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芦名さんは発売中の「週刊プレイボーイで8ページのグラビア特集で妖艶で挑戦的に女盛り突入を謳歌している。
これの撮影中もよく声をあげて笑い、関係者を楽しませていたという。

TBS の日曜劇場「テセウスの船」では、工場パート勤務のメガネの女を好演していたし、これまで映画、ドラマで好評だった役柄も少なくない。
仕事の壁にぶつかったという話も聞かない。

自殺しなければならない何があったというのか。

一方、韓国のオ・インヘさん。報道によると、
この13日、SNSに写真を投稿。「久しぶりに週末、ソウルデートに出発。皆さん、グッドウィークエンド」と幸せな文面で、顔写真でも明るい姿を公開した。
この翌日、心肺停止で発見されたが、手当の甲斐なく亡くなったという。
状況から見て自殺の可能性が高いというが、前日との落差がありすぎる。

何が起きていたのか。

ひと頃、
韓国のアイドル人気の女優が立て続けに自殺した。
いずれもSNS での誹謗中傷を苦にしてのことだったという。
インへさんには、そういう苦しみはなかった。

芦名さんも仕事や、私生活で悩んでいた形跡はない。

2人の女優の36歳という年齢に注目してみよう。共に芸能界入りして陽の目を見てきている。
仕事の役作りに苦しんだことはあっても、それは所詮、充実して楽しい苦しみだ。

順風満帆で歩んできた、と言っていい。

さて、これからは芸域を広げて大女優としての道を目指したい。カンヌとかの国際的な映画祭で主演女優賞を勝ちとってやろう。

昭和のこの年頃の女優だったら、イケイケだろう。昭和の女優はハングリー精神に富んでいた。

今は違う。
豊かな環境から、芸能界にでも入ってみようかな、
という気持ちが何となく生まれる。
あなたなら女優ができるんじゃない、と友達も何となくすすめる。

それなりに成功し、これから自分をどのようにこの道で向上させていこうか。
一種の達成感があるので、これからの自分にハングリーなものを植えつけられない。

何となくこれでいいのか。
何となく他にやることがあるのではないか。

何となくだから、周りには苦悩に映らない。

燃え尽きていないのに、何となく自分は終わったのかなあ、などと贅沢な悩みが怖い。
これにつけ込んでくるものが怖い。

何となく自殺という選択肢がチラつくようになる。他のどんな選択肢よりも強烈である。

ある日、
何となくの延長で自殺を図る。

僕はこの選択肢に常に捉われ、日常的には何の異変も感じさせない人を、
「何となく自殺選択肢症候群」
と、勝手に名づけている。

普通の世間にこういう自殺が増えているように思う。

2人の才能豊かだった女優さんのご冥福を心から祈る。