月別アーカイブ / 2018年03月


 慌てる乞食は貰いが少ない

 という諺があるよね

 乞食たちにミカンを施そうとする人が

 籠にいっぱいのミカンを入れて現れた

 乞食たちはみな寄ってきて

 順番の列を作りだした

 遠くにいて気づくのが遅くなった乞食が

 慌てて駆けてきていちばん前に出ると

  おくれ
 
 と手を出した

 施す人はその手にミカンを1つ乗せた

 すると その乞食は

  3つおくれ

 と言った

 施す人は与えたミカンを籠に戻して告げた

  じゃ 列に並びなさい

 彼は渋々列の後ろについた

 施す人はミカンを3つずつ与えだした

 列の後ろについた彼の番になった

 籠にミカンは1つしか残っていなかった

 施す人はその最後の1つを彼の手に乗せながら

  みんなに2つずつあげようと思っていたんだよ

  きみが初めから列の後ろについていたら

  あまったミカンをみんなあげられたのに

 と憐れみを込めて言った



 施す人はその乞食の強欲さを嫌ったのだ

 きみが強欲だと言ってるんじゃないよ

 肝心かなめのときって

 きみにとって何かのチャンスなんだろう

 そのときにこれは絶対ものにしなければ

 と慌ててしまって逃してしまう

 今までにそんなことが何度もあったはずだ


 きみは能力が高いから

 他の人にとって大きなチャンスでも

 小さなチャンスに映るし

 慌てなくてもしっかりつかんできた

 他人に奪われずにね

 本当はものにできたことを感謝しなければいけない

 つかみたくてつかめなかった人に…

 つかませてくれた自分の能力に…

 しかし

 きみは 自分でも気づかないうちに

 それを当たり前だと思うようになった

 慢心したんだよ

 きみにとって肝心かなめの好機に

 いつもきみが慌ててしまうのは

 絶対ものにしなければ と意気込むあまり

 感謝を忘れ慢心した心の隙間から表れた

 強欲さに溺れてしまうからなんだよ

 そのことに気づけば

 きみは慌てずに高い能力を出して

 しっかりものにできるはずなんだ

 そのことを心に刻み込んでほしい
 
 


 

  


 今は100歳超の人は
 全国で7,8万人いるという。
 しかし
 普通に生活の質を維持している人は
 そのうち 何人いるだろうか。
 おそらく大多数は介護を必要としているか
 寝たきりであろう。
 健康長寿者と言える人は
 1万人に満たないと思う。


 17,8年前
 思い立って全国の100歳超の健康長寿者を
 講演や 読み聞かせ活動で訪れた地で取材して回った。
 100歳超の健康長寿者を具体的にイメージする一助に
 40人前後取材した人たちにどういう人がいたかを
 何人か挙げておきたい。

 ※木にスルスル登って枝払いする男性。
 ※煙草や兼文房具屋を経営し五つ玉算盤を
 ※計算機以上に正確に駆使する女性。
 ※高地にある畑を栽培している女性。
 ※取材後に僕がいただいた便せん5枚の手紙に
  誤字脱字が1字も見つからなかった差出人の男性。
 ※夜な夜なダンスと飲酒を楽しみに外出する女性。

 ざっとこんな具合である。

 当時は100歳超の人は2万人もいたかどうか。
 そのうち健康長寿者は2000人もいなかったろう。


 取材して感じとったことは
 健康長寿者は喜怒哀楽がはっきりしている ということである。
 取材中も悲しい思い出を語るときは涙ぐみ
 面白いことがあると元気な声で笑う。
 つまり感受性が豊かなのである。
 これが第一の健康長寿要因。

 第2の要因は体をまめに動かす。
 特に手先を使うことである。
 穴あき5円玉で見事な五重塔を作った男性もいた。

 第3の要因は腹八分目を心がけていることである。
 何を食べたらいいではなくて八分目である。

 100歳超の健康長寿者の殆どは
 この3大要因をすべて備えていた。
 

  


 公式戦開幕試合に指名打者として登場した
 大谷選手が初球を快音と共にライト前へ運んだ。
 その後の4打席は1三振を含めて凡退した。

 やや物足りない結果と見る人もいるが
 僕は豪打炸裂近しの前兆と見たい。

 日本時間の4月2日には
 投手として先発出場が予定されているが
 これも物足りないと見られるかもしれないが
 2,3失点でまあまあ無難に投げると思う。
 剛腕発揮の前兆と見て言い志
 運がよければ勝利投手になるだろう。

 イチロー選手や
 松井秀喜選手は多くの日本人選手は
 ほぼ完成されてからアメリカへ渡ったが
 大谷選手はけしてそうではない。
 恐るべき未完の大器として渡った。
 オープン戦や
 公式戦の開幕早々での大活躍は難しいし
 また その必要もなかった。

 大リーグという新天地で
 まずはじっくり調整に傾注すればいい。

 しかし
 大谷選手はプレッシャーに打ちひしがれない
 稀有の精神力を持っている。
 公式戦の初戦で僕がおののくように感じたのは
 そのことだった。
 初戦でホームランをかっ飛ばすことよりも
 5打数4安打を達成することよりも
 これからの大リーグ生活を通して考えれば
 重要なことだと言える。

 僕がそれほど試合数を重ねなくても
 大谷が剛腕豪打ぶりを発揮すると見たのは
 メンタルの強靭さが強く印象に残ったためだった。


 さて
 大リーグでの日本人選手の活躍は
 野球に留まらず若い人たちに
 アメリカで夢を実現させたいという希望を与えた。
 スポーツの世界だけでなく
 音楽 絵画 学術分野でのアメリカへの道を大きく広げた。

 大谷選手の大活躍は
 そのアメリカへの道をさらに大きく広げるだろう。

 と ここまで考えて
 視野の狭い思考の持ち主である僕は
 嬉しい心配に襲われたのである。
 若くて優秀で未完の人材が
 続々アメリカへ行ってしまったら
 わが日本はどうなるのだ と。

 特に学術分野の頭脳流出が怖い。

 エセ国粋主義者の僕は
 グローバルな思考でものを考えられないのでした。

     (´Д⊂グスン 

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