だいじょうぶかな、

首相の菅さん。

またまた小池都知事に遅れをとった。

開会式でのこと、

天皇陛下が開会宣言を行われているのに、

傍らの菅首相と小池都知事は着席のまま。

ハッと気づいたように、

小池都知事が立ち上がると、

わずかに遅れて菅首相も立ち上がったが、

絵に描いたような醜態だった。

にしろ、

またもや菅さんは、

小池さんに遅れをとったのである。


日本国の象徴であり

日本国民統合の象徴であられる天皇に対し、

共に敬愛の念が薄いと思われても

仕方がない一幕だった。


ところで、

僕の夢想の中の小池都知事は、

秋の中央政局にやる気満々である。

そして、

もう1人、捲土重来を期している人がいる。

小池知事とその人は、

肌合いが合いそうもなく、

価値観、思考法も正反対だろう。

だから、おもしろい、と仲立ちをした人がいる。

政界の創り屋であり壊し屋の小沢一郎氏である。

その動きを黙認した人物もいる。

自民党の二階幹事長である。


さて、

小池氏と組むその人は、

石破茂氏。

先の自民党総裁選では、

2位だった岸田文雄氏の後塵を拝する

という惨敗ぶりだったが、

これは安倍前首相らの石破憎しの思いが、

国会議員票を操作してのこと。

何もなければ、

地方の党員に根強い人気を持つ

石破氏が2位に入ったろう。


総裁選後、

少数派閥の石破派は、

櫛の歯が欠けるように何人かが去り崩壊に瀕したが、

骨っぽいものが何人か残っている。


東京五輪は閉会式を迎えても、

まだゴタゴタが収まらず、

菅政権の浮揚には程遠い。

官邸にとって打撃になっても、

自分には打撃にならないよう、

小池都知事は上手く立ち回るだろう。

日本初の女性首相になるには、

秋の中央政局の風に乗る必要がある。

ラストチャンスかも知れないのだ。


その小池氏の腹の中を読み、

このままでは終えられないという

石破氏の執念を読みとった小沢氏は、

両氏の仲立ちを始めた。

水と油をあえて一緒にして、

剣呑な破壊力を持たせよう。

国民は新しい受け皿を欲している。

「現職の国会議員は、根性ものが5,60人も

 いれば御の字です。後はメディアを煽らせて

 清新な人材を公募で求めましょう。3分の1は

 女性にします。300人の当選は固い」

小沢氏の熱弁に両氏はうなずいた。


こうして、

解散が間近い時期を選んで、

新党国民連合はコロナの完全撲滅と、

国民経済の浮揚を掲げて産声を上げた。

石破派、竹下派の1部、二階派の1部、

無派閥議員の1部、

国民民主党の1部などで、

現職衆院議員50人余りが参加。

メディア注視の中で、

立候補者の公募も始まり、

全選挙区にくまなく立てる見込みがついた。

小池、石破の両氏は遊説車に同乗し、

全国遊説を開始した。

異色の組合わせに、

国民は受け皿ができた、

と熱狂状態になった。


とまあ、ここまでで夢想はやめておこう。

万に一つでも実現すれば、

驚天動地の政界再編劇になるが。