hello:)
素敵な1日でした。
俺のやってるCOUNTERCLOCKWISEと言うバンドはオリジナルのメンバーであるベースのKくん(今は釣り&サーフィン仲間)が抜けてからと言うもの、
なかなか次のメンバーが決まらなかったり、
決まってもまたそのメンバーが抜けてしまったりでなかなか思うようにいってなかった。
そして、おがたと言う昔から知るベースが入って、今の体制となるわけだけど…
そのおがたは高校生の頃から別のバンドで知っていて、
初めて一緒にライブをした後から毎日のように連れ回す仲になった。
今思えば、先輩のパワハラにも似た連れ回し方だったように思う。
現に先日、おがたと俺を引き合わせた平岩(現COUNTERCLOCKWISEギター)には、
「かつぅさんに会わせてしまった責任を感じていた」と言われた笑
そんな中、おがたは高校を辞め、一時家を飛び出していた。
「ウチ来い」と実家に居候させた。
昔から弟が欲しかった俺は、弟のように思ってたんだと思う。
俺はどれくらい居候してたか覚えはないんだけど、彼曰く3ヶ月ほどらしい。
俺の記憶ではとても短い期間だったし、
思い返すともう少しあの時世話してやれたんじゃないかと後悔の念もある。
その頃に聞いた話を、今も鮮明に覚えてる。
「バンドを続けたい夢の他に、料理人になるって夢もあるんです」って。
あいつの実家の前で聞いた。
「何やってもいいと思う。今バンドって目の前の事に一生懸命にやれる奴は、例えバンドでうまくいかなかったとしても、きっとまた次の目標に一生懸命になれる」
そんな話をした記憶があるようなないような。
わかんない、当時は俺もずっとバンドだけをやっていくつもりだったから、
それ以外の夢を持ってるおがたに、少し嫉妬にも似た寂しさを感じていたとは思うけど。
そんなおがたは数年後突然、京都の料亭に修行に出た。
7年本場京都で修行を積み、地元愛知で店を出す為に帰ってきた。
その時、カウクロのベースを探してた俺たちが声を掛けてメンバーとなる。
コロナ禍もあったり、なかなか思うような店舗に出会えず少し時間が掛かったが、
約1ヶ月前に名古屋で日本料理の店を出した。
そしてそんなおがたがずっと言っていた事がある。
「店を出したら、かつぅさんの両親を招待したい」
そんな日が今日、本当に来ました。
両親もとても褒めていた。
「立派になった」って。
彼が"夢を叶えた"とは今は言わない。
本人からすればスタートラインに立ったんだろうから。
先輩である俺からすると、
後輩の中でもとりわけ心配だったおがたが、
こんなに立派な店を構え、このコロナ禍の中オープン1ヶ月にして"予約の取れない店"にした。
偉そうな言い方ではあるけど、俺からしても
"立派"でしかない。
夢を語りあったあの頃から随分と月日が流れたけど、
あいつはきっと色々大変な事もあっただろうけどこうして店を出し、ずっと言い続けてきた事を果たしてくれた。
彼もまだ夢の途中。
俺もまだ、夢の途中。
「夢」なんてこっぱずかしい歳にはお互いなったが、
ずっと俺はカウクロのライブ中「夢を追うのに年齢なんか関係ない」と言い続けてきた。
今は同じバンドのメンバー。
ファミリーである。
ずっとファミリーだったけど。
おがたの語った"もう1つの夢"は、今や一緒に進める関係だ。
まだ、一緒に夢は見れる。
そして、俺には俺の夢もまだまだある。
おがたは今日「夢は口に出せばいい、それからその自分に追いつけばいい」とインスタに書いてた。
俺は俺の夢である、
多くの人が「クスッと笑ってまた明日頑張れる」
そんなライフスタイルを、
エンターテイメントを、
もっともっと発信していきたい。
抽象的に聞こえるかもしれないけど、俺にとっては具体的なんだ。
建前のような、キレイゴトのような話だけど、
本気でそう思ってる。
何度考えても、何をその方法としても、
最後に思う"やりたい事"はそれしかない。
釣りをその踏み台になんて思ってない。
釣りをさせてもらえる現場があって、
表舞台に立たせてくれるサポートメーカーがある。
なら、そこでそれを表現したい。
もちろん、バンドでも。
むしろ、その為に生活全てをかけていい。
「人生をかけるに値するものは夢しかない」んだから。
おがただけじゃなく、
カウクロを結成当時この先の人生の進み方に思い悩んでいた平岩も、
バンドに全ての生活をかけて決して楽な生活をしていなかったきょーへーも、
今やみんな立派な男。
ウダウダと燻り続けてる俺なんかよりもよっぽど人生大成功だ。
でも、まだ音楽を続けさせてくれる仲間がいる。
釣りでみんなの前に立たせてもらえる場所がある。
俺もやっぱり人生大成功中。
素晴らしい仲間と、夢と希望にまだまだ酔ってやりたい事をやっていく。
応援してくれる人がいる。
みんな乗っけてまだまだイクよ。
今日は、素敵な1日でした。
peace☮