大阪のUSJは

東のTDLと並ぶ西の大規模人気スポットだろう

年若い人には魔性の魅力を放っている


図らずも

その人気ぶりが招いた

今の中学生の心の揺れようを

よく映した事件が起きた


兵庫県相生市立那波中学校は

コロナ禍により

日帰りの修学旅行を実施した

行く先は県内の北播磨にある大型リゾートセンター


生徒たちの評判もよかった


しかし

すぐお隣の同じ市立の中学校が

修学旅行でUSJへ行ったことを知ると

生徒の間に波紋が生まれた


相生市の教育委員会は

「近場で代替の日帰り旅行をしてほしい」

という要請を各校に行っている


学校当局個々が(近場)をどう判断するかの問題で

那波中は感染拡大の大阪を避けて

県内と捉えたわけで妥当な判断と言える


相生教委が近場を具体的な例を上げて説明しておけば

那波中の生徒の心に波風は立たなかったろう

例えば大阪のUSJ 岡山県の倉敷など

具体的な行き先の候補を上げておけば

学校側も生徒の希望を問うたかも知れない


相生中生徒会は3年生に以下の内容で

アンケートを取った


1 那波中が県内 〇〇中が県外の旅行になったことを

 疑問に思いますか?

2 対応の違うことの理由を

  納得の行く説明をしてほしいですか?

3 かなうのであれば

  県外(USJなど)に行きたいと思いますか?


設問が少々誘導的な嫌いはあるが

9割以上の生徒がイエスと答えたという


相生中の生徒会役員は堂々教委へ乗り込んで

要請を出すまでの経緯などの説明を求めた


この行動は

今の中学生の自分たちの思いを

大人社会に対してもひるまずに通そうという

意思の強さと自我の鋭さを象徴している


僕が中学生の頃は学校が決めたことに逆らう

という考えはなかった

教育委員会と言えば

不可侵の領域に存在していた


ただ 番長グループが跳ね上がって

夜陰に紛れて投石し

教室の窓ガラスを割るなどの行為に出た


しかし

今の中学生にとっても大人の壁は厚い

彼らの今風の価値観をよく理解できないがゆえに

大人たちは壁を強固にして対処しようとする

強固な壁に直面して

中学生たちの心は揺らぐ


親 教師も含めて大人たちは

今の中学生の心のゆらぎに注目していいと思う