月別アーカイブ / 2018年06月

(施設見学記の続きです。)

さて、関電トンネルを再び進み、インクライン(ケーブルカーですが、主に貨物運搬を行うものをこう呼ぶそうです)の乗り場に。

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ここまで、トンネルを下へ下へと進んでいたので、地下奥深くにいるイメージでしたが、ここは標高約1,300m。ここからインクラインで456m降ることになります。

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乗り場の天井に

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とうざいなんぼくを表すプレートが。
太陽のないここで、方向感覚を取り戻す。
どっちがどっちか、イメージを取り戻す。


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インクラインは傾斜角34度で下っていきます。

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そして、とうとう発電所へと辿り着きました。

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黒部川第四発電所

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広い空間に、4基の水力発電機が佇んでいます。重厚に。

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しかし、先ほどの部屋から一段降りて、水車があるところでは、先程の落ち着きとは一転、轟音を立てて回転しています。

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説明によると、水力発電が全体に占める割合は1割弱だそうです。そして、確かここ第四発電所ではその約1割、つまり1%弱が発電されています。

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これだけ自然に抗い、築き共存する巨大な施設でも、ある意味1%。
火力発電・原子力等で85%を担っているのですが、確かに建設という観点からも圧倒的に優位であるということをこのツアーで再認識します。
険しい山々を超え、トンネルを掘り、自然に挑みながらつくるダムより、埋立地や平地につくる施設は、資材運搬・労働力確保・そこからの送電等を考えても圧倒的に効率的でしょう。

水力は火力発電とは異なり化石燃料を消費しませんし、CO2も出しません。原子力の様なリスクもない。

難しい選択です。
しかし本来は、長期的な視野に立ち選択をしていくべきなのでしょう。

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なんてことを考えながら、黒部専用鉄道に。こちらは有名な「トロッコ列車」、黒部渓谷鉄道の終点からさらに進む、水力発電施設を管理する為の線路です。

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途中、止まって見たのは…宇奈月側からだと、「高熱隧道」を超えた先にある仙人谷ダムでした。

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そこには、何とも言えない迫力が。

ここから、黒部渓谷鉄道欅平駅に向かう「上部軌道」を進みます。

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様々な景色には、苦労の歴史が。
しかし、それを考えさせない美しさ。

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上部軌道から渓谷鉄道には、列車ごと乗れるエレベーターでその標高差を克服します。

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欅平駅からは、写真で見たことのあるトロッコ列車の牽引車がやってきます。

ここから、宇奈月温泉を目指します。

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黒部川第2発電所


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一つ一つ、創ってきたのですね。



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そんなことを考えながら、気持ちのいいトロッコ列車(では無いのですが)に揺られて進みます。

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宇奈月駅に到着。これで旅も終わりです。


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もともと、自然や山が好きなので、最初から興味のあったこの発電所見学ツアーでしたが、色々と考えさせられ、感じることの出来た、非常に良い「出張」となりました。

仕事に役立つかはともかく、得たものは大きかったと思います、色々な意味で。

機会を頂いた方々には本当に感謝です。
ありがとうございました。


(おわり)


(施設見学記の続きです。)

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トロリーバスに乗って、黒部ダムへ向けて出発。このトロリーバス「300型」は、2018年度の運用を持って引退、今後は電気自動車になるそうです。


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今だって、電気で動いているんでしょ? と思いましたが、所謂バッテリーで動く電気自動車で、架線(電線)から電気を得て軌道上を走る「電車」では無くなるということだそうです。
この扇沢から黒部ダムへと続くこの架線、なんと冬の間はワザワザ取り外しているそうです。トロリー廃止には、その架線関連の作業を=コストを削減する意図もあるそうです。 しかしながら、そうなると架線関連の作業に関わっていた方々の仕事が無くなる為、色々と反発もあったそう。地元に根付く施設は、労働と雇用を産んでいることに、地味に気がつきます。


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…なんてことを、黒部の景色は、忘れさせてしまうぐらいに、「綺麗」。

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そして、「雄大」です。


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余りにも大きく、見ているとスケール感が狂ってきます。


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その大きさに、呑み込まれそうです。

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何時迄も見飽きない風景に、まるで観光に来たかのように写真をパシャパシャ。
でも、これは施設見学。ここからが本番です。

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発電所はダムにある訳ではありません。その下流に、別のところにあります。
その為、ここから観光では行けない「黒部トンネル」を通って発電所に向かいます。

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バスに揺られ、ひたすらトンネルを進みます。
「黒部の太陽」の舞台となった大町トンネル(関電トンネル)は非常に有名ですが、こちらはあまり知られていないと思います(私自身も知らなかった)。
しかし、このトンネル、非常に長くて、地下帝国(行ったこと無いけど)の通路のよう。これを昔、造ったんだと思うと、何だかその力にか、圧倒されます。

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途中、バスを降り横道へ。


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トンネルを出ると…


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劔岳。

これらの山を越え、地下を潜り、人がこれを造ったのか。
自然と人間の、共存と競存に身震いしてしまいます。

そして、簡単に人が行けない場所に構える自然の、また美しいこと。
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そう感じて、再びトンネルへ戻りました。



(つづく)

この度取引先の方のご好意で、黒部第四発電所を見学する機会を頂きました。
結論から言うと、この施設見学は久々に感銘を受けたと言いましょうか、色々と感じるものがあり、考えることがありました。

…という難しいことは置いておいて、いつもの旅行記のノリで記録していきます。

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まずは出張準備。今回は滅多に行けない場所へ行けると言うことから、カメラを持っていくことにしました。あと、必読の「黒部の太陽」も。


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「なにしてるの? どこいくの?」

仕事?だよ。

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中央線の特急あずさに乗って長野を目指します。が、これがスタートから遅れて…。ちょっと中途半端な時間が出来たので、松本で昼食を取ることにしました。


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蕎麦、美味しかったです。

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その後、徒歩で松本城へ。

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よく、木造でこれだけのものを造ったものだと関心。歳を取ると?本当にそう思います。

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何時迄も残って欲しいものです。


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さて、松本城を後に、大糸線に乗り換え、信濃大町駅を目指します。

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宿泊は、くろよんロイヤルホテル。トロリーバス出発駅の扇沢駅に近い向原山高原に位置します。

施工は熊谷組。ダム建設時はクラブハウス?として使用されていたそうで、世界銀行の方々をもてなす為、「吉兆」を呼んできた等、ここにも色々なストーリーがありました。

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そんなくろよんロイヤルホテルでの夜は更けて、朝の散歩に出かけました。毎朝あかりちゃんの散歩をしているので、なんとなく目が覚めてしまいます。


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ロイヤルホテルから、アルプスの山々がきれいに見えました。これは確か爺が岳ですね。


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散歩を終え、8時半には玄関に集合、これから黒部ダムに向かいます。

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トロリーバスに乗って、さぁ出発!


(つづく)



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