こんばんは、僕です。


先日、仙台のライブに出演させていただきました。

JARNZのライブに最初から最後まで出たのはこれが初めてですね。




僕の両親は、宮城県の生まれです。

仙台で出会い結婚をしました。



その後東京に出てきた二人の間に僕が生まれます。



つまり、血統は宮城なんですね。

本家は福島だと聞きましたが、いずれにしても、僕の身体には、みちのくの血が流れています。



先の震災では、親族もダメージを受けたようでした。



3月3日、僕は震災後初めて宮城に伺いました。

出迎えてくれたのは、歌を楽しむたくさんの人たちでした。

きっと、辛い思いをした方もいらしたでしょう。
それでも皆さん、笑顔でした。

たくさんの笑顔が生まれる会場で、僕は一人、泣きました。

ただ嬉しくて、泣きました。








扉を叩く。
扉は自分に、叩かれる。

道に落ちたガムを踏む。
ガムは自分に、踏まれる。


この「叩かれる」や「踏まれる」は、受動態と呼ばれますね。

自分が何かをするのではなく、他の人や物事によって、望む望まないに関わらず、なにかを「される」ことですね。


では、「生まれる」はどうでしょうか。




誰かが生まなければ、何も生まれません。

勝手に出てくる物なんてないんです。







笑顔を生むのは、きっと皆さん自身でしょう。

そのお手伝いをするのが、僕らの仕事だと思っています。


そのために、良い音楽を、ステージを、いろんなものを生みたいです。





今週末は岩手に行ってきます。



少しでも多くの人たちに、笑顔を生んでほしい。







生みの苦しみ、とよく言いますが、

笑顔を生むのにだって、きっと苦しみは伴うから。


少しでも力になれたらな。

何が出来るかな。



おしまい。



こんばんは。





先ほど発表がありました通り、本日よりJARNZΩの活動に参加させていただくことになりました。


日付上では昨日、JARNZΩの5人体制最後のライブが執り行われ、


本日より、正式に行動を共にすることになります。




既に5人で積極的に活動しているバンドへの参加。


当然、今まで彼らが培ったもの、作り上げてきたものがあります。


目に見えないそれらを、壊すつもりはありません。壊したくありません。


ただ、自分がこれまで、彼らと違う場所で活動してきた上で見つけたものや、手に入れたものが


少しでも、これから始まる彼らとの活動に役立てば、と考えています。






また、元来のメンバーの担当パートを変更してまで、自分が参加する必要があるのか。


誰かの力が必要とされるとしても、それが自分で良いのか。




ここに関しては、最後まで非常に悩みました。




しかし、最終的に決め手となったのは、彼らの懸命な姿勢に心打たれたこと。


そして、そんな彼らが、僕を仲間として迎え入れてくれた、という事実でした。







これまでのJARNZΩが築き上げてきた、サウンド、ステージ、そして、皆様との心の交流。


その全てに敬意を表しつつ、新たな色を加え、風を吹かせる。



僕らも未知の景色が、皆様にとっても良い物となるように。


僕にできることは、日々精進を続けることのみであると思っています。





最後に。



僕から申し上げるのも、恐縮の致すところではあるのですが、




これからもJARNZΩを、応援くだされば幸いです。


よろしくお願いいたします。





平成二十五年 上巳

JARNZΩ 岩城 慧

1日を終え、乗換駅で仲間と別れ、疲れた自分に気付く。

自販機で缶コーヒーを買う。


おまけが付いている。当たりらしい。

ほんの少し心を躍らせ、おまけをコートのポケットに突っ込む。



暖かいコーヒーを飲みながら、今日1日のことを考える。

自販機の前は僕一人の空間。少し寒いが心地よい。

















ややあって、仕事帰り風の男の人がやってきた。

僕と同じ自販機でコーヒーを買い缶を開け、飲み始める。





一人の時間は、知らない人と二人の時間になった。




















お兄さん、これあげる。


自分に話しかけているのだと気付くのに、少し時間が掛かった。








当たったんだけどさ。


手には自分のと同じ「当たり」の文字。




いいんですか?


いいの、おじさんはこういうの使わないからさ。


僕のとは別の、ちょっとした電化小物を受け取る。







知らない人と二人の時間は、心配に反して心地よい時間になった。



冷めたコーヒーを飲み干し、彼に再度礼を言って、ホームへと向かう。













やけに膨らんだポケットには、名前も知らない人との、ちょっとした出会いが突っ込まれている。

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