※注 「鏡リュウジ公式サイト」運営スタッフが書いています。


東京の羽田国際空港から約12時間のフライトでロンドンのヒースロー空港へ。
日本を5月21日午前9時頃に出発し、イギリスの5月21日の午後13時頃に到着しました。


空港到着後は、バスでホテルへ移動。
 

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移動時間は約5時間!!バスから見える景色は、とても自然豊かです。
牛や馬、羊があちらこちらに放牧されていて、ゆったりとした時間の流れを感じました。
 

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さらに、バスの中で、鏡リュウジ氏からささやかなおもてなし。


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イギリスのブランドのチョコレートで、とてもおいしかったです!



2日目は「セントマイケルズマウント」や「ゼノア村」、「魔女博物館」を訪問予定。
また、2日目以降もレポートをお楽しみ下さい!

さて、では、肝心なぼくのトークの内容はというと?

 

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内容を少しだけご紹介しますね。

 

そもそも、「魔女」とは何かということなのですが、魔女の歴史はこの展覧会では長い魔女の歴史を4つのフェーズに分けています。


1:信じる
素朴に魔法や呪術が信じられていた時代。魔女や魔法の存在は信じられていたが、一方的に邪悪なものとは考えられてはいなかった。

2:盲信する
気候変動、疫病、戦争など社会不安が広がり、そのスケープゴートとして「魔女」が標的になり、魔女が邪悪なものとされる時代。

3:裁く
魔女が悪魔と結託した存在だと定義され、異端審問から忌まわしい「魔女狩り」の時代が始まる。

4:想う
近代に入り、魔法の実在性は信じられなくなったけれど、一種の芸術的表現の主題として選ばれるようになった時代
 

展覧会ではそれぞれのフェースにおける代表的な事物が選ばれていて、魔女の歴史を一望できるようになっています。

こうなると、もう「展覧会を見て!」といえばいいだけなので、僕の出る幕はないのですが、実は僕の目から見て今回の展覧会では一つだけ、ちょっと手薄なところがあるんですよね。

 

それは「現代を生きる魔女」

 

現代に入ってからも魔女は「想う」(ファンタジー)だけの存在ではないんです。

いや、むしろ、「生きる」存在 となったといってもいいでしょう。

本当に不思議なんですが、西洋の文化なら何でもあっという間に取り入れる日本ですが、この魔女運動、魔女文化だけが日本には全くと言っていいほど入ってきていない。

これだけでも面白い現象だと思います。

 

実は欧米にいくと、ちょっと大きな書店にいけば「魔女」WiccaとかWitchcraftのセクションがあります。

ロンドンの中心部には少なくとも2軒、一等地に本物の魔女が経営する魔法書店があるんです。これはコスプレやファッションのためのものではなく、真剣に自分の生きる道を魔法に求める人々のためのもの。
 

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写真は、大英博物館前にある老舗の魔法書店「アトランティス」のご主人とそのお嬢さん。彼女たちも「魔女」です。

 

彼らの主張をまとめるとこんなふうになるでしょう。

キリスト教がヨーロッパに広がる以前には、より自然に近い、自然の神々を信じる宗教があった。彼らは男性の神だけではなく、女神も大切にしていて、季節の変化をことほぎ、月の女神を愛し、薬草などを使うことで不思議な技を行ってきた。自然の精霊たちと交わり、この大地と、大地から生まれた身体を大切にしていた。

けれど、そうした素朴な異教(ペイガニズム)は、厳格なキリスト教からみると、猥雑で邪悪なものに見えてしまって、弾圧されてしまった。

けれど、今、もう一度自然との関係を見直そうという時代に、この魔女的な生き方をよりどころに自分の人生を生きていこう、というということなのです。

ですから、この「魔女」には当然、男性も含まれます。そして、このような運動は大きく広がっているのですよ。

トークでは、その世界観や活動をお話ししました。

 

また、最後に、ワークショップを行いました。本物のイギリスの魔女が唱える呪文を聞きながら、唱えながら、あることを会場の全員で実践しました。今回のトークショーをご覧になった皆さまは、その呪文を唱えながら、何を願ったのでしょうか。

 

願った通りに、そうなるといいですね。
so it be!

 

大阪天保山での開催はGWで終了しました。

引き続き、新潟、名古屋での開催が決定しています。

今月523日より新潟県民会館にて。

7月18日より名古屋市博物館にて。

両会場にて僕のトークショーも行いますので、是非お越しくださいね。

イベントの予定は以下魔女の秘密展バナーよりご確認ください。

 

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こんにちは。GWはいかがお過ごしでしたか?
 

僕はと言えば、GWの初日の429日、大阪天保山で開催されていた「魔女の秘密展」でトークをさせていただきました!

 

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この「魔女の秘密展」、おそらく日本では初の本格的な魔女の歴史を概観する大規模な展覧会なんです。展覧会は主にドイツのプファルツ歴史博物館の協力と、オーストリアのハネス・エッツルシュトルファー博士のコーデーネーションのもとに構成された本格的かつ学術的なものですが、日本では最新の魔女カルチャーとして、安野モヨコ先生をはじめ有名漫画家たちによる、現代風に解釈された魔女の創作も展示されているので、幅広い層の方に楽しんでいただけると思いますよ。

 

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≪ペスト奉納画≫

1680年 マリア・ロレート教会

(C)St. Andra im Lavanttal, Basilika Maria Loreto.

Foto: Markus Guschlbauer

 

 

大阪を皮切りに、新潟、名古屋など全国を巡回していくということなので、みなさんのお近くでも開催されることと思います。

 

これ、絶対に観たほうがいいです!人間の歴史の影の部分を知る絶好の機会。

実は僕はこの展覧会のスペシャルサポーターとして応援団長を買って出ているのですが、掛け値なしにおすすめできるエキジビションだと断言できます。

 

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≪死刑執行人のマスク≫

16世紀 ライドナー・コレクション

(C)Collection Leidner

 

僕がトークをした429日は、430日の前日。430日というのは「魔女」たちにとって特別な日です。この日は「ワルプルギスの夜」と呼ばれる日。春分と夏至のちょうど真ん中頃にあたるこの日は、光の季節を迎え入れる古い異教の祝祭の日であり、伝説では魔女たちが集まって大騒ぎをするときだともされていました。かのゲーテの『ファウスト』にも登場しますし、童話として人気の高い『小さい魔女』でも描かれていますので、ご存知の方も多いでしょう。ドイツでは、現在も、この伝説を利用して観光客向けに魔女祭が行われてるようですよ。

 

僕のトークショーの様子は次回更新でご紹介しますね。

お楽しみに。

 

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「鏡リュウジ公式サイト」運営スタッフよりお知らせ

「鏡リュウジ占星術」にて鏡リュウジ「魔女の秘密展」スペシャルサポーター就任記念「魔女と魔法の秘密」特集実施中!

 

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