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故三浦春馬の持つ人間性が醸し出す悲劇性は、

フアンの胸に深く刻まれている。

そのことは彼を永遠のスターに仕立て上げる。

その悲劇性についてはフアンそれぞれが語るし、

メディアにも繰り返し取り上げられたので、

ここでは触れないことにしたい。


僕が言いたいのは、

三浦さん固有の雰囲気としての悲劇性である。

日常での周りをまったく意識していない

ときの彼の表情には、

心に負った傷を感じさせるようなものがあった。

たまたま、

その表情に出会ったものは、

ハッと胸を突かれたような、

ほっとけないような気持ちになる。

特に女性の場合は、

母性愛を刺激されたかもしれない。


その表情は人間なら誰しもが持っている

弱さ、傷心の部分かもしれない。

ただ、三浦さんの場合は感覚が繊細で、

内心の状態が表情に微妙に反映された。


多くの人にとって見過ごしできない陰影として。


それが雰囲気としての悲劇性で、

永遠のスターに仕立てられる要件でもある。

その典型的な例は、

三浦春馬より若くして逝った

ジェームス・ディーンだろう。

彼のコア的フアンはすでに高齢者だが、

その傷心の横顔に今でも涙する。


3月12日公開予定の映画「ブレイブー群青戦記ー」は、

笠原真樹原作のコミックの実写版。

高校生たちが戦国時代にタイムスリップして、

武将たちと戦いを繰り広げる。


三浦春馬が演じる松平元康、

後の徳川家康はこの高校生たちと

どのように関わるのかな。


もう30年以上も前に、

ときのプロ野球の最強チームのメンバーが

戦国時代にタイムスリップし、

桶狭間合戦中の織田信長に加担し、

信長に保護され野球を広めるという

トンデモSF作品を書いた僕としては、

殊の外興味がある。


この映画は三浦フアンを改めて感動させ、

大ヒットのきっかけの1つになるだろう。


「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」のような

空前の大ヒットには及ばないだろうが、

コロナ禍がいっこうに収まらず、

息苦しい思いをしている人心は戦国時代へ飛び、

それも少し笑えて息抜きできる作品を求める。


この映画の大ヒットは主役ではないのに、

三浦春馬を日本のjジェームス・ディーン

に確定させるかもしれない。

それに、

徳川家康ブームを生み、

23年の大河ドラマ「どうする家康」の

ヒットにつなげるだろう。