伊東歌詞太郎です!




手術してようやく一週間が経ったところです。

こうして文章にするとまだ一週間しか経ってないんだって気持ちになります。



完全沈黙で過ごす日々は生まれて初めてなので新鮮です。

声の出し方忘れます!ほんとに。


手術した人にいろいろお話聞いてまわっていたのですが、

声の出し方忘れるよっていう人何人かいました。本当だなっていま思います(笑)。


術後に問題がないか見てもらいましたが、特に問題はありませんでした。

ここからは僕の体に頑張ってもらいます。しっかりと元に戻りますように。

僕が僕の体にできることは、黙って、寝て、栄養をとる、くらいしかもうない。

あと、応援してます自分の体を!頑張れー!



治った後のことを考えるとすごく明るい気持ちにはなるんだけど、

それを考えた後に、本当に治るのか?と不安になります。

以前は治るに決まってるんだから!

という気持ちでどんな歌がうたえるんだろうとわくわくする気持ちがありましたが、

実際に手術が近づくとやっぱり怖かったし、いまも怖い。


「治る」っていうのはまた声が出るようになるっていう意味じゃなくて、

以前と同じ感覚もしくは違う感覚でも以前より歌える状態になることだと、

僕の中では思っていて、とにかく怖いものは怖いです。

前向きな気持ちとか後ろ向きな気持ちとかもうなんかよくわかんなくなり、

前とか後とかそんな方向ごときで自分の状況や気持ちを表せるはずないと思い至り、

余計なことは考えず目の前のできることを一つ一つやるしかないと思っています。

というわけでいまはひたすらに文章を書きまくっています!



小説は昔から書きたかった、というかいくつかのお話の原型は2012年に書き上げたものもあります。

原型を形にしていったり一から創りあげたりで、もう朝から晩まで書き続けてます。

昨日は気が付いたら深夜の3時になってしまっていて、さすがに気を付けようと思いました。

毎日10時間くらいやってます。

もちろん、筆が進まずに1時間考えるなんてこともあるからずっと書いてるわけじゃないけど。



こんな生活を1週間続けることができました。

音楽もそうだけど書くこともこれだけ没頭できるんだなと思って、

これは嬉しい発見です。

1冊書き終わるまでちゃんとこの生活が続けられて、

あ、次も書きたいなって思ったら、僕は書くことが好きなんだって思うようにします。



そうだ、気づいたこと。

この生活になってからめっちゃおなか減るんですよ。

もうね、ポテトチップス食べまくり。ちゃんとご飯食べてるのに。

人間は脳が一番カロリーを消費している説、本当かもしれない。

この生活はしばらく続くので、もしこの説が正しかった場合、僕は太らないことになる。

もし太ったら、頭脳労働でだけでは人は痩せないということの証明になるね!



あとやばいのは、ページ数。

いまやっと3分の1くらいまで書き進めたのですが、

当初の予定よりもたくさんの内容が詰まってきてしまってます。

物語なので登場人物がいるじゃないですか。

その人物が頭の中で生きるんですが、生き物なのでどんどん予想もしなかったほうに行ったりして、

書きたいことが増えてしまう。

今一番の懸念点は、1冊に収まるのだろうか?です。

書く前は書店に並んでいる本のように、あんなにに多くのページ数を僕が書けるのか?

と思っていたのに。

逆にどうやったら内容を減らせるのか、という悩みにすり変わるとは。



どうなるか分からないけど、全部書ききってから考えることにします!




「火鳥風月」のファイナル東京公演と上野恩賜公園でのライブ、

ここでいただいたお手紙はすごく数が多く、その日のうちに読むのは無理でした。

というわけで入院中たくさん読みました。

退院してからも毎日少しずつ読んでます。本当にありがとう。

今全部の半分くらい読めた。



小説がこんな様子なので1日にギター弾く時間が2~3時間。

その3倍書いてるのでもはやミュージシャンではなく、

ほんとに伊東作家太郎になりかけています(笑)!



楽しんでもらえるように、楽しんで考えて書いていきます。頑張るよ!

ではまたね。