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当事者達にとっては
辛いよなあ
暴対法という大網と
高齢化という現実

構成人員2000人という
指定暴力団があるとして
その中核組織が900人いるとしよう
枝(下部)の組織が17、8あって
その枝の枝の組織の総数は60程度

枝でも有力組織なら
孫にあたる組織もあるかもしれない
でも
その末端組織は
70代の組長と
60代の若頭の実質2人しかいない
中年以上の若い衆が何人かいたが
やってらんない
と勝手に抜けて
行方をくらましたり
80歳という老齢で
事務所に顔を出すのも
滅多になかったり

この指定暴力団は
構成人員4000人近い
日本最大の指定暴力団と
激しく抗争中

もともと
そこから分かれている
しかし
地力の差が出て追い込まれ気味で
パッと目立つ返し(報復)をしないと
ジリ貧になる
中核組織の組長で
当然 
本部の枢要な幹部も務めている

その立場としては
結果を出さなければならない

ゲキを飛ばすが
下部組織は行く末を見据えて踊らない
組長もおもだった幹部も
殆ど高齢化している
今更
長旅(刑務所に入ること)はしたくない

それで更に下部へ回す
高齢の組長と若頭しか活動していない
末端組織にしても
自分達が実行犯になって
長旅に出るのは願い下げだ

ここで中核組織である
組に資金の余裕が十分あれば
末端組織に因果を含められる
末端組織の組長 若頭は
殆ど活動していない老齢の組員を呼び出し
カネを積み上げ説得にかかる

その老齢の組員が借金まみれだったり
家族にカネを残したかったら
説得に応じるだろう

パッとしなかったヤクザ人生を
刑務所で閉じる覚悟で

中核組織に資金の余裕がなかったら
どうなるか

下部組織には
動揺と不安が広がるだけになる

笛吹けど踊らず

おやっさん
自分でやれよ
という陰の声も聞こえてくる

追い詰められた
中核組織の組長は
自らヒットマンになって
敵対組織の下部の
事務所の1つに乗りつけ
その幹部を銃撃した

重傷を負わせたが
タマとりは叶わなかった

傍目からは
悲しき切なき
大物ヒットマンに映る

でも
この組長の本当の目論見は
誰にも解らない

もしかしたら
自らヒットマンとして行動を起こせば
傘下の者達が発奮して
自分の後に続く者が続出する
と 考えたのか

それはないだろう
筋金がピカピカ光っている
ほんまもんの
ヤクザ人生を送ってきている

自分の行動が何を呼ぶか
十二分に読めるはずだから

ならば
玉砕の覚悟のつもりだったのか

この後は
敵対組織からの
やられっぱなしの状態が続いている

以上を小説のシノシプスとすれば
彼の心の奥底を描き切れれば傑作になる

2016年末で
暴力団の構成人員は2万人をかなり割った
準構成員を含めても
4万人足らず

その後も減り続けているだろう

1963年末時点で
準構成員を含めての総構成人員数は
18万人あまり

多くは硬派の若者が自らヤクザ志願をして
未来の顔役を目指した

男を売れば名を轟かせ
富も獲得できた

今はそっち方面を志望する
数少ない若者は
半グレ集団に流れている

暴対法という大網の軛と
少ヤクザ高齢化は
いずれヤクザを滅ぼすのか

一般市民にとっては
地下に潜って凶悪な犯罪集団として
変容するほうが怖い気もするが
時勢の波はどう洗っていくのか

注目したい