昨日は妙に疲労感が体に溜まって、家に帰ってバタン。
それでも名刺がなくなったので、ネットで名刺デザイン、名刺発注…それが最後の最後に間違って、必要な月曜日までに届かないという。
ガックリ余ってバタンキュー。

そして今日。脚本執筆の1日。
僕は基本、プロデューサーと監督を兼ねる。
本当は監督のみにしたいのだが、うちの映画は一般のメジャー映画やインディーズ映画と制作システムが違う。簡単にいうとイベント化されているのだが、この独特のシステムを説明できるプロデューサーは、残念ながらいなう。ということでプロデューサーも兼ねている。

日本ではプロデューサーよりも監督が有名。
というか、映画プロデューサーで何人の名前を人々は知っていようか?
しかしハリウッドの映画など世界の映画は最初にプロデューサーの名前が出る。誰々プレゼンツってやつ。
映画はプロデューサーのもの。
例えるなら、家を作る時、お金を出して家を作ってもらうのがプロデューサー。監督とは大工の棟梁。そして家がつまりは映画。
そりゃ家はお金を出したオーナーのもの。

さてさて映画の監督とプロデューサーは実は真逆の方向を見ている。作用反作用の関係?
簡単にいえば、監督はお金を使う方。プロデューサーは集める方。監督は創造で話し、プロデューサーは金で話す。監督は夢、プロデューサーは現実。監督は作品をつくり、プロデューサーは商品をつくる。

それを一挙にやると、相反するものが頭の中であーだこーだとなって、今、自分は監督脳?プロデューサー脳?と自分の思考の元を見直すことからしなくてはいけない。

だいたい監督的にうまくいっている時は、反作用のプロデューサー的にはうまくいっていない。逆も然り。
なので、準備の時はいいことも悪いことも同じ数だけやってくる。ので、割りと疲労。

と言いながら、やはり映画企画を進められるということは贅沢なことなので、疲労とか言ってられず、ついつい自分の体は後回し。
疲れたと言うなら死ね!と昔、ある人から言われて、そんなもんだとも思ってる。

まぁ、クランクアップで倒れればいいや!って感じ。

ちなみに脚本執筆中はプロデューサー脳を捨てないと、ホンが飛んでくれない。
監督脳だとあれもやりたいこれもやりたいだけど、プロデューサー脳ではそれは金がかかるそれは大変すぎるとなって、つまらなくしてしまうから。

かつて新藤兼人監督は脚本家としても有名で、人の映画の本を書くと予算がかかる本で、自分の作品の本は予算がかからない本になっていたと誰かが言ってた。


昼はカップラーメンとライス。夜はホットケーキ。
昼と夜が反対のような気もします。

今日は脚本執筆の1日だった。と言いたい。
希望願望。
それをいえる程、進んだかどうかは別だが、脚本執筆をしていたのは事実。

さてさて、前々回の続き。
初監督作品。田口トモロヲさんの時間がなくなる。ロケの家の1階にいるスタッフと機材。残るシーンは1階と2階が1シーンずつ。
1階から撮ったら、2階に行けるかもしれないし、しれないかもしれない。
2階から撮ったら、1階シーンは絶対に撮れない。
ただし1階シーンは捨てることができるが、2階シーンはストーリー上必要なシーン。
というどっちも選べない状況。

僕はその時に一人でロケ外にでた。
真っ暗な森、膝までの雪、顔に当たる雪…の中で、なぜか涙がぼろぼろと溢れた。
でも振り返ってみると、真っ暗中でロケ地である家だけが煌々と輝いていて…2階から撮るなんて弱気なことを言ったら、ここまでついてきてくれたスタッフを裏切る行為だと思った。
急ぎ現場に戻り、「1階からいきましょう」と伝えた。

スタッフ全体が盛り上がり、盛り上がりすぎたからか照明機材が壊れたり、とハプニングもあったが、無事に撮り終えた。
急いで2階へ。

2階は夏のシーン。とは言っても外の気温はマイナス。ロケ場所の家は土壁で、実は暖房器具がひとつもない。ということで外と変わらず、とにかく寒い。
気温がマイナスでも夏のシーンを撮る。
それでも田口トモロヲさんは文句ひとつ言わずにTシャツになり、夏の汗をつけるために水を…ほぼ氷水のような水を浴びる。
そして無事にロケは終了。1階も2階も両シーンが撮れた。

疲れ果てて3階でぼんやりしていると、トモロヲさんがきた。
これでトモロヲさんはクランクアップ。
「監督、写真撮りましょう」と言ってくれて、当時はスマホなどないので、ポラロイドカメラで記念写真。
そしてトモロヲさんが写真の僕の頭の上に王冠を描いてくれた。

僕は映画の演出方法を誰からも学んだことがなく、そして誰の現場も見たことがない。
だから演出術は完全オリジナル。
トモロヲさんは、うちの現場の前は大監督・今村昌平組。今村監督の後に僕の演出かぁ〜って実はちょっとなってて、よく「僕の演出意図、伝わってますか?」って聞いてたのを思い出す。
だから王冠は嬉しかった。

結局、トモロヲさんは自分から事務所に連絡して、寝台車かなにかで東京に帰ることにしたらしく、時間にはちょっと余裕ができていたそうだが、僕は知らなかったという結末。

「僕の演出意図、伝わっていますか?」というのは、2本目の映画まで役者さんに聞いていて、そこから先は口にしなくなった。
その頃からやっと自分のことを「映画監督の荻野」というようになったというオチ。


朝はヨーグルト。昼はサンドイッチ。夜は焼肉定食。
焼肉に行くと、ほぼ焼かずに食べるので、いつも肉が冷たいです。
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今日はプレゼン用の原稿書きから始まった日。
企業などにプレゼンする時、映画の企画や内容を説明するのに時間がかかってしまう。そこはもう映像にしておいて、プレゼン前にみてもらったら?というプロデューサーの意見に同意。その原稿書き。

常に話していることを改めて文章にすると、なんか妙に疲れてくる。
たぶん頭の中に話すリズムがあって、それを書き留めるリズムとは違うので、バランスが取れない感じ。

その後は脚本執筆。
締め切りが今月末なのに、ちょっと今は止まり中。
焦らないように、焦らないように。

夜はプレゼン映像ロケ。
ブルーバックでロケ。
編集して背景に企画書を入れる予定。
ゲストとして口笛奏者の加藤万里菜さん(写真の女性)。綺麗です、はい。
実は今回の映画のエンドロールでは、出演者とスタッフ全員で世界一記録に挑戦したいと思っている。それは口笛人数世界一。
そこで加藤さんの力をお借りします。

出演者とはいわゆるエキストラも含む全員。
ちなみにぼくはエキストラという言い方が嫌いで、今回は「ゲストキャスト」という言い方にしている。
それは参加してくれる全ての人がこの映画で大事だと思っているから。

映画とはジグソーパズルみたいなもので、そのどこのピースが欠けても完成しない。というのが僕の持論。
誰がいなくなっても映画にはならない。
だから全ての人が平等に大事。
なのでゲストキャスト。

もひとつちなみに僕は映画監督とは祭りの神輿だと思っている。
神輿がなくても祭りはできる。
でもやっぱりないと…ねぇ。
いい脚本、いいスタッフ、いいキャストがいれば、いい映画は撮れる。
正直、監督なんて一番いらない。
でもいないと…ねぇ。

そして神輿は自分で歩けない。
それは監督も一緒。
監督は一人では何もできない。
スタッフ、キャストが担いでくれるから前に進めるだけなのです。よく聞かれるのが「監督に必要な能力ってなんですか?」と質問。
基本的に「わからない」って、だって実際によくわからないし。
でも正直、言えるとしたら、「愛される能力」かなぁ。
僕の場合は「荻野の頼みじゃしょうがねぇなぁ」って感じがほぼだけど、それでも一緒に映画を撮ってくれる仲間がいるので、僕ごときでも映画監督とか言ってられる。
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も一つ最後に、僕の映画監督として大事にしていることは…志は高く腰は低く。
頭は下げるためにあります(笑


朝はケーキ、昼は焼きそば、夜はカレー。
お祭りか!と言いたくなる食生活ですね。

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