挫けたらおしまいだ…


 僕の若い頃にも多かったんだって


 そういう人。


 

 挫けたっていいんだよ。


 まっ


 僕の話を聞いてくれ。


 何度目かの転職のときだったかなあ。


 別荘用の分譲地を販売している


 ディベロッパーの会社に入った。


 ブラック企業でね


 朝から軍隊的雰囲気で


 朝礼を行い


 はっぱをかけられた。



 半年1年程度


 入社が早かっただけだけど


 2人の先輩と仲よくなってね。


 1人は売上ランキングの


 ランクイン常連だった。


 神経質で


 いつも挫けそうになりながら


  挫けるな

   挫けたらお前の人生終りだぞ


 と 自分に言い聞かせていた。


 もう1人はのんびりしていてね


 成績は普通だった。


 しょっちゅう


 もっと上げられるだろ


 と係長課長にどやされていた。


 

 その のんびりしたやつが


 「このままでは殺される」


 と 僕に言い残して辞めていった。


 「あいつは駄目なやつだ」


 神経質のほうが


 吐き捨てるようにつぶやいた。



 ちなみに


 殺されると言い残したやつは


 後年 起業して成功した。


 

 神経質なやつは


 倒れたんだよ


 それからまもなくね。


 過労が引き金になり


 脳梗塞を起こしたんだって


 風の便りに聞いた。


 

 僕も殺されると言ったやつの


 言葉に同感だったから


 追っかけるように辞めていた。


 挫けそうになるのは


 もう頑張るな


 という心身のサインなんだよ。


 心身が喜んで頑張れ


 というサインを出したときは


 どんなにきつくても


 苦にならないし


 挫けないんだよ。


 ここは頑張りどころで


 後々のためになるって


 本能的な判断をしているからね。



 頑張っても

 

 心身に無理が行ってるときや


 ところでは


 ちゃんと挫けて心身を守らなきゃ


 人生終わるよ。


 


 


 

 


 

 

 


 おいおい


 目立つよ


 誰が見ても変だよ


 そうか


 本州最果ての営業所に


 異動になったのか


 今までヒラだったのに


 営業所次長だって


 たった3人しかいない?


 所長と現地採用の女の子と


 きみと3人しかいない


 いいじゃないか


 会社ってのは肩書社会


 早いうちについたほうが


 勝ちなんだよ


 島流し用の営業所って


 噂があるのか


 上等じゃないか


 雌伏して力を蓄える


 それに遠くにいると


 よく見えるんだよ


 会社のことが


 勉強になるよ


 きみの会社のこと


 ちょっと調べた

 

 春に40歳そこそこで


 執行役員になったSさんているだろ


 彼

 

 きみが行く最果ての営業所に


 飛ばされたことがあるんだってよ


 上司に煙たがれたらしいね


 3年で本社の流れが変わった


 彼は 仙台支社の部長に


 抜擢された


 それから3年で


 本社の部長だろ


 それからはとんとん拍子だ


 僕の見るところ


 きみの会社は


 新旧交代期に入ってる


 新旧交代が完成するまで


 いろいろあるだろ


 本社にいて巻き込まれ


 あたら将来を危うくするより


 ここは雌伏のときだよ


 雌伏3年で大きな流れが生まれる


 それからだよ


 最果てで


 しっかり勉強してこい


 

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_var_mobile_Media_DCIM_103APPLE_IMG_3059.PNG


まずは2011年の日経新聞所載の記事に使われた
2枚の写真をご覧な。

上の写真は同年某社の入社式の一コマ。
下の写真は1986年某社の入社式の一コマ。

恐ろしい違いではないか。

2011年と言えば
東北大震災の年
若い層にネットが染みわたった時代でもある。

みんなで同じをやれば怖くない
と リクルートルックが女性の間にも
遍くいきわたった。

4月上旬
正午過ぎにオフィス街の都内を通ったら
ぎょっとしたぜ。
二足歩行の巨大型ゴキブリの集団が
あっちこっちの道をのし歩いている。

我が家に巨大ゴキブリが出没するけど
それでも体長5センチほどで
四足歩行だぜ。

ああ没個性。

管理社会で生き残る道。

個性は総体で会社として出せ

ということなのか。

危ういかな

老舗大会社の令和。


もう1枚の写真で
入社式の女性新人たちの表情が
何と活き活きしていることか。

服装にも髪型にも個性がある。

1986年と言えば昭和61年
戦後昭和のアナログ社会が頂点が極めた頃だ。
会社も個性を求めて
多くの大学から新入社員を求めた。

政治の社会も個性に溢れていた。

自民党を例にとれば
三角大福中の時代こそ
アナログの全盛期で個性に溢れていた。

今太閤と囃された田中角栄氏
アーウーの大平正芳氏
清廉がウリで権謀術策に秀でていた三木武夫氏
天の声もおかしいときがある
と三木氏に先を越された福田赳夫氏

そして
ラストを長期政権で飾った中曽根康弘氏

それぞれに個性的で
一癖も二癖もあり存在感があった。

中曽根氏が政権を退いたのは1987年
昭和62年のことである。

その2年後の1989年1月
昭和は終焉を迎えた。

平成に入って間もなくインターネットが出現した。
やや小粒の人たちの政権が続いてYKK時代につながる。

加藤紘一氏
山崎拓氏
小泉純一郎氏

お三方とも三角大福中時代の群雄たちの
個性の尾を引きながら
それなりにまとまっている。
つまりは没個性に向かう過度期型。

政治家としての個性というか
一般受けしやすい個性で2人を引き離した
小泉氏が政権を握り長期政権を築いた。

さて
その後は民主党も含めて
没個性的で懐の小さい人たちが政界の中枢を担ってきた。

アナログとデジタルの共存時代を象徴した
と言えるのではないか。


長期政権の中曽根時代が終わりを告げて
平成が始まり
もっと長期の安倍政権が終わりを告げた後に
アナログがデジタルに振り落とされる時代を象徴する
政治家たちが主流になるのではないか。
本格的な令和時代の到来である。

没個性で腹が小さく
少々の失態を演じても責任を取らない人たち。

それはそういう社会の反映であり
アナログが下に見られるかもしれない
令和を変えていくには
豊かな人間性と個性を磨いていく必要がある。





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