いつかみた映画をひたすらあげていくのだ、ミタメモ。
毎日に退屈していたウェイトレスのボニー、
ある日出会った青年が
牢から出たばかりと自慢するので
気をひかれてついていき
その気ままな旅と銀行強盗な暮らしに
すっかりハマってしまうのだった……。
1930年代、アメリカに実在した
銀行強盗カップルの話を
60年代後半に映画化したもの。
久しぶりに見直すと
当時の銀行に対する庶民の怒りとか
資本主義へのあきらめとか
所得格差とかの背景がわかり
2人の凶行にはそれなりに筋が
通されていて
それでも、あんなことしてまわっちゃ
よかないけども
人間として納得がいかなくもないし
世の中へのあきらめとか
こんな形で発散するしかなかったんかな、
とか、
あきらめてしまいがちな世の中なのに
こうはならない自分は、自分たちは、
どうちがうんかな、とか
考えさせられる
けどおもしろがってみられる要素も
情けなく共感しちゃうシーンも
けっこうあったりする
いい映画なのだった。
自暴自棄な若者、ってだけじゃなかった。