月別アーカイブ / 2022年01月



昨年12月のLUNGS上演(東京グローブ座)は、

神山智洋の名を広範な層に広げたんじゃないかな。

LUNGSは現代戯曲の最高傑作、

という呼び声が高いのよ。

セリフの熱度がハンパない2人芝居だ。

当然、長セリフになる。

主演の神山くんが唯一の共演者の奥村佳恵さんと、

休憩なしで1時間40分を突っ走る。

2人のセリフが

ときに細密な2個の歯車のように噛み合い、

ときに不協和音を発しながら、

熱度を高めながら展開していく。

この戯曲はイギリスの劇作家ダンカン・マクミランが

2011年に発表したもの。

今の日本が厳しく直面せざるを得ないような

環境問題などを織り交ぜながら、

若いカップルが(自分達もそろそろ子供を持つべきか)

をテーマにディベートのように早口のセリフを闘わせていく。

リアル、実にリアルな会話劇なのよ。

神山智洋のセリフ力には、

彼の音楽的センスが渦のように流れていたな。

ジャニーズWESTの音楽活動にあっては、

キレキレのダンスも含めて

神山くんは牽引車だろ。

ギター、ベース、ドラム、トランペット

と何でもござれで作詞作曲もいける。

きっと、

早口の長セリフには、

ダンスパフォーマンスと音楽的スキルの蓄積が活きている。

こう書いてくるとLUNNGSを観てきたようだが、

症状が安定しない関節リウマチの車いすユーザー。

観劇は症状悪化への一直線になりそうなのよ。

観てきた者の感想などに頼って書いた。


ネットで早く公開してほしい。


 




一体、何があったのだ。

在宅介護を受けていた母が亡くなり、

自らも介護に熱心だったという容疑者で60代の息子は、

訪問医療の医師を人質に取り立てこもった。

医師はやはり容疑者の母の在宅介護を担当していた

理学療法士と介護士の2人を伴い、

弔問に訪れていた。

理学療法士は散弾銃で撃たれ重傷、

介護士は催眠スプレーをかけられ目に軽傷を負った。

人質になった医師はその間に撃たれたものか、

救出されたときは心肺停止状態で、

その後、搬送された先の病院で死亡が確認された。


さあ、何が何だかさっぱり解らない。

健常者だったときの僕なら、

これだけの事実があれば思いを巡らせて、

こうこうだったのではないかと推測するだろう。

でも、

今の僕は要介護3で、訪問看護、訪問入浴介護、

訪問マッサージを週1回ずつ受ける身だ。

介護保険の恩恵で症状の悪化を防ぎ体を清潔に保ち、

執筆などの仕事も曲がりなりにこなしている。

妻も大いに助かっているはずだ。

そういう身の上だから、

お母さんの在宅介護を担当してくれた人達を、

その死後、

散弾銃と催涙スプレーで襲うなど、

さっぱりさっぱりわけが解らない。

計画的犯行だから余計わけが解らない。

取り調べが進んで、

僕にとってはなお不可解な何かがめくれてくる

のかもしれない。

そのときに改めて考えてみよう。

介護サービスを行っている皆さん、

この事件に動揺することなく、

普段通りお仕事にご精励ください。



 




痛ましい事件だ。

JR宇都宮線の車内で起きた事件は、

男子高校生が優先席で傍若無人に喫煙する男に注意したところ、

暴行を受けて大怪我を負ったというもの。

双方に連れがいて制止したものの、

体を張ってのものではなかったようだ。

たまたま乗り合わせていた人達が

見て見ぬふりしかできなかったのは、

狂気に駆られたような事件が頻発している状況下にあっては、

無理もないかもしれない。

自分は安全圏にいての批判は意味がないからだ。

朝倉さんのTwitterは多くの人達の胸を揺さぶった。

「電車の子の勇気は凄いけど、

 話がわからない馬鹿にはなるべく関わらないほうが賢い」

大馬鹿者が多い現代社会では正論である。

但し、朝倉さんが乗り合わせていたら制止に向かい、

それでも暴行をやめなかったら一撃の下に倒していたろう。

今の世の中は正義感を振りかざすには、

力ずくになっても押さえ込める自信がないと駄目ですよ。

勇気や、生兵法では怪我をしますよ、

との戒めのTwitterだと思う。


僕は小中高時代、

弱いくせに向こう意気が強く、

売られた喧嘩を五回ほど買ったかな。

全敗だったけど、

未だに後悔していない。

仮に車いすの僕が乗り合わせていたらどうしただろう。

「みなさん、スマホや,ケータイでジャンジャン110番してください!

 そのほかの皆さんは僕の(暴力反対)の声に唱和してください。

 暴力反対、暴力反対、暴力反対・・・」

この程度はやったかもしれない。

暴力反対、が必死のシュプレヒコールになれば、

その大馬鹿者の足をすくめさせることはできたかもしれない。


それにしても、

生きづらい世の中だよなあ。










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