月別アーカイブ / 2020年12月


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だいぶ昔

大手出版社の僕の担当編集者が

こんなことを言った

「冬は朝帰りと言ってもまだ暗いけど、

 夏はもう明るいでしょ。あの人、

 何やっている人だろ、と変に思われて

 嫌だったですよ」


今はだいぶ作家も常識的になったが

僕が40代50代の頃は

飲みだしたら朝までが当たり前の

酒豪作家がゴロゴロいた

僕もその端くれだったかな


担当編集者も

朝まで付き合う酒豪が多かったんだよ

はしごしながら語りあううちに

新しい作品のヒントが生まれることもあったから

持ちつ持たれつの関係でもあったかな


僕らは原稿を渡せばそれで終わりだろ

でも

編集者の締切はそれからなのよ

何人もの作家を担当しているから

飲まなくても

朝帰りは珍しいことではなかった


 出勤は午後からが当たり前だった


因果な商売だったと思うよ

ただ

朝帰りが当たり前なことを逆手にとり

仕事ということにして

いい思いもしていたんじゃないかな


編集者には女性も多かった


編集者は編集者と結婚しなかった

手のうちを知り尽くした相手って嫌だろ

お互いにさ


文芸ジャンルの編集者同士の結婚は

離婚率が高かった


前述の言葉を発した僕の担当編集者は

奥さんはまったく分野の違う仕事の人だった

だから

子供が生まれてもいい家庭を築くことができた



芸能人同士の結婚は

何かあればメディアが好餌にするので

大変だと思うよ


どっちかが〈稀に主夫もいるので〉

完全に引退して家庭に入れば別だけど

共に芸能活動を続ければ

すれ違いが多くなる


夫婦間の収入に大きな格差が生まれても

ギクシャクすることがあるし

感情のズレが生まれやすい

離婚が目立つ組み合わせだよね


草なぎさんは

フレンチブルドッグの

クルミちゃんに癒やされていたんだろうね


クルミちゃんに重ねて

結婚するなら

仕事を終えて戻れば優しく迎えてくれる

そういう人が待つ家庭を求めていた


お相手は芸能界とは無縁の一般女性で

スレンダー美人だという


フアンも喜んで納得してくれるな


何かほっこり感いっぱいの

結婚ニュースだったな







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 今年はついに

都心の事務所には

1度も顔を出さずに終わる


膠原病の症状がもっと安定すれば

車椅子でも月に1,2度は出社できる


それがこっちの思い通りには

安定しなかったことと

コロナ禍が収まらず

免疫が落ちている身では

大事をとらざるを得なかった


事務所のスタッフとの

連絡は充分に取れており

デスクワークの執筆か

自宅での短い時間ですませられる取材以外

引き受けていないので

仕事的には出社しないでも用を足せた


そのかわり

自宅で僕が使うのはノートパソコンになる

事務所に置いてある

僕専用のパソコンでは滅多に起こらない

出来事が油断するとすぐに起きる


僕はパソコンを自分で習得した

よほど解らないことはスタッフに訊いたが

見かけよりも負けず嫌いの性分で

何でも闇雲にクリックなどして

自分でやり方を覚えた


当然

癖がある

普通みんな両手の指でキーを叩いている

ところが 僕は右手の人差指のみで操作している

だいぶ習熟した頃

両手の指を使ってやってみたが

右手人差し指1本のやり方に比べて

スピードがかなり落ちる

それにコソコソした

泥棒の足音のような音が気に食わない


右手人差し指による1指流は

カタカタと耳に小気味よく響く音になる


創作などで興に乗ってくると

僕の右手人差し指はキーボードの上を

ブレイクダンスのように跳ね回る

カタカタカタカタカタカタカタカタ~

力が入るので音も高くなる


カタカタカッタン カタカタカッタン

と僕は口でリズムを取りながら打つ

頭の中の情景は確実に文字に化けていく


痛快な瞬間よ


そんなとき

多くはブログのときに起こるが

快調で結末まで一気だぞ

といい気分で

カタカタカッタンをやっている最中に

不意に後ろから袈裟懸けに斬り下ろされたように

パッと本文が消滅する


どこかに飛んで残っていないか

といろいろ試みても徒労に終わった

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がっくりくるけれど

しょうがねーな

とすぐに受け入れて

最初の1行からやり直している

こんなことが2,3回起きれば利口になる


数行書いては

下書き保存をクリックするようになった


でもさ

興に乗ったらそんなことできねえよ

カタカタカッタン カタカタカッタン

口ずさみながら音高くカタカタ叩いていると

パッだもの


この20年で消滅事件は40件前後はあった


この12月には2件もやった


まっ 僕の宿命の1つだろうね



さて

僕も仲間になっているKSACという

画家中心のアーティストの会があって

2,3ヶ月前

KSACグループ展の1つが終わって

オンライン打ち上げをやろうということになった

僕は体調のこともあって

1年半以上も仲間たちと会うことも

仲間たちのナマの作品も鑑賞できなくなっている


大乗り気で参加したが

画面に映り込む

仲間たちみんなの様子にほっこりした


ところがだよ

幼時からやや難聴気味の僕には

パソコンの音声が蚊の囁きだった


それで音声を大きくしようと

あれこれやってみたがうまくいかなかった

親切な仲間がペーパーに書いて掲げたので

最低のコミュニケーションは取れました


さて

昨日は19時から1時間

KSACのオンライン忘年会だった


万全を期してパソコンの音量を上げ

イヤホーンまで差し込んだ


スマホも脇に置き2刀流で望むことにした

さて

早めに待機と接続したら僕自身が大写しになった

これは自撮りだ まずいぞ

あちこちをクリック

仲間たちが映らない


そのことに慌てて

スマホのほうをパチパチやっていたら

ホストの声が蚊の囁き

パソコンに戻ってカタカタやったり

見える記号を片端からクリック


駄目だ駄目だでスマホへ


向こうの動画が出たんだよ

でも 見知らぬ人

向こうにも僕の動画が出たらしく

怪訝な顔をしている


こりゃ大変だ

関係ないミーティングに飛び込んでしまったぞ


うろたえてパソコンに戻り

クリックしまくっているうちに

ログイン画面が出た

パスワードを忘れたら~

とあったのでクリックしたら

メールを見よ

と指示するではないか


メールをチェックくしたら

〈あなたのアカウントで

パスワード変更の依頼がありました〉


ズームのアホンダラが

僕に決まってるだろうが


URLをクリックしたら

ごく簡単です

と嘲笑したような文面が出た

数字1つ大文字1つ小文字1つは

それぞれ入れろだって

えーい 面倒だ


Ab1

でどうだ


と入れてからあれこれやってみましたが

ついに時間切れに相成ったのでした


ああ疲れた


でも

KAACの皆さん

懲りずにオンライン新年会をやりましょうね














嫌な感じだな

大晦日までに2回ぐらい

千人突破があるんじゃないか


今日の発表では

70代と80代が共に40人超か


僕も80歳だから気になんのよ


家庭内感染をしたのだろうか

それとも 院内感染が減らないのかな


まさか70代80代が活発に出歩いて

会食も盛んにやっているってことはないだろ


巷にそんな様子はあまり感じられない



感染したら運が悪いってことかな

そのように思いだしたら

コロナに対する恐怖心が飛散し

警戒心が薄れてくるんだ


他人事になってな

これは怖いぜ


5歳の春と夏

東京都下の我が家の上空域は

戦場だった

空襲警報が鳴ると防空壕に飛び込み

解除に鳴ると飛び出した


でも

それは春のこと

夏になると空襲警報が鳴ると

庭までは出た


防空壕に入らずに

空中戦を見上げていた

巴戦をやってるんだ

あれになると

必ずどっちかは落とされた

味方機が勝つと

いっせいに拍手だよ


夜間戦闘では数発に1発は

弾着を見極めるための曳光弾だから

夜空に赤い点線が描かれる

戦争なんて感じなかったよ

きれいだな

って思ったんだから


死ぬときは何やったって死ぬ

父からそんな言葉を何度か聞いたな


父も母も姉たちも

ぽかんと口を開けて

夜間の空戦を見上げていたんだもの

5歳の僕だってそうだった


死ぬときは何やったって死ぬ

は裏を返せば

自分たちだけは大丈夫だ

っていう思い込みにほかならない


恐怖心 警戒心が鈍麻してくると

運に責任を転嫁するんだよ


大変なところにいるのにな


コロナに対して

感覚が鈍麻してきたんじゃないか


いちばん怖いことだよ











 

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