発表当初「PS4より高いやんけwww」とバカにしてたKindleOasisを予約したのでその話。Kindleのメディアをやってますが、持っているのは2013年の2代目PaperWhiteと同じく2代目のKindleFireHDXだけで「iPadがあればそれでいい」と思ってました。

そんなわけで、KindleOasisが発表直後の値段見て世の人々と同じように「PS4より高いとかAmazonバカじゃねーのwwww売れるわけねぇだろ」と反応してたんですがね。いや、なんかみんな「高すぎ」「こんなの売れるわけない」と実機を見たり触りもせずにネタにしはじめてるじゃないですか。

そしたらなんかKindleをよく知らない人たちにバカにされるのはつまらない。おそらく日本最速でバカにしたのはわたしですが、自分のこと棚上げスカイハイしてなんですが、Kindleバカにすんなと。そんな気持ちになってきまして。

電子書籍を世界で初めてビジネスとして実現させたAmazonが新しいアプローチをはじめたんだぜ。確かに、カタチはどう見ても変だ。片側だけの厚みをさして「最薄」とかツッコミどころがたくさんあるけども、CEOジェフ・ベゾスがTwitterで自信満々に予告した端末を「Amazonの迷走」なんてとらえるにはちょっと浅はかだったんじゃないかと思ったんだよね。

もしかして「読書とは何か」を問い直したかもしれない『KindleOasis』

ちゃんと宣言しますがわたしはデモ機も無料プレゼントも受け取ってませんし接待もされてませんからね。特に圧力もかかってないしステマとか、そんなんじゃないよ。 ほんとにキッカケは「なんか外野がバカにしてるのが気に障ったから、ちゃんと見極めよう」という職業意識的なもの。あいつを倒せるのはわたしだけだ!というのが一番近い感情。

まぁほらKindleで飯食ってるのに当たり前のコメンテーターじゃ芸がないしね。 ただ、衝動買いするには安いものでも無いためAmazonにとって「電子書籍とは何なのか」を知ろうと次の2冊を読み返しました。



他の電子書籍ストアと違って、Amazonは本屋でも出版社でも印刷会社でもないわけですよ。ネットで世界中のモノが買えて売れる「エブリシングストア」を作ろうとしている革新的な企業。だから、従来とはまったく違うアプローチで全てを破壊し作りなおしちゃう。まだ、ユーザーは物理の代替としてとらえやすい形で電子書籍と接してますが、AmazonというかCEOジェフ・ベゾスはもっと深く「読書とは何か」って視点で電子書籍を見ているんですよね。ウカウカしてると置いてかれるかもしれない。

Amazonが電子書籍に求めたのは「手の中で消えること」

電子書籍について語るときに必ずでるのは「フォント」「文字の大きさ」「行間」などの読みやすさや質量、インク、紙の手触りですがそれは良い読書に至るまでの要素でしかないんですよね。「防水じゃない!」とかそんなの読書関係ないじゃないですか。違うんですよ。

AmazonがKindleの開発で最初に目指したのは「良い読書とは手の中で本が消えること」なんですよ。他にも「60秒以内に欲しい本が買えてすぐ読める」「何百冊も持ち運べる」とか電子書籍ならではの特徴が求められましたがデバイス開発の出発点は手の中で消えること。

実際、物理書籍読んでてよくあるじゃないですか、本が消えること。わたしは没頭すると文字が映像に切り替わるタイプなんですがよほど面白くないと電子書籍でこれはないんですよね。もし、新しい発想でAmazonが取り組んだというデザイン・形状は電子書籍としての機能じゃなく体験に踏み込んだ端末だとしたら素敵じゃないですか。

たしかに高い。そしてこれは米国が開発したもんだから日本人の感覚にあっているとは一概にも言えない。でも、機能やサービスで十分成熟したKindleが次の段階を目指した機種だったとしたらそれを触りもせずにバカにするのはやっぱ浅いかもしれない

うん、もちろん勝手に期待してるだけなんでいつもどおり「またAmazonに騙された」となるかもしれないから、その時はちゃんと言いますね。まあ、そんだけ。わたしは勝手に今とてつもなくKindleOasisに期待してる。ただ、さすがに値段的にはオススメしづらいんだよなぁ。なんとか売れて量産型がでてくれないものか……。

4月27日発売!KindleOasis


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