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今年の春先に

僕は初巻から20巻までをいっぺんに買って

一気に読んだ


昨年のテレビアニメ化を機に巻き起こった

「鬼滅の刃」ブームは

僕にいずれ一気に読んでみようという

関心を呼び覚ました



その気になったのは

前首相の安倍さんが小中高校の休校を要請した頃か


そうして解ったことは2つあった


1つはコロナ禍が 深刻化すればするほど

人々は鬼退治の(鬼滅の刃)に

コロナ撃滅の思いを重ねるだろうということ


それをいちばん重ねやすい状況は

劇場で観る大画面のアニメに尽きる

感動した人々は意識しなくても

いっこうに収束に向かわないコロナ禍に

溜めに溜めたフラストレーションを

いっとき解消させることができた


この傾向が強かった人の多くは

映画だけでコミックを読まない


読めよ その人たち


2つは週刊少年ジャンプでの連載や

コミック単行本で読んでいたフアンなら

「無限列車編」

まで読破して気づいたかも知れない


本格的な柱が登場して

炭治郎をはじめ善逸 伊之助らが

柱の活躍の影に隠れ

狂言回し役的立場に留まっていることに


そう

柱たちは男女の別なく

それぞれが実に明快なキャラクターを演じ

魅力的な人間性を発揮し

本領の闘い場面だけでなく

それぞれが発する言葉の1つ1つが含蓄に富み

個性が際立っている


無限列車編に至って

読者は作者が柱たちをワクワクしながら

描き分けていることに気づく


討滅される側の上弦の鬼たちも

それぞれに邪悪の魅力に富んでおり

1人1人が業としての弱みを背負っている


その弱みはそれぞれの鬼が

まだ人間だったときの生い立ちに因がある


作者は下弦の鬼たちの活躍もしっかり描くと冗漫になる

と連載途中に思い至ったのか

鬼舞辻無惨に下弦の余分な鬼たちを

粛清するという挙に出ている


いずれにしても

作者が本当に全力を傾注して描きたかったのは

柱たちではないか

と僕は思っている


煉獄杏寿郎には特に思い入れがあった

のではないか