少女はさらっとした、やや白っぽいジーンズを履いていた。
とっさに靴のヒールの高さと、僕より目の高さが2センチほど低いということを計算に入れ、
この少女の身長は171センチと推計した。
ちなみに、僕は178センチだった。
それはよいのだ。何たって敵わないのだ。
股下なんだよ、股下。
どう見たって3センチ以上は僕より長い。
あぁ、と僕は嘆いた。無論、心の中でのことよ。当時、僕は50代半ばだったかな。
聞いていた少女の年齢は18歳。
若い頃は僕だってジーンズを履けば、股下が長いなぁ、とよく羨ましがられたものよ。
時代かなぁ。時代にもう追いつけなくなっちゃったんだ、とまた心の中で嘆いたものだぜ。
ジェネレーションギャップというのはこれじゃないか、と。
時代にもう追いつけなくなっちゃったんだ、と敗北感にさいなまれながら納得したよ。
当時、ラジオの少女パーソナリティーとして輝いていた観月ありささんとの対談の内容は、
なぜかほとんど覚えていない。
出迎えてくれた時点で、この対談は終わっていたんだ、
と今の僕は思うんだよ。

その番組名は「観月ありさ 不思議な国のありさ」ニッポン放送 だった。
今月12日(日曜)25時30分から一夜限りの特別番組
「観月ありさ 不思議のありさAli」として放送される。

観月さんも45歳になったのか。
美しさと股下は変わらないんだろうな。
聴かずばなるまい。