月別アーカイブ / 2015年05月

イギリス滞在5日目、あっという間の最終日です。
今日も晴天。雨の多いイギリスでは、本当に幸運だね、と盛り上がりながらツアー最終日がスタートしました!

今回のイギリスツアーの大きなテーマは「魔女」。
「魔法」や「魔女」と触れ合ってきました。

2日目は「魔女博物館」。

3日目は「魔女ショップの魔女リズ・ウイリアムさんによるグラストンベリーツアー」。

4日目は「ハリーポッタースタジオ」。

そんな、ツアー最終日はロンドンの魔女に会い、本物の「魔女の儀式」を体験します!!

ホテルからバスで移動し、魔女が経営する本屋さんに向かいます。
こちらがロンドンの魔女が経営する「トレッドウェルズ書店」です。

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大英博物館の近くにある、パッと見た感じは普通の本屋です。

早速、お店に入ると魔女クリスティーナさんが歓迎してくれました!
第一印象は、とても明るく、穏やかな印象を受けました。
リズさんもそうでしたが、「魔女」という言葉から連想されるような怪しいかんじはみじんもありません。

ワークショップはまず、そんなクリスティーナさんのレクチャーから始まりました。

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クリスティーナさんが魔女になったきっかけや経緯、儀式で使用する道具について説明をしてくれました。

帽子
魔女といえば三角帽子を思い起こす人も多いでしょう。が、これは実際の魔女の道具ではありません。
このかたちの帽子は、昔、都市ではなく田舎の女性がかぶっていたものでした。
ですから、魔女術が自然に近いところで暮らしていた人々の知恵の継承であるということを思い起こすために、今でもこの帽子を持つ魔女はいるそうです。

ペンタグラム
魔法の象徴です。
五芒星は4大元素の水、火、空気、大地と魂を合わせた5つで構成されています。
また五芒星を囲む円は、生の象徴となっていて、すべてのものにはじめと終わりがあることを表しています。

香炉
魔法を使うのに必要な力(木や草の力)を空気中に満たすのに使います。

大釜
儀式に必要な素材を混ぜたり、ポーションを作るのに使います。
大釜には様々な象徴的な意味が込められているようです。第一には、容器であることからこの自然そのものである女神の子宮を象徴します。

ペンタクル(儀式中に大釜を置く台)
ペンタグラムを描きこんだ台座。儀式中にさまざまなものをこの台座の上に乗せます。
このペンタクルは現実世界で儀式を行うということを意味しているようです。
また台座部分には上弦の月、満月、下弦の月が彫刻されていました。
上弦の月は「若い女性」、満月は「母親」、下弦の月「年老いた女性」と、女性の一生を表します。月の3つの相は女性性のすべての側面を表すのです。

儀式中にストレスや人間のエゴ、心配事などを箒をはくことで追い出し、心を落ち着かせるために使用します。
空を飛ぶためには使いません(笑)

鹿の角
男性神の象徴。森の王であるたくましい男性神の姿を表します。

アルテミスの像
女性神の象徴。月の象徴でもあることから、クリスティーナさんがとくに好んで使用しているようです。

グリーンマンの置物
イギリスの伝統的なシンボルで、古い教会で見ることが出来るとのこと。
口から出ている植物は、自然の力が自分自身のなかにあふれていることを表すというのがクリスティーナさんの解釈。内なる自信を象徴します。

木の種類よって、杖に込められている力は異なるようで、クリスティーナさんは柳の杖を使用していました。
柳の木は、月の力を持っているとのこと。

クローク(マント)
魔女の身体を包むクロークは小さな魔法円のようなもの。自分自身を守ります。また森の中で儀式をしている時に人が通りがかった時などに姿を隠すのに使います。


道具の説明が終わると、魔女の儀式を開始!
歌を歌いながら、説明していただいた道具を使用して儀式を行いました。

時間にすると約10分程度でした。
 
クリスティーナさんの歌声はとっても美しかったです!
儀式中は写真を撮ることが出来ませんでしたが、儀式後の道具の様子を撮影。

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さらに、クリスティーナさんと一緒に写真を撮りました。

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儀式の後は、トレッドウェルズ書店で魔女に関わる道具を購入することが出来ます。
魔女のおまじないがかけられた道具がたくさん売られていました。
ツアー参加者の方は、たくさん購入されていました!

トレッドウェルズ書店の後は、鏡先生の案内でオススメの占星術専門店へ。
日本にはない、占星術専門店で珍しいものがたくさん売られていました。
トレッドウェルズ書店に続き、皆さんたくさん購入されていました!

占星術専門店の後は、ロンドンを自由行動です!
日本へ帰国するとあって、おみやげを購入する方や大英博物館へ行く方など、思い思いの方法でツアー最終日を過ごしていました。

ツアー最後の夜は、ツアー参加者全員で食事です。

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初対面の方がほとんどでしたが、5日間のツアーを振り返り皆さん、とても楽しそうにお話をされていました!
来年も来たいという方もいらっしゃり、ツアー最後の食事はとても盛り上がりました!


明日は日本に帰国します!今年のイギリスツアーのブログは、今日で最後となります。
5日間ブログを読んでいただき、ありがとうございました!

ツアー4日目がスタートしました!
数日前から一時雨の予報だったので雨が降らないことを祈り、世界遺産「ストーンヘンジ」へ出発!

バースのホテルから約1時間でストーンヘンジのビジターセンター到着。
2年ほど前に建てられたもので、とてもモダンな印象の建物。
建物の中も綺麗で清潔に保たれている印象でした!

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ビジターセンターではおみやげの購入や、地元食材が使われている軽食や飲み物を楽しむことができます。
また、その他にもストーンヘンジの歴史や周辺環境について学ぶことが出来る、ギャラリーがビジターセンターの内外に設けられています。

ビジターセンター到着後、経由用のバスに乗り、早速ストーンヘンジまで移動。
バスを5分ほど乗り、到着してから少し歩くとすると、巨大な立石が見えてきます。

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何もない草原の中に、巨大な立石が現れるため、とても不思議な印象を受けます。
近寄って見てみたいですが、ストーンヘンジの周りにはロープが掛けられていて、実際に触ることはできません。
ストーンヘンジを中心として360度、デジタルガイドの説明を聞きながら見学します。

ストーンヘンジは巨石が不規則に並んでいるように見えますが、月と太陽の動きを測るために配置された古代の神殿と言われています。

また、巨石の周りには壕が掘られ、その内側には土手が作られていたと言われています。壕は現在も名残を見ることができます。
その土手には56個の穴があり、ジョン・オーブリーという作家が発見したことから、オーブリーホールと呼ばれ、月食を予想するのに使われていたと言われています。

ストーンヘンジは4500年前に建てられた神殿と言われていますが、実際何に使用されていたものなのかは現在わかっていません。

ストーンヘンジを見学した後は、ビジターセンターで軽食を摂り、ハリーポッタースタジオへ!
イギリスは月曜日がバンクホリデーで3連休のため、渋滞につかまってしまいましたが、ツアー参加の皆さんは4日目ということもあり、ぐっすり眠っていらっしゃいました。


ストーンヘンジから2時間ほどでハリーポッタースタジオに到着!
ハリーポッタースタジオはショッピングセンター?と思わせるような建物と駐車場になっていました。

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建物に入るとすぐに、ハリーポッターの役者さんたちに囲まれた入場口があります。
入場口でデジタルガイドを手に入れ、早速入場口へ!

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入場後はスタジオについて、ハリー役のダニエル・ラドクリフ、ロン役のルパート・グリント、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンが巨大スクリーンに登場し、説明してくれます!
周囲を見渡すとスタジオのスタッフも異様にテンションが高く、ポッタリアン?(ハリーポッターが大好きな人)も大興奮の様子。
そのテンションに引き連られ、私もワクワクしました(笑)

スタジオ内は、実際の映画に使用されたセットや、

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小道具が所狭しと並べられています。

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スタジオ内を見まわっていると、体験ゾーンもありました!
杖の振り方を呪文と一緒にレクチャーしてくれます。
子供達が大興奮で杖を振り回していました!

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こちらでは、背景を合成し箒に乗って飛んでいる写真を撮ることが出来ます。

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スタジオは2つの建物で構成されているため、じっくり見たいですが時間の都合もあるため、どんどんとスタジオの奥に進んでいきます。

スタジオ見学の中盤に差し掛かると、9と4分の3番線が見えてきます。
そこには、ハリー達がホグワーツ魔法学校へ行くために乗っていた、ホグワーツ特急が展示されています。

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実際に中に入ることもできます!

さらにスタジオを進むと魔法生物や屋敷しもべ妖精のドビーが展示されています。

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スタジオの終盤は豪華なセットが続きます。
ハリーが初めて魔法使いの世界に触れ合った、ダイアゴン横丁です!

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さらに、実際に撮影でも使用されたホグワーツ魔法学校の、かなり大きな模型を見ることが出来ます。
模型の壮大さとデザインの繊細さが、あまりにも凄すぎて見入ってしまいました!!

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スタジオを出口を出ると、お土産を売るショップに出てきます。
魔法の杖や魔法学校の制服など、たくさんのおみやげが売られていました!!

鏡先生もショップで購入されていました!
 
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ツアー4日目にして、雨に降られることがありませんでした!すごくラッキーです!
明日はツアー5日目、イギリス滞在最終日!本物の魔女に会って、魔女の儀式を体験してきます!
5日目のレポートもお楽しみに!

※注 「鏡リュウジ公式サイト」運営スタッフが書いています。

早くもツアー中盤の3日目がスタートしました!
ようやく時差ボケも抜けてきました。

本日の目的地はアーサー王伝説で有名な「グラストンベリー」です。
世界最大の野外ロック・フェスティバルが行われる場所として有名ではありますが、実はイギリス最大のパワースポット、聖地として名高いところなのです。

ご案内は、グラストンベリーで魔女ショップを経営されている魔女リズ・ウイリアムさん。作家でもあり、また博士号を持つ学者でもあります。
鏡先生の通訳でウオーキングツアーがスタート!!

はじめのスポットは「チャリスウェル」です。
古くからの聖なる泉の周りに美しい庭園。

バスを下りてから15分程歩くと、花で賑わうアーチが見えてきました。
ここがチャリスウェルの入り口です。

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チャリスウェルは伝統的な英国式庭園の中にあり、草花がとても綺麗に手入れされています。

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そして、これがチャリスウェルです。

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この場所では、参拝可能な宗教を限定していないため、様々な宗教の方が想い想いの方法でお祈りをすることができます。
この日は天気も良く、多くの人が庭園内でお祈りや瞑想をしていました。
私もベンチに座り、ゆっくりとした時間の流れを楽しむことができました。

また、チャリスウェルの水は鉄分を多く含む天然の泉で、その見た目から「赤の泉」や、その味から「血の泉」と呼ばれていて、キリストの聖杯伝説にも関わりがあります。
キリストが処刑された際に、その血を受けたとされる杯が、この地に埋まっていて、杯を源泉として泉が湧いているとも言われています。

実際に飲んでみると鉄の味が強く、個人的には飲水には適さないと思いました。
ですが、癒しの力をもつ聖水として有名なので、世界中からこの水を求めて人が巡礼してくるのです。庭園の入口には水を汲むためのボトルが売られていて、ツアー参加者の多くの方が記念にボトルを購入してられました。

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チャリスウェルの次は「トール」と呼ばれる丘の上にある、聖ミカエルの塔を目指して移動を開始。
チャリスウェルからトールの頂上まで歩いて登ります。
道中はかなりの急勾配で、息を切らして汗をかきながら登りました。

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トールの頂上はグラストンベリー周辺で最も高い場所で、グラストンベリーを一望することできます。
天気も良く、ウェールズ島まで見ることができました!空も青く、とても美しい景色を堪能できました。

丘の上の塔は「聖ミカエルの塔」と呼ばれ、地震で破壊されるまでは礼拝堂として使用されていました。

聖ミカエルの塔は「セントマイケルズライン」と呼ばれるレイライン(日本で言う龍脈)上にあり、イギリスで最大のパワースポットと言われています。

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トールから景色を楽しんだ後はグラストンベリーの街まで戻り、昼食へ。イギリスの伝統料理、グレービーをたっぷりかけたローストビーフとヨークシャー・プディング。
見た目もおしゃれで、味もとってもおいしかったです!

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昼食後は、イギリスキリスト教発祥の地「グラストンベリー修道院」へ。

修道院の入り口の近くにサンザシの木が植えられています。
このサンザシの木はキリストの伯父アリマタヤのヨセフがグラストンベリーまで旅をした時に使っていた杖から根が出て、今の時代に続いているという伝説が。リズさんによると実際にアリマタヤのヨセフが来たかどうかは定かではないものの、このサンザシの遺伝子を調べると実際に中近東由来のものだということがわかったということで、伝説の一部には真実が含まれている可能性もありそう!

サンザシは普通春に花を咲かせるのですが、このサンザシはクリスマスのころにも花を咲かせ、その枝はクリスマスに女王陛下のもとに運ばれるそうです。
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そして、修道院の敷地の中央に向かうと、複数の遺跡があります。
一番広く大きな場所には大聖堂が建てられていて、イギリスで最も裕福な修道院として名を馳せていたようです。
 
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しかし、この大修道院は今は廃墟になっています。これはヘンリー八世が英国国教会を作る時、旧来の修道院を破壊していったため。
不思議なことにこの修道院破壊のときに地元の住民が反対したというはっきりした記録はほとんどないとのこと。重税を課していた修道院にたいしては、住民たちはあまり愛着をもっていなかった可能性もありそうです。

修道院敷地内には、その他にもイギリスで最も有名な物語であるアーサー王伝説のアーサー王の遺体が見つかったとされる場所もあり、その場所には看板も置かれています。

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グラストンベリー修道院の後は、グラストンベリーの街を自由に散策です。
ツアーに参加者の方は、日本で見ることのできない魔女のお店を巡り、おみやげを買われていました。

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4日目は世界遺産ストーンヘンジとハリーポッタースタジオへ向かいます!
4日目のレポートもお楽しみに!

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