「苦戦する紙媒体と電子書籍」(12/3)
どうもこんにちは。
なんだか雪が積もってきましたね!
降っては溶け降っては溶けを繰り返し、一時はどうなることかと思いましたが、やっと長岡の冬がやってきたという感じがします。
雪といえば、皆さんは気づいていたでしょうか。
何やら謎の棒が、大学敷地内のあちこちに立てられていたことに...。
問題:この写真の中には赤白2色の謎の棒が写っています。さて、何本写っているでしょう(答えはこの記事を最後まで読むと分かります)。
まあ大学だけでなく、市内のあちこちに立てられているわけですけど。
ご存知の方もいるでしょう。除雪車が除雪する際、雪に埋もれている段差などがどこにあるかを示すための棒ですね。
私は去年初めてその存在が気になり、人に尋ね、やっと正体が分かったところです。
立てられた頃は「そろそろ雪が積もるだろう」という感じでしたが、意外と積もらなかったので、大量の棒がただただ直立しているシュールな光景をしばらく楽しむことができました。
これから雪はどうなるのでしょう?積もり続けるのか、それとも再び溶けてしまうのか?
赤白棒とともにその経過を見守りたいと思います。
それでは情報リテラシー論のレポートを書いていこう。
↓今日のロボホン
ちょっとこわかった
ネット検索でバカになる
本日(12/3)の動画。なんだか言葉が強いですけど。
すぐには検索せず、少しだけ考えてみるといいんじゃないかな(適当)。
実際、検索してすぐ出た答えより、少しでも自分で考えたことの方が記憶に残りやすい気がします。
記事には書いてありませんが、書店の減少という話もありました。
通販で買う人が増えたからという説も登場していました。
通販だと書店を歩き回ることもないですから、必要なもの以外にはなかなか目が行きにくいでしょう。
たまたま目にとまった本、なんとなく気になってつい買ってしまった...。なんてことは起こりにくくなるわけです。
そうして出会った運命の本が何冊かあります(隙自語)
寄り道、余剰、それが知。
確かに...。とも思いますが、それほどの時間を費やすことが難しくなった、ということもあるのではないでしょうか。
ヒトとして生まれたからには色々な知識を手に入れて生きていきたいところですが、なかなかどうして時間は有限なんですよね...。
苦戦する紙媒体
本屋さんのにおいが好きです。
しかしここ20年で、書店の数は半分以下に減っているのだとか。
かくいう私も最近、幼少より慣れ親しんだ近所の本屋さんが閉店してショックを受けていたところです。
大型チェーン店の台頭もあるのかもしれませんが、やはりネットの普及、それに伴う紙媒体の売り上げの減少などの影響もあるでしょう。
そんな、苦戦する紙媒体たちを紹介します。
新聞
インターネットが始まった直後から、新聞の発行部数は減少を続けています。
ニュースを知るために、紙を買うよりネットで調べるほうが断然安く済みますし、手軽ですし。
当然といえば当然でしょう。
とはいえ今の若者が「新聞離れ」したからといって、「文字離れ」しているというわけではないようです。
知らべたところ2012年のデータのようです。
確かに、高齢層の「新聞閲読」の代わりとなるかのように、若年層では「テキスト系サイト利用」の時間が多いですね。
ただ、テキスト系サイト=「ソーシャルメディア/ブログ・ウェブサイト」のことで、同調査の他のデータによるとソーシャルメディアの利用時間は10代26.9分、20代21.9分であることも書いておきます。
しかしまあ、こうしてブログ記事を書いて文字に触れている若者もきっと多いことでしょう。
文章を書くのはなかなか体力が必要だなあと思う今日この頃。しかしこうして文字に触れ続けることは意味があると思ってやっております。
話が逸れましたが、
新聞の発行部数は減少を続けているわけです。
各社とも電子版に力を入れますが、有料版はあまり振るっていないようです。
オリジナルコンテンツを作り有料にしたことで黒字を出した、NewsPicksという例もあります。
他では見られない情報と言われたら、確かに見てみたくなるかもしれません。
ここで今日のよこたん。
何をといえば、新聞購読の勧誘です。
昔は勧誘といえば洗剤がついてきたものですが、最近、地域によっては1万円を置いていく場合があるそうな。現ナマで。
とりあえず話だけでも聞いてみると、思わぬ収入があるかもしれないということで。
新聞社の苦悩が伝わってくるようですけど。
雑誌
小学館の学年誌、読んだことありますか?
「小学一年生」から「小学六年生」まで、学年ごとに作られていた月刊の学習雑誌ですね。
その名が表す学年だった当時、何度かお世話になった雑誌です。
大正時代から続いた歴史ある雑誌ですが、現在は「小学一年生」を除いて休刊となっています。
「91年間ごあい読ありがとうございました!!」の破壊力がすごい
代わりに2〜6年生が対象の「小学8年生」が刊行されています。名前の由来はぐぐって
休刊の順番は上の学年から。
雑誌離れを如実に表す出来事のように思います。
2013年から2015年にかけて、ちょっと上がったりもしています。これはかの「妖怪ウォッチ」のブームが影響しているのだとか。
確かにあの頃が(世間的には)1番、盛り上がっていた感じがします。
実際「小学二年生」の売り上げが増えた2015年は、ほぼ毎月妖怪ウォッチの付録が表紙を飾っていますね。
付録つきの紙媒体って強くね?と思う今日この頃です。電子版にはつかない場合が多いですよね
しかしどちらも2016年の落ち方が激しい...。
時代の流れですね...。
休刊に一抹の寂しさを覚えつつ、あの頃を共に過ごした各雑誌を労いたいです。
そんな感じで、多くの雑誌の発行部数が減少傾向にあるようです。
電子書籍化の影響もあるでしょう。
また、ネットで他のことに費やす時間が増えたこともあるんじゃないかなあと思いますね。
↓雑誌の発行部数やその推移も分かるサイト
いつまでも変わらないと無意識的に思っていたけど、諸行無常、本当に何もかも変わっていくんですねえ...(しんみり)。
紙から電子へ
さあ、ここから電子の本のお話です。
日本では流行らない...そんなことはありませんでしたね。
紙媒体を取り巻く環境とは真逆、見事な右肩上がりですね(2012年度以降は『予測』となっていますが、いくつもの電子書籍サイトやアプリがしのぎを削っているのを見るに、きっとこんな感じなのでしょう)。
2014年には「少年ジャンプ」の電子版が登場、その後次々に漫画雑誌の電子化が進みます。
もうそんな時代に...。
情報誌とか、ずっと買っているとかさばりそうですしね...。載っている「情報」だけが欲しいなら、電子版でも良いのかもしれません。
売り上げが紙雑誌のみで「週刊文春」や「週刊現代」を大きく上回る「家の光」ってなんぞ?と思い調べたところ、JAの雑誌のようですね。初めて聞いた。
他にも、紙媒体を電子化できるサービスなんてのもあります。
名刺や、
年賀状。
長年、アナログでやり取りされてきた伝統的な紙媒体たちです。
それをデジタル化し、簡単に管理できるサービス。近年はSNSの普及からか年賀状も減ってきていると聞きますが、こうしたサービスを通じてまた増えたらいいですね。
紙の本を1冊100円でスキャンし、デジタル化してくれるサービス。
一度スキャンしてしまえば以降はする必要がないため、儲かるのだそう。
それに、書籍なので新聞や雑誌よりも質の良い紙が手に入るんですね。もともと廃品回収屋さんで、回収した本はリサイクルされるみたいですよ。
電子から紙へ
紙から電子へ、という近年の流れは確かにありますが、昔より電子から紙へ、というのがやりやすい世の中になったのも確かです。
そういったサービスを紹介します。
欲しい...!!
古い本がもつ「貴重さ」というアドバンテージは失われそうですが...。
誰でも簡単に、PDFファイルから本が作れるサービス。
いいなあ。楽しいなあ。
よこたんもいつかやるみたいです。
Amazonでよく売れれば、コンビニなんかに並べられるかもしれないんですって(上部にオンデマンド本セレクトと書いてある)。
近年はTwitterで人気になった個人の漫画が雑誌連載、書籍化したりもよく見かけますが、紙からというやり方もあるんですね。
1冊単位から、というのがやりやすそうです。
自分で作るならまずは電子書籍ではなく紙の本をというのはやはり、元来の紙文化に親しんでいるからでしょうか?
形あるものとして残したい、という願望もあるかもしれません。
個人的感想
おそらくいろいろな要因で苦戦している紙媒体。
電子書籍のせいでなくなるということはないんじゃないかなあというのが個人の感想です。
形あるものにしかできないことってあると思います。よく言われるページをめくる感覚、どのくらい読んだのかが感覚的に分かる感じとか。
(これが擬似的に作られている電子書籍もありますが、本物の感覚には程遠い。と思う。)
あと、やっぱり1冊の「実物」を所有している感。埋まって行く本棚。揃っていく単行本。その背表紙を並べる感覚。好きです。
他にもきっとそういう方はいるはずで、だから減りはしてもゼロにはならない、と、思います。
電子書籍以外の要因もあるでしょうけど、何か書く人、描く人がいなくならない限りは大丈夫なんじゃないかなあ。
私はまだまだ揃えたい単行本がいっぱいあるんだ。よろしく頼むよ。
それでは今回はこの辺りで。
読んでいただきありがとうございました。
↓よこたしゅうりん氏のブログ
講義レジュメより画像を使用させていただきました。
冒頭のクイズの答えは14本!!!全部見つけられたかな!???
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