観たことある映画をとにかく毎日挙げていくよ、ミタメモ!

一昨日の飛行機内で、これ↓
を観る前に観たのが、

グリーンブック

だった。


いい評判と同時に、

主人公であるトニー・リップの役柄が「黒人を差別から救う救済者」として誇張された伝統的すぎるキャラクターだ

By Wikipedia 

という批判もあるときいていた。



観てみると、

メインキャラクターの2人は
批判から想像していたよりも
複雑な要素をもった人物だった。

主人公のトニーは
ニューヨークの白人のなかでも
イタリア系移民として
その独自の伝統を背景に持ち

機転がきくが荒っぽい男として
ナイトクラブに雇われていて

人生を楽しんでいるが
金銭的には自由ではない。

一方、

トニーと旅をすることになる
シャーリーは

黒人ミュージシャンとはいうものの

その立ち振る舞いは、
黒人ピアニストという職業から
私なんかが想像するキャラクターとは
まったくちがう。

その音楽的な背景や
受けてきた教育、培われた感性は
アメリカ黒人社会の伝統とは
まったく異なっているらしく

本人も、黒人社会からは浮いている、
かといって、白人と同じには扱われない
自分について
悩みを抱えていると語る。


基本、日本で生まれ育ち働いている
アメリカ社会の外側の私にとっては

どちらも、私自身のもつ偏見を
打ち破ってくれるキャラクターで、

この2人と旅できるだけで
この映画を観る価値があったと
思わせてくれた。


なら、一方で、

アメリカ社会の内側のひとが
これを観たらどう感じるのか、

というところは、

先に記した批評が示しているのかな、
と思うけれど

そもそも、映画とは
だれのために作られているのか?

これは、
どんな立場から
だれに向けて書かれた物語なのか?

それに適合した形で
世に供給されているのか?


と、考えさせられる。



いい話だと思うけどなー度 ★★★★☆