まだ在住満4年に過ぎないが、
日本では考えられないほど多様な人種差別があることに
カルチャーショックを受けた宇枝田氏の見解は肌で感じたもので鋭い。


[ほんとに 「なぜ 差別をするのか?」を解説する人って あまりいないと思う。
多くの人は、「私はこういう目に遭った」「私の祖先は こんな酷い経験をしたらしい」と 涙ながらに語る人は多いけどね。

「あんた、移民に仕事を取られるのが 怖いから 差別するんでしょ!!?」と 問い詰めたら
プライドがキズついて、差別がもっと酷くなるのかな? 


差別するほうは 理由をハッキリ言わない。言ったら自分達の弱点を露出することになるから。]

差別のための差別、ということなのだろうか。宇枝田氏にとってもそのことはたいへん気になるらしい。


[バイデンが勝っていろんな人が喜びのコメントを出していますが、私がいちばん印象に残ったのは、ワシントン州下院議員(インド系の女性)です。
インタビューに対し「この4年間、ほんとに辛かったんです」と 泣きながら喜んでいた姿でした。
人種差別発言もあったし、それが政策にも反映されただろう。政治家としてトランプ政権の直撃を受けたわけだから どんなに辛かっただろうと想像しました。

先日、会社の研修でも人種差別反対のテーマで 話を聞きました。でも、「Black Lives Matter 、差別反対!」と叫んでいる人は もともと 差別をしていないからね。
それが差別をしてる人に伝わるには なにが必要なんだろう、と思う。ほんとに伝わるのかな、とも思う。

アメリカの歴史を学ばないと そういう話を聞いても正直言ってよくわからないし、「差別が良くないのは 当たり前のことじゃないか」と思うのみ。
こちらでの生活が浅いから なおさら そう思うかも。黒人への差別、ネイティブ・アメリカンへの差別、アジア人への差別、メキシコ系移民への差別。それぞれに背景が違うので、一緒くたに語るのは無理なんだと最近気がついた。あと、そういう話で 必ずと言っていいほど 抜けていると思うのは、
「なぜ、彼らは差別をしたがるのか。何を恐れて 排除したがるのか」。
差別が存在する、差別は良くない、という話が 繰り返されるけど、「なぜ?」というのが抜けていることが多い気がする。]

宇枝田氏はその「なぜ?」を
アメリカ社会の中からすくいあげていきたいらしい。

時間はかかるかもしれないが、そのレポートが楽しみだ。