1で 非老=老いに非ず という生き方について



3つの道標を掲げた。




● 年齢を強く意識しろ



● 好奇心を強く養え



● 若い世代を見習え




以上の3つである。

「年齢を強く意識しろ」については

解りづらいかもしれない。

70歳なら70歳 80歳なら80歳という年齢を意識して

その年齢相応の生き方をしろ というのではない。

むしろ まったく逆である。


70歳になった。

この年齢を強く意識することにより

自分はこれから自分らしくどう生きるか

ということである。


すでに他界したが

同年の知人がいて

若いときはダンディーだった。

分別盛りには

イタリアンブランドに身を固めた

チョイ悪親父風だった。

リタイアして数年ぶりに会った。

まだ60代後半だったが

見事に地味な服装になり老け込んでいた。

「どうしたんだい? 随分おとなしくなったじゃないか」

驚いて訊くと

「いやもうカッコつけられないよなあ 年齢(とし)だし」

と 見慣れ過ぎているはずなのに

僕のファッションを眩しそうに

怪訝そうに見て言った。

「きみは変わらないね」

「年齢に関係なく僕は僕だから」

どうして普通に年寄り臭い装いになったのか

それを遠慮なく訊いた。

「リタイアして間もなくだったか

 同期会に出ようとしてピンクの縦縞シャツに

 茶皮のベストを着てイタリアンカットの

 靴を履いて出ようとしたんだよ」

「それで?」

「女房にたしなめられた。年齢を考えなさいってね」


彼はそれ以来 すべてに地味になり


行動力も失くしてきた。


彼は大変消極的に自分の年齢を考え


周りの同年輩に合わせた生き方をするようになった。


往年のダンディーぶりは


ただカッコつけていただけだった ということになる。


この生き方が普通かもしれない。


しかし


それでは非老の生き方にはならない。


70歳なら70歳という年齢を強く意識し自覚することで


それなら少しでも自分らしく


少しでも若々しく


少しでも感受性をみずみずしく保ち


周りの同年輩にならうのではなく


その意識 自覚に立った


自分らしい生き方をしていこう。


これが非老の考え方であり


強く年齢を意識することで


若々しく生きることにつながる。


まずは意識の変革である。



では


次回の3からは


どのように心がけたら


年齢を強く意識できて


老いに非ずにつながるかについて


8項目を挙げて順次考えてみたい。


( 年齢を強く意識しろ)の8つの細目


ということになる。