たった15分のな、

夢の話なのよ。

Amazon Music独占配信の4編の短編映画の1つ 、

「No Return」がそれだ。

夢の話だから整合は関係ねえよ。

主演の錦戸亮は、

都心のレストランで友達と食事をしながら、

昨夜、見た夢を語っているのよ。

チョッピリ憔悴した様子を見せてな。


さて、

その夢の話よ。

ええ、おい、

ここは富士山の5合目だろ。

黒澤明の「乱」かよ。


亮さんが夢遊病者のようにうろついてんのよ。

夢の中だからな。

なんでこんなところに行列ができてんだ、

とオイラ叫びたくなったよ。

それも2つだぜ。


1つはネクタイをきっちり締めた

中年サラリーマンの行列。

もう1つはそれぞれに好きなファッションや、

髪型でキメた若者たちの行列。

主人公は迷っている。


この気持は痛いほどわかる。

どっちの行列にも違和感を感じたんだ。

オイラの話になるけれど、

40代でも50代でも、

おじさんじゃねえぞ、

と突っ張ってよ、

ヤバいピーターパン症候群だったからな。

ハッと気がついたら81歳のジジイになっていたぜ。


ここまでにしておこうか。

ネタバレにならねえようにな。

このあと、

衝撃のシーンは5つもあるぜ。

錦戸フアンでも、

心臓が弱い人は観るなよ。


主題歌の「ジンクス」は、

亮さんが作詞作曲している。

本編でサックス抱えて歌っているから、

主演も含めて四刀流か。

いや、

サックスも吹いたから五刀流だな。

ジ・エンドになっても、

錦戸亮の絶唱が鼓膜と、

網膜を突き破って心に染み込んでくるぜ。

彼の声の1つ1つには絵があるのよ。


♪ 底の浅い素っ頓狂がお前の正体か

♪ 底の底なら超えていくだけ夜が明けるまで


この2つのフレーズ、

オイラは大好きよ。