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いい本だったぜ
「地雷を踏んだらサヨウナラ」
のことだよ
単行本で読んだんだけど
一ノ瀬泰造 写真・書簡集
とか続けて
長ったらしいタイトルだった

自分の価値をどこに見出したらいいか
強く意識してのことではなく
常にそれを当たり前に
模索していた若者像が浮かびあがる

戦場カメラマン
といった言葉から受ける
賞金首を求めてさすらう
命知らずのガンマンのような
イメージからはほど遠かったな

気がついたら戦場を歩いていて
目の前に過酷なシーンがあって
シャッターを切った

求めてのことではない
彼の人生での1つの遭遇だった

「安全へのダイブ」と題された写真は
まさに遭遇だった
迫撃砲弾の炸裂寸前
傍の陣地へ飛び込む
南ベトナム政府軍の兵士を撮っている

ピュリッツァー賞を貰った
沢田教一の「安全への逃避」も
命の不安に揺れながら
川を渡っていた母子の目に
安堵の輝きが感じられて
素敵だったよ

でも
死から生への
命の一瞬を捉えた
「安全へのダイブ」のほうが
僕の心を揺さぶったな

求めては撮れねえぜ
こんな写真

彼は団塊の世代だぜ
26歳で散ったのよ


~旨く撮れたら、東京まで持って行きます。

 もし、うまく地雷を踏んだらサヨウナラ!


友人に宛てた手紙を残し
クメールルージュの支配域にあった
アンコールワットを目指し行方を絶った

9年後の1982年
彼の遺体はアンコールワットの近郊で発見された
さらに
クメールルージュに捕らわれて処刑された
という事実も判明した

散華!!!!!

人知れずの

悲しいなあ

でも

彼らしく

これも人生での1つの遭遇

悔いはなかったんじゃないか


彼のことは3回
映画化されている

僕は最初の映画「泰造」が好きだ


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「天安門の戦車男」を撮った
アメリカ人カメラマン 
チャーリー・コール氏が亡くなった

20世紀の決定的瞬間
ということになっている

数台の戦車の列を止めた男を撮った写真だ
この瞬間が中国を民主化の嵐で洗うきっかけになり
中国の体制が民主国に一変した
ということならともかく
変わりないじゃないか

戦場じゃなかったし
遠くに怖々のギャラリーも
いっぱいいたんじゃないの

それより
戦車男の消息が今もって解らないのが
謎を深める
戦車男とは何だったのか

無事を祈るのみである

なぜ戦車男に一ノ瀬泰造を連想したのだろう

戦車から地雷
そして
サヨウナラか


サヨウナラ