月別アーカイブ / 2019年04月


 いいよ

 いいんだよ

 二股かける女なんて

 フラれてよかったじゃない

 フラれないほうに選ばれて

 結婚なんかへ行っちゃったら

 最悪だろ

 二股かける女は

 結婚してから

 フッたやつと再会して

 つい成り行きで

 ってケースも多いのよ

 浮気だけどね

 結婚相手は

 打算で選んでるから

 ウワキ

 想像しただけでやだろ

 キモくてキモくて

 
 普通に浮気する率も高い

 そんな女を憎んで

 どっすんのさ

 前を向きなよ前を

 感じがよくて

 心根もいい子が

 ワンサカひしめいている

 1年経ってごらん

 あのときはフッてくれて

 有難うって

 涙流して喜ぶから

  





 5歳児のクラスで

 次にラクダが登場する

 絵本を読み聞かせるので

 ラクダの絵を見せながら

  コブの中には

  何が入っている?

  と質問した

  パッといくつもの手が挙がった

  中には周りを見て

  手を挙げた子もいる

  いろんな答えが出た

  パワー

  栄養

  油

  みんないい答えで正解だ

  水

  僕らが子供の頃は

  そう教えられた

  女の子に訊いた

  さっき

  周りを見て手を挙げた子だ

  多分 答えを知らないで

  手を挙げている

  思ったことでいいんだよ

  とフォローした

  ちょっと考えて

  服

  と答えた

  そう 正解だ

  素晴らしいよ

  と僕は褒めてから

  ラクダは砂漠を何日も

  飲まず食わずで旅をしている

 コブの中に服を

  いっぱい入れておけば

  毎日おしゃれが楽しめて

  退屈しないものね

  じゃ きみは大きくなったら

  ファッションモデルに

  なりなさい

  それともデザイナーかな

  と 言った

  女の子は嬉しそうだった

  でたらめを答えたのではない

  彼女の感性のスクリーンに

  コブの中に服を

  いっぱい詰めた

  ラクダが映ったのだ

  だから

  素晴らしい

  間違いだと言ったら

 その子は深く傷ついた

 感性を歪めてしまう

 認めるということは

 子供の感性を

 羽ばたかせる

   

   


 


    

   


 そうか高2か

中2のときに初恋を
経験したんだ
片想いかい

告白もできなかったって

それでいいんだよ

淡くて切なくて
心に残る
初恋の前段階の初恋は
そんなものなんだよ

オクテだった僕の前段階は
高1の1学期
同じクラスで
斜め前の机にいた
開けられた窓から
そよ風が入ってきて
彼女のうなじの産毛を
そっとめくりあげてね

ズキーンとくるんだ
股間が反応して
そのことで自分で恥じ入って
顔を真っ赤にして

授業は耳に入らない
英語と数学は
それで響いて
卒業するまで
苦手だった

体育の時間に
風邪で熱が出て
教室で自習していていい
と体育教師が言った

彼女の机に
制服の上着が畳んであった
恐る恐るね
その制服にキスをしたの
それが唯一の収穫だったなあ

きみは今
本物の初恋をしているんだ
彼女は他校の3年だって
きみはテニス部か
きみがその高校に
対抗試合で行ったさい
応援にきていたって
無論
向こうの選手の応援だよね

彼女から声をかけてきて
ラインでつながったって

きみより遅いけどね
大学に入ってすぐに
僕も本物の初恋をした

庭で学内同人誌の
勧誘と販売をしていた
文芸のクラブに
入るつもりはなかったけど
同人誌は買った

それが始まりだった
彼女の下宿に
泊まったこともある
でも
3ヶ月ぐらいで
振られたよ

それからだいぶ経って
その同人誌に載っていた
彼女の作品に
僕らしき人物が
登場していた

遊ばれたんだよ

ラインじゃ
いっとき
暇さえあれば
会話してたろ
やはりね

彼女の返信が
すくなくなって
もういいから☆〜(ゝ。∂)
ってのを最後に
ブロックされたんだ

振られて正解なんだよ
もう受験勉強を始めなきや
1年半後
志望校だった
大学のキャンパスを
胸張って歩きなよ

きみは本物の初恋も
経験したし
今度はいい恋ができる
さあ
心から彼女の残滓を
搾り出し
栄冠に向かって🌈🌈🌈









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