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お母さんは
邦楽界では名門の
川村一門の出身で
和楽器オーケストラ
むつのを のメンバー

琴 十七弦の奏者で作曲も手がける

このお母さんが
僕と仲間がやっていたイベントで
月一常設の
「よい子に読み聞かせ隊・ポプラワールド」
に 出演者として ときどき
参加してくれるようになった
まだ1歳になったかならずの
福くんをおんぶしてね

会場は総合出版社 ポプラ社のホール
無償で貸していただけた

お母さんが出番で
福くんをおぶったまま
ステージで十七弦の演奏を始めると
心地よかったんだろうな
後ろへそっくり返って
スヤスヤ寝入ったのよ

お母さんはやや前傾姿勢で
十七弦を弾くので
母子がVの字を描いた

面白い構図だったな
終わって福くんの顔を見ると
こっちを和ませる笑顔を見せた

2、3歳ぐらいの頃は
会場内をヨチヨチ歩いて
観客達の人気者になった

気を反らせない天性のものを感じたね

1度 ステージに読んでトークさせたら
ひるむことなく口を開いて
観客の笑いと拍手をとった

何を話したのかは
ごく短いトークだったので
僕はよく覚えていない

福くんは覚えているかな

それからまもなくだよ
福くんがちょいちょい子役として
ドラマに出るようになった
と 聞いたのは

2011年4月から始まった
連ドラ「マルモのおきて」で大ブレイクし
共演の芦田愛菜ちゃんと
「マル・マル・モリ・モリ」を歌い
大ヒットした
その年の紅白には
白組最年少出演の記録
を作って出演した

東北大震災の直後で
暗くなりがちの世相を
福くんの明るさと
ユーモアに富んだキャラは
明るいほう引っ張っていく
ことに貢献したろうね

子役としての名声を
ほしいままにした福くんだったが
年齢の壁には勝てなかった

しかし
それは福くんが
幅広い演技が可能な
大人の俳優へ脱皮するためには
避けては通れない道を
通るためだった

よい子に読み聞かせ隊の
マネージャーをしている僕の妻は
昨年
福くんの舞台を見て
誰からも好感を抱かれる
おおらかな人間性に触れて
大いに成長を実感したという

今の福くんは
大人になるための端境期にあるが
思春期もののドラマに出るなど
芸能活動を抑えて続けながら
進学をして学び
社会常識を広げ養う
ことが大切だと思う

いずれにしても
次に大ブレイクする福くんは
未来に全身を輝かせて挑む
青年であることに間違いない