後輩の結婚式でね

前もって司会に頼まれ

この歌を歌ったんだよ


歌詞を思えば

えっマジで 

って言われるのは当然さ

結婚の宴にまったくふさわしくないものな


33,4歳のときだったかな

この頃の結婚式は感動の涙が売りで

司会はそのように演出していた


しかし

感動が過多になると

雰囲気がしんみりしちゃうんだよ

そこで

並外れた音痴で地声の大音量の

僕が歌えば

歌詞に関係なく雰囲気は

笑いの方へ一変する


司会はそれを狙ったのさ


僕の役割重要だった


新郎新婦によるご両親への感謝

という泣かせ場でも

雰囲気いっぺんの後で

双方のご両親とも

感動しながら笑顔が絶えなかったもの


ところで

このときかな

誰か詳しい人がいて

筒美京平が僕と同い年なことを知ったのは


僕は3月生まれで

筒美さんは5月生まれ

つまり

2ヶ月僕より下


発奮したよ

僕と同年でもう作曲で大きく名を成している



懸賞小説に応募中のことで

なにくそ と自分を励ましたね


夕食のとき

筒美さんのご冥福を祈って

なんてったってアイドル

でも歌おうかな


この歌がリリースされた頃は

僕も直木賞をいただいた後で

TVでも随分歌った


謹んで筒美京平さんのご冥福を祈る