月別アーカイブ / 2020年01月


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新19歳
つまり
79歳の昨年は
我が人生最悪の年だった

嘆くのではなく
単に事実を述べていく
そう決めたときに
自分の頭のカラーリングの変遷が
走馬灯のようによぎった

今は冒頭に掲出した写真のように
オレンジをメインに
黄色と赤を隠し味的に入れている

昨年の6月に
車椅子生活になって
長年の行きつけの
ヘアサロンにオサラバし
自宅から車で近い
バリアフリー対応の
ヘアサロンに替えて
やってくれる人に
負担がかからぬよう
シンプルなカラーリングにした
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↑これは30年ほど前
総青髪が始まりだったが
しばらくして紫を入れた
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このバージョンは短かったかな

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青髪を側頭部に多く残していたっけ
この時期は

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紫もグリーンも赤も
もちろん 青も残して
レインボーカラー1歩手前かな

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こんな感じに戻して
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レインボーカラーは長かった
これは4年前のもの

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この人もレインボーカラー

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そして 今に近い

冒頭の写真は数日前の自撮り

さて
80代に何をメインに進んでいくか
カラーリングじゃないですよ
為すべきことです

昨年は
5月に圧迫骨折
それで2017年5月に発症した
関節リウマチを悪化させ
車椅子のユーザーになりました

追い討ちをかけられるように
間質性肺炎になり
救急車による入退院を繰り返し
退院後も
再発予防の服薬が続いています

強い薬なので免疫が落ち
暮れから正月にかけて
風邪状態が抜けなかった

しかし
やっと抜けてくれたようです

後は関節リウマチですが
なるべく自然寛解的な状態を目指し
夏までに普通に歩けるようになる。

そう決めました

車椅子よサヨウナラ
です

発症前まで気が向くと
麻布十番の事務所から
武蔵野市の自宅まで歩いて帰りました
20キロあまりでしたが

74歳までの7年間は
毎年正月に2泊3日で
旧東海道を六十キロ前後歩き継いで
完歩し三条大橋に立ちました

それが祟ったとは思わない
新しい試練を課されたのだと思っています

80代は為すべきことを粛々と
淡々と
楽しんで成していく

講演と読み聞かせ活動のオファーは
今は受けられない状態ですが
いずれ再開します

でも
80代の本線は小説の執筆になります

発酵しつつあるものが随分溜まりました

多様な活動は続いていくと思いますが
量的には少なくなっていきます

執筆活動も
長編小説に換算すれば
年1冊でしょうね

すべてに少なめでも
すべてに内容を充実して
80代のスタートラインにつきます

軽快に
やって楽しいことを大切に
無理のない走りをしていきます


きみよ
我が友 車椅子よ
きみのおかげで
きみの目線で
それまでの僕には
見えなかったものが
どんどん見えたよ

今年もよろしく

もしも
サヨウナラの時期がきたら
泣いて笑ってサヨウナラだ

お互いにな





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大河ドラマ「麒麟がくる」は
光秀をどう描くのか

動物園のキリンではなく
麒麟児の麒麟だから
頭脳 性格共に明晰で
人々に慕われる人間として描き
本能寺の変に至るまでの
様々な困難に直面して
悩み乗り越えていく(ドラマとしての)
実像を感動的に積み重ねていく
と 思う

ただ 逆臣だったという重い事実を
どのように料理するのか
作りが不自然だったら
視聴者の共感は得られまい

いずれにしろ
時はいまだ戦国の世である
下克上が習いの時代である

武田 上杉 北条 今川 毛利
名だたる戦国大名家で
下克上なしで興隆した家はない

織田信長にしろ
織田本家筋の清洲織田家を滅ぼし
一時的な方便だったとは言え
後ろ盾として将軍職に立てて
主君と仰いだ足利義昭を追放し
下克上をやってきている

戦国の世は強いものが
より強くなっていく過程で
下克上はつきものであり
それを突き詰めていくところに
天下統一がある

乱世における下克上は
正義の側面を持っている
暗愚な主君に忠義を尽くしたら
共に滅ぶのを覚悟するしかない

有能なものが上を押しのけていく
当然の理であり
自他共に認める能力の持ち主なら
その野心を抱かなければおかしい

光秀が謀反に至った動機は
それだけで辞書ができるほど
諸説異説が氾濫している

100%決定的なものは1つもない
怨恨説も多々あるが
この時代に怨恨で主君を弑するのは
愚かとしか言いようがない

やはり
信長が隙を見せ
戦国後期の気風を代表する
天下取りの野心を秘めた光秀が
チャンスとばかりに
その野心を露わにした
ということではないか

柴田勝家は北陸に
滝川一益は関東に
羽柴秀吉は山陽道にあり
丹羽長秀は四国攻略軍の副将として
渡海を控えていた

織田家の重臣たちは
何かが信長に起きても
すぐに駆けつけられる状態になかった

山陽道から秀吉に出陣を仰がれた
信長はまず光秀にその後詰として
赴かせようとした

つまり
信長の比較的身近にいた重臣は
光秀だけだった

戦国の世も大詰めに近づいていたが
ここで野心を見せなきゃ
戦国の武将じゃない

本能寺の変は光秀による
天下取りの幕開けであり
すぐに幕を閉じざるを得なかった
駄作としての悲劇だった

しょせんは
それだけの器量だったのではないか

ただ戦国最後の派手な下克上劇だったこと
討った相手が天下統一を
はっきり視野に入れた信長だったこと
のちに天下を取る秀吉に
弔い合戦を仕掛けられたことなどで
光秀は江戸期には三つ子でも知る
逆臣中の逆臣として名を売り
今の世に汚名を残すことになる

この光秀を麒麟とするには
本能寺の変をどのようにクリアするかだが
大変な大技が必要だろう

それだけに期待もしたい

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中島みゆきの声と出会ったのは
30代半ばの頃
小説家への道が閉ざされたか
と 思うほどの挫折感があった

毎夜
呑んだくれて
その夜も
ハシゴして
帰る気になかなかなれず
もう閉店の準備をしている
小さな居酒屋に入ったの

カウンターで
もう飲めない状態なのに
無理して飲んでいたら
流れてきたんだよ

♪ 今日はこんなに悲しくても
   涙も枯れ果てて

よせよう 
こんな暗い歌
ってママに文句言いかけて
やめて聴き入ったんだよ

その声がいつの間にかさ
僕の空洞になってる
胸の中で響いてんの
何だかしぶとく優しくね

聴かされちゃうんだよ
胸の痛みを
裏から癒してくれるような力がある
歌の抗菌剤だな これ
と 思ったよ

歌詞と
感情の断片を引っ付けている
感じの声に
はじめ騙されたが
ちっとも暗くねえ

♪ あんな時代もあったねと
   きっと笑って話せるわ

ほんとにそうだ
と 頷いていたよ

そうか
この人の歌は
聴いているうちに
元気を貰えるんだ と

この人 何て言う歌手?
ママに訊いたら
中島みゆきって一言

シンガーソングライターの強みだよな
詞が先か 曲が先かは関係ないな
どっちみち自分だもの

それで
聴く者の気持ちを切り替えさせる
ことがうまいんだ
前へな

でも
もっと何かあるぜ この人

そのことが心に残ったよ

それから5、6年してな
僕は直木賞を受賞して
小説家としての基盤を作ることができた

いい気になってよ
毎夜
銀座 六本木界隈を飲み歩いていた
そんなときに
「悪女」を聴いたのよ

カワイイ悪女だな
いじらしくて
こんなコと付き合いたいなって

見栄張ってさ
かえって辛いだろうに

♪ 涙ぽろぽろ ぽろぽろ
   流れて 涸れてから

人前でもそれでいんだよ
泣いてくれよ
ぽろぽろ 僕の前でな

勝手に語りかけているときに
ハッとしたのよ
これって
今の時代の風潮を
歌い上げてるなって

1980年代初めって
高度経済成長の恩恵が続いて
みんなが豊かに
享楽を追求していたものな

しかし
危うい感じが底流として流れていた
多くの人は本能的に無意識に
そのことを感じとっていたんじゃないかな

みんな無理していた
背伸びして見え張って競争してな

素直になんなきゃ
と思いながら流されていた

悪女を演じていたんだよ

中島みゆきが凄いのは
元気をなくしている
人間に寄り添いながら
いつの間にか
そうっと背中を押している

だから 元気が出るんだ
でも 聴いていて
もっと重いものを
心に置いていくような
感覚になるのは
時代なんだ
その時代を歌い上げているんだ

「時代」だってそうだ
1970年代は
世の中のいろんなものが
価値を変えながら
多様化していった時代で
それに合わず落ちこぼれていって
挫折や 絶望を味わう人たちが多かった

そういう人の救世主的歌だったんだよ

もっとはっきり言えば
その時代の滴りを歌い上げている
だから
心に強く響くものが残るんだ
ずしっと残るんだ

ここでは2曲しか取りあげなかったけれど
みんな
好きな曲の時代を意識して
聴いてごらん
歌ってごらん

納得がいくぜ





   


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