観たことある映画をとにかく毎日挙げるのだ、ミタメモ!
 

こんど久しぶりに飛行機に乗るので、
飛行機で観た映画の一本として、
これを思い出した。

娘を暴漢に殺害された母親が主人公。
犯人逮捕に至らず捜査を打ち切った
警察に対し、
疑問を捨てきれないままの彼女は、
ある日、道路ぎわに
三枚の広告看板を立てた……。


この主人公、
たしかに同情するべき立場にあって、
気持ちはわかるよ、と思うけど、

それと同時に、

容姿も生活も、
ちっともステキではなく、
その行動に至っては
えー、そこまでやるの?
と、ドン引きされがちなタイプ。

それなのに、
彼女がこれからどうするのか、
見守らずにはいられない。



こういった、
ステキでない主人公を描くのが
アメリカ映画は
ほんとうに上手だとおもう。


↑ここに挙げた
プレゼン技術の本に
書いてあったことだけど、

観客には、
関心を持たなければいけない理由を
与える必要がある。


この主人公の場合、その理由は、
「気持ちはわかるんだけど」
の一本。

そこまで
やっちゃう気持ち、本当は、
わかるんだ。
でも、普通はガマンするよ。

でももし……

ガマンしないでやっちゃうなら、
自分や、周りは、
どうなるの?

そう思って、
見守らずにはいられない。

だって本当は、
彼女みたいにやるだろう。
やりたいだろう。
隠されていた自分の気持ちを
代弁されていたことに
ドン引きしながら
気づくのだ。
 
そのせいで彼女は
新たな苦しみに巻き込まれていく。

それで、この
ステキでない主人公のことが、

たまらなく好きになってしまう。



私たちは、
物語の主人公がステキでも、
優れていても、

そんなやつらに実はそんなに興味ない。



関心を持たなければいけない理由が

ほかに必要

なのだ。






見守りたい度 ★★★★★