月別アーカイブ / 2018年06月


 部活の先輩に遊ばれたんだ。

 途中できみのほうが本気になって

 幸せってときに

 掌を返されたんだ。

 そいつには前からいたんだよ。

 二股をかけられていたんだ。

 よその学校のやつだよ。

 二股かけるやつは

 用心深いんだ。

 だから

 その相手の顔

 知らないだろ。


 何 知ってんの。

 そいつのスマホの待ち受け画面を

  盗み見したんだ。

 偶然 街で

 その待ち受け画面の主を見たんだ。

 一瞬

 金縛り状態になったって?

 そのとき

 その人じゃなくて

 先輩に烈しい殺意を抱いたんだ。

 何の部活かは訊かない

 特定されるかもしれないからね。

 部室で椅子にかけている

 先輩にそっと近づいたって?

 カッターナイフを握りしめて

 先輩の耳の下の

 頸動脈をぶった切ろうと…

 部員たちの足音を聞いて

 思い留まったんだね。

 でも

 殺意は強く残ってるって

 じゃ 殺してごらんよ。

 絶対 後悔するよ。

 それに人を殺すと

 罪を償っても

 一生 殺した相手を

 背中に負わされたも

 同然になる。

 人生 終わっちゃうよ。

 
 しかしね

 殺したいほど憎んでいる

 やつがいるのに

 なぜ部活をやめないんだろう。

 続けている意味は

 ないんじゃないか。

 黙っちゃったね。

 じゃ 僕から言おう。

 殺したいほど好きなんだよ。

 可愛さ余って憎さ百倍

 なんて諺もあるけれど

 憎さを百倍たぎらせても

 なお好きだってことなんだ。


 憎さが1ミリでも優れば

 あきらめられるんだよ。

 くだらないやつなんだから

 憎さ1・1倍にしようじゃないか。

 部活をやめればいいの。

 部活をやめず

 部室に出入りする限り

 好きのほうが優っちゃうんだよ。

 きみはこの部室で

 あいつに遊ばれた

 いや

 犯されたんだろ。

 部室に入って

 その現場を見るたびに

 犯されたもとをとらなきゃ

 って意識が働くの。

 倒錯した意識なんだけど

 人間の弱さ
 
 あるいは業かな。

 部活をやめて

 2度と部室に入らなきゃ

 その業から解放される。

 後は

 普通に憎めばいいんだよ。

 


 区別がつかないということは

 どうやら

 きみも出世したいやつに入るかな。


 出世したいやつは

 ギラギラした目でね

 よく上司の顔を窺っている。


 出世させたいやつは

 上司となるべく

 目を合わせないようにしている。


 どちらも仕事はよくやるよ。

 ただ出世したいやつのほうが

 仕事は早い。

 見てくれはいいが

 細かく当たると

 やっつけの部分が見つかるのよ。

 点数を稼ごうとするからね。

 
 出世させたいやつのほうが

 慎重に確実にやる。

 おろそかにはやれないんだよ

 自分に厳しいから。


 出世したいやつは

 人づきあいはいい

 特に上に対する人づきあいは

 忠犬ハチ公みたいに律義だよ。

 上司が引っ越しと知れば

 いつもブランド品で固めているのに

 工事現場の人

 みたいな恰好で駆けつける。


 出世させたいやつは

 上司が目をかけたいと思って

 こっそり誘っても

 この日は母の誕生日で

 食事の約束があります

 と悪びれず断る。

 有能な上司だったらね

 ますます気に入るだろう。

 
 実はこれまで挙げたことの総合で

 したいやつ

 させたいやつの答えは出ている。


 まず早い遅いはともかくとして

 いい仕事ができるやつ

 見てくれじゃなくてね。


 私生活を大切にするやつ。

 
 出世のために

 私生活を犠牲にして

 会社を優先するやつは

 長い目で見ると

 私生活に乱れを生じさせ、

 会社にも悪い影響を与える。

 そこそこに出世しても

 社用族として

 会社の金を使いたがる。

 
 会社はね

 社員の砦じゃない

 戦場なんだよ。

 砦は社員の家庭なの。

 その砦が乱れていれば

 結果的に

 会社という戦場へ出ても

 目覚ましい働きはできない。

 仕事ができて

 私生活がきちんとしている。

 それが出世させたいやつさ。

 
 昔は野心ギラギラのほうが

 使いようで会社には

 よかった。


 でも いま

 ちゃんとした企業が求める

 社員像は

 仕事がしっかりできて

 自分の砦である

 私生活が堅実ってことなんだ。

 きみはまだ若いから

 今から修正しておくことだよ。 
 


 
 

 
 

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  イライラはいらない いらない

 いらないよ

 ひっくりかえして

 ライライ ライライ 

 ライライだ

 そうだそうだ

 ライライ ライライ

 ライライだ

 ラインで写真を送ったら

 インスタ㌘にアップされ

 ライライ ライライ

 ラブがどかんとライライ

 ライライ ライライ

 幸せ山盛りライライ

 ライライ ライライ

 なんでもライライ

 みんなでライライ

 オーライ オーライ

 笑えばオーライ


 ライライ ライライ ライライ

 ライライ ライライ ライライ



 ※ 大きな声で 楽しそうに 自由に節をつけて1回歌えば
   イライラは天空の彼方に吹っ飛んでいます。

 
 

 

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