月別アーカイブ / 2019年07月


人を傷つける人って

 自分が傷つけられると

 凄く怒る人が多い。

 それで気がすんじゃって

 傷が残んないのかな。

 また平気で人を傷つける。


 傷つけられて

 何も言えない人って

 デリケートだから

 小さい傷でもなかなか癒えないし

 むしろ 深くしていく傾向がある。

 そんな自分を駄目だ

 と思ったりしながらね。

 だから

 だから

 知ってほしいんだよ

 人を傷つけて平気な人に

 あんなことで傷つきゃしねえだろ

 って違うんだよってことをさ。

 傷つくんだよ

 小さくても

 深く深く

 心に潜行していくんだよ。

 そのことを

 どうかどうか知ってほしい。


 
人生に岐路はつきものだが

 出版界がまだ元気だった頃

業界新聞社勤めの後輩が

 出版社2社から誘われた。

 1社は新興の出版社

 ヒット作を連発して

 何しろ給料がいい

 ボーナスを合わせると

 今いる業界新聞社の2倍近い。
 
 もう1社は創業20年ながら

 社員数数名の小出版社。

 実業書を地道に出版している。

 給料は今までのところより少しいいが

 事情通に訊くと

 編集で入っても

 営業も雑用もやらされる。

 深夜までの残業も多く

 そのくせ編集部所属は

 残業費はつかないという。

 今で言うブラック企業だな。

 どう思うか訊かれたので

 きみはどうなんだ

 と訊き返した。

 天国と地獄ほどの差がありますが

 地獄を選びます

 と爽やかに答えた。

 僕もそれが正解だと思う

 と言った。

 新興のところでね

 その業界の常識に反した

 待遇をするところは

 もう頂点にきていて

 急な下り坂が待っているか

 疚しいことをやっている。

 案の定

 その出版社は

 それから間もなくして潰れた。

 後輩が入ったところは

 出版不況が始まっても

 地道に業績をあげて

 50人規模の出版社になり

 待遇や

 労働環境も格段に改善された。

 ITバブルの時代にも

 天国のような条件で

 求人していたところは

 ITバブルが弾けてみんな弾けた。

 生き残っているのは

 地道にやってきたところだ。


 岐路の一方が天国のようだったら

 気をつけろ

 地獄が待ってる。

 地獄のような条件のところが

 しぶとく成長して

 すべてに改善されていく

 傾向が見られる。

 


 陰口に強い人は

 陰口を告げ口する人の言を

 うなずきながら聞き流している。

 ただ 聞くべきところは

 ちゃんと聞いている。

 陰口をする人が

 自分にどういう感情を持っているか

 をチェックするためである。

 その人の性格を

 心得ておきたいからである。

 内心で軽蔑しても

 決して腹を立てない。

 陰口を叩かれて

 ようやく一人前だ

 と思っているからである。

 ときどき

 陰口に納得して教訓にし

 自分の成長の糧にしている。

 
 陰口に腹を立てる人は

 陰口に弱い。

 腹を立て気にして

 くよくよ悩む。

 陰口に弱い人の多くは

 陰口を叩く人でもある。

 陰口を叩くことが

 弱いことの証明であること

 充分自覚している。


 陰口を気にするな

 
ニヤリと笑って

 俺も陰口を叩かれるようになったか

 と自信を持て

 
陰口に力はない

 
誰かが言った陰口を用いる人は

 悪意の人である

 

 

 

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