月別アーカイブ / 2017年12月

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読み聞かせ活動を開始して
満19年が経過した。
写真は今年12月下旬の某会場での
一コマである。
子供達がそれぞれに自分を解放して
本当に自分の自由を楽しんでいる。
それでいて耳はピアノの演奏を
しっかり捉えているのだ。
写真には見えないが
椅子席にはお母さんを中心とする
大人達が椅子にかけて
ピアノの演奏を楽しみ
子供達の自由を見守っている。
お母さん方の3分の1は
膝に乳幼児を乗せている。
その幼子達の多くはスヤスヤ寝入っている。
これぞ 僕がいつも理想としている
大人も子供もそれぞれの自由が触手を広げ
寛いでいる在り方なのである。

小学校へ読み聞かせで訪れると
体育館に全学年の児童が待っていてくれる。
読み聞かせに入る前
大体どこでも校長先生が挨拶を行い
「〜ということですから、皆さん、お行儀よく聞きましょうね」
などと言う。
子供は知らず惹き込まれれば集中して聞いてくれるものである。
つまらなくて集中できなければ
ざわついてくる。
この小学校では児童が集中できる
イベントをやってないな
などと思ってしまう。

自由はこれだという風に
演じられないものなのだよ。
願ったって叶えられない。
在るがままで素直な心の働きに任せて
きみから何の構えも無くなったとき
きみは自由が寛ぐ時間を持てる。
それはきみの人生を
豊かにしてくれるはずだ。
そういう時間をなるべく多く持つことで
きみの人生はより有意義なものになる。


 今年もあと3日で終わる。

 悪い年だったから1時間でも早く終わりたいって?

 どんなふうに悪い年だったかは訊かない。

 でも

 あと3日だろ。

 しっかり振り返るべきじゃないかな。

 悪いことにはいろんな意味が含まれている。

 身内に不幸があったとか

 仕事で大失敗をしたとかも

 悪いことだろうし

 恋人に裏切られたということも悪いことだ。

 
 身内の不幸で言えば

 親をなくすことはとても悪いことになる。

 だからなんだよ。

 もう悲しみは充分味わったに違いない。

 親と一緒で楽しかったこと

 とても印象に残ったことを

 しみじみと しっかり振り返る。

 仮にきみがお父さんをなくしたことにしておこうか。

 お父さんは古戦場めぐりが大好きで

 きみを関ケ原に連れていったことがある。

 石田三成の盟友 大谷吉継が布陣した跡に立って

 きみを振り返り

 お父さんは大谷吉継が

 石田三成に信義を貫いた経緯を話した。

 吉継は三成に徳川家康と正面から戦っても

 勝ち目が薄いことをこんこんと説いた。

 しかし 三成は挙兵を思いとどまらなかった。

 その意思の強固なことを知ると

 吉継は自分の一身をなげうって

 三成に殉じることを心に決めた。

 吉継は今で言うハンセン病にかかっており

 その病勢は進んでおり

 輿に乗って戦場へ赴いた。

 吉継は敦賀5万石という小身の大名ながら

 兵3千を率いて奮戦に次ぐ奮戦で

 当初の西軍有利の戦況に大きく貢献した。

 形勢が大きく東軍に有利に傾くと

 もはやこれまでと戦場で自刃した。

 西軍の主だった将はすべて戦場を離脱したのに

 その潔さは際立っている。

 西軍の諸将には東軍に寝返ったり

 鳴りを潜めて戦わなかったものも多く

 信義を貫くという面でも輝いている。


 そのときのお父さんの話を思い出して

 改めて感銘を受けたきみは

 来年は信義を大切にしていこう

 と心に決めるかもしれない。

 
 悪い年だったからこそしっかり振り返る。

 きっと得るものがあって

 来年をいい年にするための鍵になるはずなんだよ。

 今年は悪い年だったから早く忘れて

 来年はいい年にしようったって

 そうは問屋が卸さない。

 いい年になるかどうかは

 今年からつなげていけるものがあるかどうか。

 それにかかっているんだよ。

 

 

 

 

  


 スマホで若い世代が 文芸書 ビジネス書などの

 活字電子書に読みふけっている姿を

 この頃よく見かけませんか。

 以前はコミックスが圧倒していましたが

 昨今は活字電子書も健闘しています。

 デジタル世代がようやく活字電子書にも馴染んできた

 ということでしょうか。


 ところで

 若い世代がまるで呼吸をするように

 スマホでコミックスを読みふけるようになるに従い

 紙版コミックスの売り上げは

 みるみるうちに減少してきました。

 コミックスの2016年推定販売金額は

 紙版で約1947億円

 電子版で約1460億円です。

 前者が前年比 7・4%減
 
 後者は何と27・1増です。

 両者の合計推定販売金額は過去最高ということです。

 コミックスは相変わらず読まれて

 むしろ

 電子版が新しい読者層を開拓する

 牽引車役を果たしています。

 来年は紙版が2桁減になる可能性が高く

 電子版は30%前後増えるという

 業界筋の見方もあります。

 そうなると大逆転の年です。

 1度覆れば紙版が再び覆すという事態は

 まず想像できません。


 さて

 コミックスに起きた現象が

 徐々に文芸書 ビジネス書の世界に波及してくる気配があります。

 文芸書の電子版が長らく低成長だったのは

 紙版としては寿命が終わった過去のものを

 電子版で出版していたからで売れたら不思議だったのです。

 最近は紙版と電子版のほぼ同時刊行も行われるようになり

 雲行きが変わってきました。

 また 電子版に適した分量での書き下ろし出版も増えて

 新人のものもよく売れるようになりました。

 まだ 紙版から上から目線で見られていますが

 電子版の活字書が急成長する

 時期にさしかかってきたような鳴動を感じます。

 ここ数年の推移に注目してみたいと思います。

 

 

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