月別アーカイブ / 2017年09月


 ほら

 今は真っ暗なドームの天井に

 きみの心が映る

 映ったよ

 しっかり見なよ

 満天の星空みたいじゃないか

 きれいだろ

 でも

 1つ1つの星を見てごらんよ

 大小は違っても

 みんな細い細い三日月型だろう

 みんな傷なんだよ

 きみの心についた傷だ

 きみは心に傷が

 いっぱいある

 と言ったけど

 それどころじゃないだろ

 満心創痍じゃないか

 よく目を凝らしてごらん

 新しい小さな傷がついた

 あっ 小さな傷が消えた

 そら

 今度は大きな傷が消えたぞ

 心の傷はそういうもんなんだよ

 ついても

 いつか消える

 いつも傷だらけでも

 ついたり消えたりしている

 消えた傷は癒やされたのだ

 癒やされて

 きみの心を肥やさせた

 これから経験を積むに従い

 傷の数は減っていく

 今は増えたっていいんだよ

 それだけ先へ行って

 きみの心を豊かにしていくんだから

 さあ もう大丈夫だろ

 傷はついても

 その痛みはこらえられるよね

 

  


 今まで10指に余るチャンスを

 きみは逃してきた。

 そのことは誰よりlも

 きみがいちばんよく知っている。

 ひるむからだ。

 チャンスだと

 とっさに解るのに

 とっさにひるんできた。

 今の生活を失うことになる

 という思いがよぎったのだと思う

 しかし

 それでは永久に

 チャンスは掴めない。

さあこれが最後のチャンスだ


 ひるむなひるむなひるむな

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この映画は観たい

面白そうだから

ところで

キャッチがいい


何があっても守り抜く


城を攻められた戦国大名が

喜びそうなフレーズだ

でも

攻める側は

しっかり包囲しても

どこかで手を抜いたところがある

攻防戦の大勢が決まった段階で

城兵は脱出を図る

手を抜いたところから

脱出していけ

という攻める側の知恵である

がんじがらめに包囲して

城兵に脱出不可能を覚悟させたら

死に物狂いになって戦われる

殺戮戦になるので

勝っても犠牲が大きい

もっとも

砦などで城兵が少ない場合は

初めから殺戮戦にすることもあった

脱出させて

敵の本城や

支城に逃げこませたら

戦力にさせてしまうから


太平洋戦争中

日本軍は

いくつもの島々で

守り抜いて玉砕した

玉砕しても

日本という本城は

守り抜けなかった


戦いでなくても

守り抜くことで

報われることは少ない

会社が不渡りを出しそうだ

その不渡りを防ぐ手段がなかったら

早めにお手上げしたほうがいい


小企業が進出してきた

大企業に太刀打ちできないのなら

早めに吸収されて

その身中に入って

生き延びるほうがいい

むざむざ餌食にされて

従業員には給料も出せず

経営者は一家心中という

悲劇を迎えるより

遥かに賢明である


守り抜くはてにあるのは

身の破滅と絶望である

結果が速い今の時代では

守り抜くのは愚の骨頂だ

目がないと思ったら

守り抜かず

その時点で最良の手段を選ぶ

それが今現代の流儀だ


でも

映画や

小説の世界では

守り抜いてほしい

守り抜くということが

愚かしい時代を生きる

我々に良質のカタルシスを与えてくれる


この映画も

もしかしたら

そんな傑作かもしれない












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