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アメリカのことですが
分断国家の典型のように見ている人が多いけれど、
本当にそうでしょうか。

確かに、
去年の大統領選ではバイデン候補が8000万票を超え、
トランプ候補も7400万票近くを得ました。

両候補とも米大統領選挙史上空前の得票を獲得して、
それぞれ史上1位、2位になりました。

トランプ候補が自派の集会で自分に反対する側を敵視し、
憎悪するような演説を繰り返したので選挙戦は白熱しましたが、
バイデン候補の得票の大部分は民主党支持者、
トランプ候補の得票の大部分は共和党支持者の票です。
米大統領選では
民主、共和の二大政党がそれぞれの候補を一本化して選挙に臨むので、
片方がもう片方の数倍の票を得るような圧倒的な大差はつきません。

泡沫のような小党から立つ大統領候補は他に何人もいるのですが、
話題にもならないので民主、共和の両党で二分しているように見えます。

過去の大統領を振り返ると、
1期で終わったか、2期やったかはともかくとして、
民主、共和の両党でほぼ交互に大統領を出してきました。

新大統領の就任宣誓式では、
党派は違っても新大統領を前大統領が祝福します。

トランプ氏は
選挙を盗まれたものと主張し虚しい訴訟を繰り広げた挙げ句、
新大統領の就任宣誓式には出ないと前例を無視した言を吐きました。
それだけでは収まらず、
ワシントンでの自分の支持者の集会で扇動的な演説を行い、
連邦議会議事堂に支持者が乱入、
5名の犠牲者を出すという前代未聞の不祥事を引き起こす因を作りました。

つまり、あと少しで任期が終わる土壇場にきて末節を汚し続けました。

しかし、僕はトランプ氏もまた犠牲者なのだと思います。
分断をあおる言動を続けた結果、
白人至上主義を掲げるプラウド・ボーイズなどの
極右過激派を引き寄せてしまったからです。

極右過激派と、その対極にあるアンティファなどの
極左過激派は憎悪の分断劇を演じ続けてきたでしょう。
トランプ氏はその渦中に入るべきではなかったのです。

ところで、
一般アメリカ市民はいたって健全です。
アメリカの人口は日本の約3倍もあり、
なおも増え続けているので左右の過激派の人数も多く、
メディアを賑わすのですが、
左右すべての過激派を併せての本当の信奉者数は、
国民の1%もいないでしょう。

一般アメリカ市民は愛すべき健全さにあふれています。
そのことをアメリカ市民としての在住歴が5年目を迎えた
宇枝田ハコさんの日常生活に知ることができます。


【今日スーパーに買物に行ったんだけど、レジでお財布を忘れたことに気がついた。
少ない買い物で、7ドルちょっとだったんだけど、
定期入れの緊急用のお金、5ドルしかなかった。

私「ごめんなさい、お財布を家に忘れました。お金これしかないので、買い物 キャンセルします」

レジ「いくら持ってる?」

私「5ドルです」

レジ「じゃあ、それでいいよ」と レシートをくれました。

私「ありがとう!いいの?」

レジ「よくあることだよ」】

ほんとかよ、随分大雑把だな、と僕は思いましたが、
あの広大な国土を短期間で開拓し、
今日の超大国に築き上げるには細かいことにはコセコセしないで、
応用に寛大に、そして、不屈の精神が不可欠だったのではないでしょうか。

しかし、アメリカ市民の宇枝田さんの見解は違いました。



【財布を忘れるなんて 私は滅多にないけど、そういうお客さん多いのかな。
今度行ったとき、このお店で多めに買おうと思いました!このスーパーって、個人商店じゃなくて 全米展開の大型店なんだよ。
こんなに大きな組織でも。現場の判断での対応が許されているんだな、と思うことが結構あるよ。

大雑把と言うこともできるけど、迅速な対応を重視している感じがする。】