かわいそうだったよな。
川島如恵留と松田元太は泣いたってな。
七五三掛龍也も声を震わせていたって。
繊細な吉澤閑也はケアにまわったか。
気遣いの若者だな。
泣くのは引退のときだけだ、と中村海人は剛毅なところを見せた。
まだ足りないのかな、と松倉海斗は謙虚に反省し前を見た。
残酷なのもエンターテインメントだ、と宮近海斗は自虐的に冷静だった。
みんなそれぞれにライバルの2グループに先を越されたことを、
それぞれの感性と人間性で捉えた。
でも、みんなで不屈のバネを共有したんだろうなぁ。
CDデビューを達成する前に、
アメリカ留学が決まったとき、
これはいずれ何かあるな、と思ったよ。
トラジャのオリジナル曲に「夢のHollywood」てのがあるだろ。
歌詞がいいんだ歌詞がよ。
♪ 掴み取れ 駆け上がれ Allnight Dancing
夢のHollywood タキシード決め Line Dance
踊り続けよう キラメク世界
世界でやるってことやん。
キラメク世界へトラジャは駆け上がる。
トラジャ7人で数十人規模の多様性を持っている。
7人で固まんないのよ。
何かフワッとそのまま膨らんでいく。
こんな多様性と柔軟な膨らみを持っているのは、
トラジャの真骨頂だ、
と僕は思うのよ。
今回は1人1人名を挙げないないけれどね、
みんな1人1人が他の6人にはない
淡色ながら不思議な味わいを持ってるんだよ。
それでいてバランスがいい。
膨らむのよ。
それに向こうが目をつけたのよ。
トラジャの多様性と膨らみに、
まずは乾杯しておこう。