いつかみた映画をひたすらあげていく、ミタメモ。
ある中年男のテレビリポーターが
敬愛する女優のインタビューをすることに。
すでに引退し歳老いたしかし美しい彼女は
そのキャリアを語ることで、
半生を通した愛の物語へと男を引き込んでいく。
公開後20年を経た今も
多くの人に愛されている映画だとおもう。
ここ米国でも、この作品をはじめとして
今敏監督作への評価はとても高い。
公開当時、鉄道駅の大きな宣伝を眺めつつ
従来のアニメ向きとされたジャンルの幅を超えて
アニメファンを超えて広く一般に向けて
監督の作家性でアニメ映画を宣伝できる、
そんな時代がほんとうにきたんだなーと
しみじみしたのを覚えている。
個人的には、この作品は
女優の魅力、リポーターの思い入れ、
ともに
私にはあまりピンとこず
残念なのだけど
日本映画史におけるアニメとしての
その存在をありがたいと思うのだった。