1つのメロン
友よりの贈りもの
さて
どういう運命が待ってるのか
我が家は妻と2人
2人で食べれば
真っ二つ
いっぺんに食べきれないので
半分を2人で食べても
あとの半分は冷蔵庫へ
僕は外にいる時間が長いので
冷えているぞ
と ワクワクして戻ったときには
跡形もないだろう
次男が歩いて5分のところにいる
その次男を呼んで食べても
半分を3等分だろう
あとの半分は
客が明日くるので
と 次男が持って帰る
それを避けて
やはり
自転車で10分ほどに住む
長男夫婦を呼べば
6等分ということになる
嫁が
お父さんどうぞ と言う
僕はいちばん薄いのを選ぶだろうね
うん
やはり
事務所に持ち帰り
ぽしょぽしょ
毎日食べるかな
太宰治の桜桃の書き出しが頭に浮かぶ
子供より親が大事と思いたい
そう言いながら
当時貴重な桜桃を独りで食べちゃう
親が大事と言いながら
同じ親の妻に1粒も残さずに
こいつ
私小説風に書きながら
随所に創作を入れるから
本音かどうか解らないけれど
半分 理解できるけれど
嫌なんだよな
桜桃じゃないから
1粒ずつ 平らげるわけにもいかず
じっと
メロンと対決するしかなかったのです
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