今は100歳超の人は
 全国で7,8万人いるという。
 しかし
 普通に生活の質を維持している人は
 そのうち 何人いるだろうか。
 おそらく大多数は介護を必要としているか
 寝たきりであろう。
 健康長寿者と言える人は
 1万人に満たないと思う。


 17,8年前
 思い立って全国の100歳超の健康長寿者を
 講演や 読み聞かせ活動で訪れた地で取材して回った。
 100歳超の健康長寿者を具体的にイメージする一助に
 40人前後取材した人たちにどういう人がいたかを
 何人か挙げておきたい。

 ※木にスルスル登って枝払いする男性。
 ※煙草や兼文房具屋を経営し五つ玉算盤を
 ※計算機以上に正確に駆使する女性。
 ※高地にある畑を栽培している女性。
 ※取材後に僕がいただいた便せん5枚の手紙に
  誤字脱字が1字も見つからなかった差出人の男性。
 ※夜な夜なダンスと飲酒を楽しみに外出する女性。

 ざっとこんな具合である。

 当時は100歳超の人は2万人もいたかどうか。
 そのうち健康長寿者は2000人もいなかったろう。


 取材して感じとったことは
 健康長寿者は喜怒哀楽がはっきりしている ということである。
 取材中も悲しい思い出を語るときは涙ぐみ
 面白いことがあると元気な声で笑う。
 つまり感受性が豊かなのである。
 これが第一の健康長寿要因。

 第2の要因は体をまめに動かす。
 特に手先を使うことである。
 穴あき5円玉で見事な五重塔を作った男性もいた。

 第3の要因は腹八分目を心がけていることである。
 何を食べたらいいではなくて八分目である。

 100歳超の健康長寿者の殆どは
 この3大要因をすべて備えていた。