月別アーカイブ / 2014年10月

女子フリーも終わりましたね。

今井遥選手、お疲れ様でした。

出来の良いフリーでしたね。

今井選手のスケートやポジションはとても品があって
好きなのですが、その品の良さが存分に活かされた
フリーでした。

冒頭の2A+3T、後半のジャンプが若干回転不足だったので、
一瞬転倒するのではないかと冷っとしましたが、
上手くこらえて流れに乗っていました。

そのあとは全体的に流れに乗って、安心して見られましたね。

小さな遊びの音で指先や首の角度を使って
音を表現する演技は、バレエ特有のフワッと浮くような
雰囲気が出ていて素敵だったと思います。

演技終了後のインタビューで、やわらかな今井選手の
笑顔が観られて、こちらまで嬉しくなりました。

まだシーズン始まったばかりです。

一つ一つをプラスに変えて頑張ってほしいと願っています。


そして、今シーズンはいくつかのルール変更がありました。

その一つとして、今年からダブルジャンプは
2回までしか繰り返すことができなくなりました。

選手もルールは頭でわかっているはずですが、
緊張する試合の中では間違ってカウントしてしまうことがあります。

この影響が出てしまったのが、グレイシー・ゴールド選手です。

演技序盤で2A+3Tの予定が、2A+2Tになってしまったので、
後半の3S+2T+2Tのコンビネーションの2Tの一つを
2Loに変えるか、辞める必要があったのですが、跳んでしまいました。

今シーズンからは、ダブルジャンプも2回までしか繰り返せないのです。

その結果、フリーにおいて今年のルールでは、
このコンビネーションジャンプ全体がエレメンツとしてカウントされず、
点数が0になってしまいます。

彼女の点数が伸びなかったのはこのためです。

ルール改正は頭でわかっていても、実際に対応するのは
容易ではありません。

普段の練習からルールに対応する練習が必要です。

選手の皆さんがルール改正によるミスをしないよう
心から祈るばかりです。

スケートアメリカ2日目の放送も面白かったですね。

まずは、今井遥選手。

音楽がマラゲーニャのせいか、去年よりぐっと大人びた
感じがしました。

3S+3Tのコンビネーションは良かったですね。

グランプリシリーズのような大きな大会で大技を決められると、
今シーズンの強みになると思います。

問題は3Lo。

選手は試合の間、何度も襲ってくる不安と闘いながら滑ります。

その不安に強気になれている間は良いのですが、
ふとした瞬間に怖くなったりすると、ミスが出てしまうものです。

また今回の今井選手の場合は、もしかしたら大技を決めて
安心しすぎたのかもしれません。

どちらにしても小さな心の隙が出てしまったのでしょう。

ただ全体としては身体もよく動いていたので、
なんとか気持ちを切り替えて、明日はさらに良い演技を
期待したいと思います。

そして、町田樹選手。

優勝おめでとうございます!

フリーも圧巻の演技でした。

もちろん、まだ完成ではないので後半のスタミナ不足で、
足が動かなくなっていたり、3Aが2Aになってしまったりしていました。

でも、シーズン序盤で4回転をしっかり2本入れてくるのは
素晴らしいことだと思います。

多分、今の町田選手のジャンプの確率は普段からものすごく高く、
ピークとか滑り込みがどうのとか、関係なく飛べるのでしょう。

そして、スタートの動きだし、ドキドキしました。

私はあれほど長く、音を聞いてスタートしたことがないのですが、
動かない時間が長ければ長いほど緊張感は増すので、
このプログラムは、そういう意味でもチャレンジだなぁ、
と感じました。

第9で滑るスケーターはあまり私の記憶にないので、
どんな風になるのかと思いましたが、
思いの外、意外なほど違和感なく自然な音楽でした。

そして、相変わらずステップ数の多いプログラムで、
観ている方は楽しいのですが、滑る側に立って考えると、
ぞっとする内容です。

それでも、町田選手なら、
シーズン後半にはこのプログラムを滑りきるのでしょうね。

そんないつでも自分を高める努力を惜しまない町田選手を
今シーズンも応援したいと思います。

とりあえず、1試合目、おつかれさまでした。

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