月別アーカイブ / 2019年08月

黒猫が歩く
黒銀のしっぽをピンと立てて
くらりくらりと揺らせながら

車の下に身を伏せて
クイックステップで過ぎる
靴の波を眺めたり

くうくう寝息を立てて
空中の楼閣に遊んだり

食いしん坊が舌なめずり
空腹に鳴き声をあげる

暮らしの中の程よい距離で
クールと耽美と無垢を隠して

黒猫の瞳は
クイーンも跪くダイヤの輝き
黒いビロードの毛皮で
暗い夜の下界を統べる





寝ぐせだらけの髪に寝ぼけまなこ
冷蔵庫の前で大きく背伸び
おもむろにドアを開けて
左手に卵を二つ
ガサゴソ中を探って
小さな欠伸をひとつ

毎朝の私の儀式なの
どんなに眠くても 天気が悪くても
心を込めて作るの
あなたへの愛情いっぱいの朝ごはん

働き者のあなたはまだまだ夢の中
寝相といびきはご愛嬌にしても
寝起きの悪さは頂けないね
せめてご飯の前の
「いただきます」くらいは
目を見ながら言ってほしい
これって欲張り?

毎朝の二人の挨拶は
どんなに喧嘩をした次の日だとしても
「おはよう」っていえば
おしまいになる不思議な魔法みたい

だから今日も「おはよう」
朝だよって起こしてあげるの
一日が笑顔で始まりますように








終戦記念日には間に合わなかったけど

戦争の持つ惨さ、その惨さにどっぷりと浸かった人間の醜さ
抗いたくとも抗いきれない人間の弱さ哀しさ

争いは狂気を産む
人はその狂気にあっさりと支配されてしまう
そしてその支配は伝染していく
余程目を凝らし耳を澄ませていなければ、支配に歪んだ正義を見抜く事は出来ない

当時を知る人は年々減って行くなかで、本当の話しを聞ける機会は大事だ
本当の話しを聞き、受け入れ、後世に伝えていく事は大事だ

そんなふうに思うお話








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