だいぶ間が空いてしまったが、引き続き私の人生日記を書いていこうと思う。

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そろそろAKB編に突入するとしよう。
男友達しかおらず、クラスでもゴリラと崇められていた私がAKB48の存在を知ったのは、小学5年生頃だった。未だに会う宮城の小学校の同級生は本当に数少ないが、その中の1人で、当時から特に仲の良かった友達が、「まゆゆ可愛くない?」と言ってきたのが始まりだった。
掃除の時間、ホウキをスタンドマイクに見立ててヘビーローテーションを熱唱し、全力で先生に怒られるそいつを、当時鼻で笑っていた。

正直私は、アイドルに"全く"興味がなかった。
申し訳ないが、これは本当の事だ。
そもそも私がなりたかったのは女優、役者であり、アイドルでは無かった。と言うより、自分がアイドルになんてなれるわけない、と思っていた。
前回のブログで書いた通り、Berryz工房さんのステージを見たとき、私は確信した。正確に言うと、興味がなかった訳ではないのかもしれない。本物のアイドルに格の違いを見せつけられ、「私はアイドルにはなれない」と言う答えを導き出した私は、自分にそう言い聞かせていただけなのかも。本当は、ほんのちょっとだけ、憧れていたのかもしれない。

そんな私がAKB4812期研究生オーディションを受けたのは、2011年の年始。舞台やプロダクションのオーディションに落ち続けて戦意喪失していた私に、「気分転換に、どんな子たちが来るのか見に行ってみたら?」と勧めたのは、母だった。
いつも東京にオーディションに来る時は、母と2人だった。夜行バスで東京に着く時は、毎回わくわくしていた。たまに、いや、割と頻繁に、父が往復8時間近くかけて仙台から車で送り迎えしてくれたりもしていた。
何度も何度もオーディションに落ち続け、それでも私の夢のために時間とお金を沢山使ってくれた両親には、本当に感謝している。
オーディションが終わった後は、毎回母と原宿でショッピングをして帰った。未だに私が東京で一番好きな街は原宿だ。当時の私は、原宿が世界で一番お洒落な街だと思っていた。今でも原宿には、そんな田舎娘だった私の思い出と憧れと、初心が至るところに転がっている。

少し話が逸れたが、完全にノリで(申し訳ない)12期研究生オーディションに書類を出したら合格通知が届いたので、いつものように母と2人でオーディションに向かった。(ちなみに私がAKBの一つ前に受けたオーディション、つまりデビューするまでに受けた最後のオーディションは、E-girlsだ。笑)

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【↑実際に書類に添付した写真】

まずは一次審査。12期研究生のオーディションには秋元康先生は不在だった為、当時の劇場支配人を始めとしたスタッフさん達がズラリと肩を並べていた。目の前の審査員席に座っていた戸賀崎さんと西山さん(サルおば)が、めちゃくちゃ怖かったのを今でも覚えている。笑
後にこのお二人から私は、生涯かけても返しきれるか分からない程の恩恵を受ける事となる。

一次審査は簡単な自己PRと質疑応答。
まず聞かれたのは、「推しメンはいますか?」だった。何度も言うが、アイドルの知識が本当に無かった私は、メンバーの名前なんて分からなかったし、まず「推しメン」と言う言葉をそこで初めて聞いた。

おしめんってなんだ?

私の頭にハテナが浮かぶ。
周りの子たちは、「まりこ様です」「ともちんです」と、どんどん答えていく。私の番がきた。
おしめん?オシメン……お知メン、、?
そうか!お知り合いのことだ!

「いません。」




ほんの一瞬、会場の空気が止まった気がした。

次の質問が、「デビューした後の目標を教えてください。」だった。

周りの子たちは、「選抜メンバーになる事です。」「神7に入りたいです!」「センターに立つことです。」などと答えていて、その子たちの目はとても輝いていた。

私はと言うと。

アイドルとしての目標が特に思いつかなかった。
もうこの際すべて暴露すると、もし万が一受かったときは、AKBとしてデビューをして、プロダクション移籍で事務所に入り、女優デビューすることが私の真の目的だったからだ。だとしたら、アイドルとしての目標よりも、自分の人生の目標を言おう。
 

「ブロードウェイに行く事です。」


また会場の空気が止まる。刹那、戸賀崎さんが少し笑った気がした。

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そんな感じで一次審査は終了。周りの子たちから、「変な子だ。」と言う視線を存分に浴びて、私は悔いなく母の元へ帰った。
受かる訳は無いが、夢を語る少女たちの目の輝きを見て、アイドルってちょっと凄いのかも。なんて思いを胸に東京を後にした。
それから少し経ち、私はオーディションを受けた事自体忘れていたが、なんと、2回目の合格通知が仙台市太白区(前実家)に届く。

果たして宮城の田舎娘は、国民的アイドルの仲間入りを果たせるのだろうか……!?運命は如何に…!

次回!「華怜、アイドルになる」

お楽しみに!!!