月別アーカイブ / 2018年08月

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 16,7年前
 山内さんは「よい子に読み聞かせ隊」に
 入ってきました。
 まだほやほやの音大生でした。

 2、3度 イベントに伴い
 読み聞かせをバイオリンの演奏で
 盛り上げて貰いました。
 茫洋とした雰囲気を放ちながら
 筋を通す一途な性格であることが
 感じられました。

 それからだいぶ経って
 鹿児島での読み聞かせイベントがあり
 山内さんに拙作の絵本「まんねんくじら」を渡し
「これをやるから音楽をつけてくれないか。編曲でも作曲でもいいから」
 と 言いました。
 前日か、当日にです。
 無茶な話です。
 彼は面食らっていました。
「好きなようにやってくれればいいから」
 彼はちゃんと曲を作りました。
 初めての本格的な作曲になったのではないでしょうか。

 僕は山内さんが演奏する
 その曲に乗って気持ちよく読み語ることができました。

 それから彼は痛快に成長していきました。
 内外のコンサートで幅広くフアンを養い
 まだ20代の若さで長崎県の小値賀国際音楽祭や、
 兵庫県の朝来国際音楽祭をプロデュースしました。

 彼のプロデュースで福生が新星達の集う
 個性豊かな音楽メッカになりますよう。


 


 1つの悲しみが去った

 あれだけ僕の心を

 悲嘆の淵にしておきながら

 去るときは

 何事もなかったように

 サバサバと去っていく

 おーい

 と僕は叫んだ

 サヨナラの言葉ぐらい置いてけよ

 奴は何事もなく

 フワリ フワリと去っていく

 僕はどんなに打ちひしがれただろう

 悲しみよ

 僕の心から出ていけ

 ここはお前の居場所じゃない

 たった今

 僕から離れていけ

 呪いのように命じても

 お前は辛さを吐き出す小槌を振って

 辛さの素を僕の心いっぱいに

 撒き散らしただろう

 辛さのあまり

 自分の命をなくして

 星になろうと思った

 悲しみを知らず

 永遠に輝き続けられるのなら


 それほど

 僕を悲しみの巣窟にしたくせに

 お前は僕に飽きたのか

 それとも

 悲しませ甲斐のある

 別人の心を求めてのことか

 お前はするりと僕の心を離れていった

 悲しみよ

 僕の心は空洞になってるぞ

 これを埋めるものは

 嬉しさなのか

 火の玉のような

 歓喜がやってくるのか

 それとも

 お前の同類か

 それぐらい教えていけよ

 お前は相変わらず

 フワリ フワリと去っていく

 僕は黙って突っ立って

 呆然と

 お前を見送っている

 悲しみよ

 


 例えば

 今日の朝令暮改はどうだったの?

 朝

 勤めからまっすぐ帰って

 資格取得の勉強をしようと決めたのに

 昼休みに友達から電話がきて

 飲もうと誘われ

 夕方会うことになったんだ


 いいんじゃないの

 きみは資格を3つ持ってるよね

 何 1つ増えて4つか

 資格はね

 いくら揃えたって

 意味ないんだよ

 資格を取るために

 資格を取ってる奴がいるよね

 宝の持ち腐れにもならないぞ

 怪しい資格もいっぱいあるし

 やめちゃえやめちゃえ

 こんなことには

 意思弱くでいいんだ

 友達と杯を傾けて

 楽しい時間を過ごせば

 情報も入るし

 ストレスも解消できる

 本心じゃ

 資格取得の勉強なんか

 やりたくもないんだろう

 オフに本当にやりたいことが見つかりゃ

 朝令暮改はなくなるよ

 それまでは朝令暮改でいいんだよ

 

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