:30 ミタメモ: 観たことある映画をとにかく毎日挙げて何か言うメモ Godzilla (1998) - IMDb Directed by Roland Emmerich. With Matthew Broderick, Jean Reno, Maria Pitillo, Hank Azaria. A giant, reptilian monster surfaces, leaving destruction in its wake as it strides into New York City. To stop it, an earthworm scientist, his reporter ex-girlfriend, and other unlikely heroes team up to save their city. www.imdb.com 大好きな、大好きな米国特撮映画界だけどおまえらにはおらが島のゴジラがただのデカいトカゲに見えてたんかーーーーーーい!!!と、米国での一般的怪獣観について私に(そしておそらく多くの日本人にも)決定的不信感を植え付けてしまったトラウマ的作品。あれから約20年。モンスターバースシリーズ2作の偉業によりその不信感は解消されつつあったが……?続く!
ミタメモ: キングコング:髑髏島の巨神 2019/6/20 22:30 ミタメモ: うろ覚えでもよく知らなくてもたいした感想がなくっても、とにかく観た映画を挙げてなんか書くメモ。モンスターバースシリーズ第2作。KOMを観ていま思う。これ、よかったなあ……。お話がしっかりできていて巨大モンスターの存在という設定的な大仕掛けを生かして大自然の驚異への畏怖、その意外な脆さと悲しみ、そこに生きるしかない人間の戦いの歴史の悲しさ、愚かさ、そして強さと優しさ、などなど、この仕掛けで描けることを大切によく描いていたと思う。KOMを観た直後のいま……その良さを再認識するのです。 Kong: Skull Island (2017) - IMDb Directed by Jordan Vogt-Roberts. With Tom Hiddleston, Samuel L. Jackson, Brie Larson, John C. Reilly. After the Vietnam war, a team of scientists explores an uncharted island in the Pacific, venturing into the domain of the mighty Kong, and must fight to escape a primal Eden. www.imdb.com KOMの、バカァ!! ミタメモ: ゴジラ キング・オブ・モンスターズ : こぐれ京 ミタメモ: うろ覚えでもよく知らなくてもたいした感想がなくっても、とにかく観た映画を挙げてなんか書くメモ。この予告……。怪獣の映像がかっこいいのは本当だけど、こんな感性の映画じゃないから!。。。。うーん。モンスターバースシリーズ3作目。前2作を観ていたので、 lineblog.me
ミタメモ: ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 2019/6/19 23:41 ミタメモ: うろ覚えでもよく知らなくてもたいした感想がなくっても、とにかく観た映画を挙げてなんか書くメモ。この予告……。怪獣の映像がかっこいいのは本当だけど、こんな感性の映画じゃないから!。。。。うーん。モンスターバースシリーズ3作目。前2作を観ていたので、今回も観られてよかった。<以下ネタバレアルヨ> Godzilla: King of the Monsters (2019) - IMDb Directed by Michael Dougherty. With Kyle Chandler, Vera Farmiga, Millie Bobby Brown, Ken Watanabe. The crypto-zoological agency Monarch faces off against a battery of god-sized monsters, including the mighty Godzilla, who collides with Mothra, Rodan, and his ultimate nemesis, the three-headed King Ghidorah. www.imdb.com 怪獣の戦闘シーンにはいい画がたくさんあって、劇場で観る価値はじゅうぶんに感じた。モスラかっこいいぜ!しかし物語にノれず、注意力を保てず、終盤のクライマックスに入るころには完全に萎えてしまった。だれの何の話なのかの筋を通せていないし、かといって、複数のキャラクターでの目的のリレーもできていない。感情移入可能なキャラクターはサブキャラばかりで、メインの子供は良かったけれど途中ほとんど行動しない。ACT3に入って、あの毒親とリユナイトして「良かったね」ってみんな思えるの?怪獣を科学でコントロールできるという設定にも反感を感じた。オリジナルゴジラ第1作の支持者である私にとって、怪獣は災害だ。災害は、自然の大きな営みだ。人間は、科学の力で災害を止めよう、弱めよう、予測しようと試みてきたけれど、努力むなしく、その甚大な被害をこうむり続けている。この諦念、そして大きな力への畏れ。これが前提にあって、それぞれ異なる人間がどう行動するかがぶつかりあい、ドラマが生まれる。それが「怪獣もの」の大きな魅力で、モンスターバース前2作では、それが物語上で生かされていたから、走り回る巨大な動物がこわい、というだけの映画から卒業できていて、ハリウッドの怪獣ものって、進化したなあ、と、勝手ながら感慨を抱いていたのに……。この最新作では、それらのことに台詞でふれたり、怪獣が植物再生につながることを見せることで自然の力としての解釈を試みるものの、ストーリーライン上ではすっかり昔にもどって、怪獣(ゴジラ以外)を大きな動物として扱っている。ついには、ゴジラにほかの怪獣がかしずくなんて……。うーん。ライオンキングか。ジャングル大帝か。怪獣ってそういうもんなんか?過去の核兵器の放射能から生まれたゴジラに、現在の核兵器で放射能を与えてよみがえらせるという行動に、皮肉や悲哀をまったく感じないメインキャラクターたちも、どうなのか。ゴジラは放射線のかたまりだという設定を脚本上、明確に認めてしまっているのに、放射能の環境に対する脅威は時限爆弾程度にしか語られない。こんな鈍感さは、いくら核兵器の所有を政治的に肯定するしかない米国の映画であっても、古すぎやしないか。核兵器をリュックで背負って捨てに行くついでにギャングと戦うアクション娯楽映画みたいな感性だ。そのなかで、自己犠牲で亡くなる芹沢博士をドラマチックに語る感性も、やっぱり、古い。だれか止めてよ。怪獣研究に必要な、世界の重要人物なのに! この古さ。古い怪獣映画へのオマージュなのか?その、古い怪獣映画の時代、環境問題、そして核問題についての一般の人々の感性は日本はアメリカよりもずっと先を行っている面があったんじゃないかと私は思っていてその全体にながれる、核兵器に対する漠然とした不安感や快適になっていく暮らしの一方で自然環境が留まることなく悪化していくことへの恐怖感などを感じ取って、この新作に生かしてほしかった。わからない。どうしてこうなった、このゴジラ。