高齢者って元気なんだよ。

いろんな集まりに出かけていって、

和気あいあいと密に高齢を謳歌してきたんだよ。

ゲートボール1つ取り上げてもよ、

汗をかいて熱戦を展開してさ、

勝っても負けても、

居酒屋で打ち上げだぜ。

2次会、3次会の猛者もいる。

何しろ、

集まっておしゃべりして騒いで、

仲よく元気に時間を消費するんだ。

温泉のグループ旅行だって、

高齢者軍団が肩で風を切ってる。

自治体のホールなどで催される講演会だって、

高齢者を抜きにしちゃガラガラよ。

昼からやってるカラオケでは、

高齢者たちが熱唱し、

陶酔してデュエットし、

チークダンスに興じる。

それから居酒屋へ繰り込む人たちもいる。

高齢者はボランティアも率先してやる。

日本のどこへ行っても、

高齢者のボランティアが大活躍している。

内輪ごとでも、

孫たちを連れて好きなところへ行く。

若い世代との交流にも熱心だった。

平日の昼間は、

高齢者たちが大いに活躍する時間帯だった。


健康で元気そのものの高齢者ばかりでなく、

特養、グループホームなどの利用者も、

施設内でのカラオケも含めて、

楽しい団らんの時間を持った。

デイサービスや、

ショートステイで交流を楽しむ人たちも多くいた。


こうして見てくると、

新型コロナが入ってきて、

まずその洗礼を受けるのが高齢者だったのは、

当然の成りゆきだったと言える。

高齢者は持病を抱えている人も多いし、

若い人に比べれば、

免疫力も弱いし重症化しやすかった。

高齢者施設では、

クラスターが多く発生した。


しかし、

度重なる緊急事態宣言の発出で、

高齢者は外出を自粛し、

自己責任での感染予防対策にも熱心だった。

高齢者の感染者数が目に見えて減ってきたのは、

ワクチン接種の効果もあるが、

外出を自粛し、

自分でできる感染予防対策を

しっかりやるようになった効果もまた大きい。

高齢者施設は、

どこでも感染予防対策が徹底している。


反面、若い人や、

働き盛りの人は、

仕事でやむをえない事情もあるが、

ストレスを貯め、

自粛疲れの反動で外へ繰り出すようになった。


新型コロナは、

変異種も含めて人との交流を極力セーブし、

マスク、手洗い、うがいを励行すれば、

かなりの確率で感染を防げる。

現役から退いた高齢者は、

それを徹底して実行できる立場にある。


僕の場合で言うと、

2019年5月に腰椎を複雑骨折して、

関節リウマチを悪化させて

車椅子ユーザーになった。

以来、

外出は通院と美容室だけで、

肉親を除けば、

人との接触も介護関係者の数人に限られる。

仕事は執筆中心なので仕事場にこもれる。

期せずして、

感染予防対策になっている。