いつかみた映画をひたすらあげていきたい、ミタメモ!

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音楽教師どうしのオシドリ夫婦。
いまは引退して仲良く老後を
おだやかに過ごしていた。
ところが妻が脳梗塞でたおれ、
病院から生還したものの痴呆が始まり、
二人の絆は試練にさらされる。


感想をひとことでいうと

ひとごとじゃございません。


このミヒャエル・ハネケ監督、
すべてを見せないことで
観客に考えさせることが
得意技。

くされエンタメ脳の私としては、

すべてを見せないったって

映画を作るならどんなスタイルであれ
見せるもの、見せないものを選択することに
なるんだし

映画において、
表現しないものは、ないのも同じ。
見せないことによって表現するという
選択肢があるのはわかるけど
それと、表現しないこととを
混同してやいないか?

……と、ナマイキにも反感を覚えたりもする。

でも、この作品、アムールには

ぐうの音も出ない

というかんじでした。

切実な題材に丁寧に挑んだ
良作!!!


とにかく他人事じゃなさすぎる

いつかみた映画をひたすらあげていきたい、ミタメモ!

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かっこいいよかっこいいよ
ロバート・ミッチャム。

私立探偵だった過去を持つジェフも
いまはガソリンスタンド経営者。
結婚したいカタギの彼女もいる。
そこへ過去の因縁をもつ男が訪ねてきた。
探偵時代のボスからの依頼を受け、
ジェフは昔のオンナ…ボスの妻との
関係をさかのぼる。



フィルムノワールの典型作、
ハリウッドの古典、だそうで。

かっこいいよロバートみっちゃん。
それにしても、
どのオンナもあなたに
よろめいてしまい
それを用いて話がすすむのは
どうなのかしら……

というような、気になるあたりも
フィルム・ノワールだからこそ、
と、割り切れればスルーできるに違いない

例えば日本では
江戸という名のファンタジーワールドがあって
そこでの約束事を、
暗黙の了解ごととして知っていて
時代劇を楽しんでいる。

たぶん
ハリウッドのフィルム・ノワールも
いまはアメリカのそれなんだとおもう。

これは
「フィルムノワール」という名の

(なんでフランス語やねん、とおもっていたけど、
フランスの批評家が
名付けたジャンルなんだとか)

古式ゆかしいジャンルなので
その形式によって考えれば

いま理不尽にモテまくっていても
その女性たちをわりと雑に扱っても
それでいてクールな人として扱われてても

このひと、きっと最後の方で……
マズいことに…なる…
だから、それを思えば、まあゆるせる……

とか、思えたそのときを境に
楽しめるようになる
ジャンルなのかもしれないと思って


素晴らしい作品だとは思うが
正直、個人的に苦手ジャンル。

いつかみた映画をひたすらあげていきたい、ミタメモ。

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カタカナだと
太陽、太陽
と言っているようにも見える邦題だけど

フランス語でSans Soleil
英語タイトルだとSunless
なので

ほんとは反対に

太陽、ナシよ。

というタイトルなのだった。


アイスランドのある女性のもとに届く
旅するカメラマンからの手紙
(フィクション?)
を朗読する詩的ナレーションとともに

映像は日本、
とくに東京(ちょっと沖縄)と
アフリカのあいだを
屈託なく行き来する。


無表情な大人たち
異常にギラついた街の意匠

メイクの地味な(だからかわいい)若者たち
無軌道な青春、みたいな場面ですら
ひかえめな笑顔

貧困の表出ですらひかえめで
祭の盛大さ

なにもかもが
ガイジンの旅行記にありがちな
第三者的視点ではありながら
評価を排除した冷静さをたもっていて

ときにはテレビや映画、
または地方の妙な博物館まで含めて

自由な詩の文言のように
浴びるように見せられるのは

80年代に、
東京の、ではないけれど
首都圏ティーンエイジャーだった私には

たまらんので
似た境遇のかたにだけ
酒のおともにでも、てかんじで
オススメ




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