最近ツイッターで話題になってるうつヌケを読んでみました。

10年近く続いていたうつのトンネルから抜けることができたサラリーマン漫画家の田中圭一さんが、自身のうつヌケ体験と、同様の体験をした人たちのインタビューを元にマンガにまとめたもの。

わたし自身は本当の鬱こそなったことないものの、会社員時代にブラック企業で嫌がらせ受けたことがあり、精神安定剤のお世話になりまくったので、いま思えばあれはプチ鬱状態だったと思う…。
めっちゃしんどかった。二度とあれには戻りたくない。(だから最近はよく遊び、よく寝て、さっさと仕事は閉店する)

さて、転職による職種の変更ですっかり自信を失くしうつトンネルに入ってしまった作者ですが、ある日本屋で見つけた本で、自分に対するポジティブな呼びかけが効果的とわかり、ちょっとずつ自分を取り戻してきたときに、まさかのリストラ。

zc45k1PN6j.jpg

で、私も自分の体験とかぶるんですが、社長から散々嫌がらせされ、精神的に追い詰められて過呼吸起こしまくってたある日、まさかのクビ宣告をされたのですが、

「あ、クビになったからには、この仕事を我慢するんじゃなくて、職探しするしかないんだ」

と、急に目の前が晴れたのを覚えてます。

で、作者の場合、この後また「鬱の突然リターン」がおこって絶望的な気持ちになるんですが、仕事とか精神的なものとか関係なしに、気温差が原因で鬱の妖怪が現れると気づく。
PHH00adlk2.jpg
hWtHZ7mYGE.jpg

気温って侮れないなーと思うのは、
また私の話になるんですが、私は偏頭痛持ちで、低気圧の日は吐くほどの偏頭痛に襲われることがあるのです。
頭痛で寝込むなんてマジ?って聞かれるけどマジ!!!!何もできない。
しかもそんな頭痛が天気というどうしようもないもので左右されるという…いやぁ人間も動物で、自然界の一員なんだなぁ…としみじみ。

だから気温差が鬱を引き起こすってことも不思議じゃないし、鬱って意外に身近なところにスイッチがあるんだなーと思いました。

d15827KaD6.jpg
うつを妖怪だと例えてますが、頭痛もそんな感じで、付き合い方と「今日くるかも?!」ってのがわかってればそこまで恐れるもんでもない。

全編通して、とってもよかったです。今鬱で苦しんでる人や、家族が鬱で苦しんでる人に、きっと抜けられるトンネルだからね!!と背中を押してくれる本だなーと思いました。


余談ですが、わたし田中圭一さんの作品が大好きで…。
絵の模写力すごくないですか?!この方、手塚治虫さんの絵とか藤子不二雄さんの絵とか、すんごい再現力でパロっちゃう人なんですよね。もっと劇画チックな絵も描けるし、この本に出てくるずんずんさんの絵もずんずんタッチで再現してるし…。
こんな天才でも鬱になるんだなーと思うと、ほんと、誰がいつどんな病気に襲われるかわからんなぁと実感するのであります。