お知らせ

「画像認識の技術と流出問題」(12/17)


どうもこんにちは。

突然ですが、自分の知る場所で撮影された映画やドラマってわくわくしませんか?私はします。

ご存知の方はいるでしょうか、ここ長岡造形大学で撮影されたドラマが昨年テレビ朝日で放送されていました。

シーン的にはほんの一瞬なのですが、しっかりとNIDです。

どこかというと、ホーム画面でも使っているこの場所。
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どこか分かりますか?劇中では「病院の出入口(裏口?)」として使われていました。

実際に見ると病院とは言えないような高さなのに、前のシーンが病室だったのと、写真のように上部がトリミングされたことで、高い建物を想像してしまいました。すごいなあ。

ちなみにドラマの放送は入学前でしたが、当時はどのシーンにどの場所が使われているのか全く分かりませんでした。

「撮影協力」に「長岡造形大学」の文字はクレジットされているし、NIDにはそれまで何度か足を運んでいたのですが、何度見直してもさっぱりだったのです。

入学してしばらく経って、実際にその場所を見たとき初めて気づきましたね。

見つけたときは嬉しかったです。

そんなドラマのタイトルは「越後純情刑事 早乙女真子」

このドラマは「長岡市」が主な舞台で、長岡や新潟の様々な場所でロケが行われています。

モンタージュというのでしょうか、各地で撮影された断片的な映像を組み合わせて連続した映像を作っていて、距離的に無理があるというか、全く別の場所だと分かってしまう場面もいくつかあって面白いですね。

(NIDから出ると悲鳴が聞こえるが、行ってみるとその出どころは全く別の場所など)

しかし地元での撮影だから気づくだけで、一般的な動画の多くはそう作られているのでしょうか。

普段はあまり注目しない「背景」を意識できたドラマでした。

長岡に住む人は是非見てほしい...。再放送があるといいのですが。

(余談だけど長岡市の人が新潟市を『新潟』って言う、というあるあるが自然に行われていたのも面白かった)(他の県はどうなんだろう)


そんな感じでレポートを書いていこう。


Photoshop 美女加工


本日(12/17)の動画。

Wow...。

似たような課題がありましたね...。

Photoshopすごい。そして怖い。

認識される画像

今、我々が1分間に撮る写真の枚数は、19世紀の100年間に撮られた分に匹敵するのだとか。

さらにそれらがアップされるインターネットというものまで普及し、とにかく写真というものが世に溢れる時代になりました。

写真はテキストと違い、写真そのものを検索で探すことなんてできない…。そう思っていた時期が私にもありました。

しかし今や当たり前のようにコンピューターやら何やらが認識、検索もできるようになってきました。

そんな、画像認識するモノたちを紹介していきます。

Google

まずは我らが検索エンジン、Google。

「Google画像検索」では、画像をアップロードしたりURLを貼り付けることで、「画像そのもの」で検索することができます。

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関連する単語や、類似する画像なども一緒に表示してくれます。

「この画像、どこで見たんだっけ…。」なときや、「これと似た画像が見たい!」なときに便利かもしれません。

この機能のおかげで、エンブレムやら何やらがパクリとされ騒ぎになったとかならなかったとか…。

Pinterest

画像を他のユーザーと共有できるサイト。

ここで今日のよこたん。

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なまずは、よこたんのPinterest内のボードの名前。パンダもありました。

写真を公開、共有することに関する著作権的なことには後で触れるとして、Pinterestで使われている画像認識技術といえば、「ズームイン検索」です。

写真の一部だけを抜き出して、関連する画像などを検索することができる機能。Google画像検索でも、後述するInstagramの検索でも出来ないことです。

「この画像のここが気になる!」なときに、便利なんでしょうかね。

Instagram

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いつかの記事でも、Googleはじめ各種検索エンジンがSNSの登場により危機に瀕している…みたいなことを書いた覚えがありますが、画像検索でもそれは同じのようです。

検索エンジンだとロボットの手により、最適な検索結果、THE定番、普遍的な物が多く出るでしょうが、SNSなら新しいもの、話題のものなど、ユーザーがユーザーの視点で良いと思ったものが出てきますからね。

また「Shop Now」といって、写真に写っているものに値段を表示し、タップすることで商品の説明、さらに購入できるページを開くこともできるようになりました。

画像の中でいいなと思ったものをすぐに発見でき、さらに購入できるというのはいいですね。

また、画像自体に適切なハッシュタグをつけることも見つけたり見つけられたりしやすくなるために大切なことのようです。

これは人の手による技術ですね。

...と思っていたらそうもいかなかったり?

AI

なんといっても、画像をよく認識するのはやはり人工知能でしょう。


AIが画像を認識し、SNS用のタグを自動で生成してくれるアプリ。

タグをつけて、そのままSNSで共有することができます。

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なおロボホンは #ポール #武器 #前輪 の模様。

ユーザーが付けるタグから、AIがどんどん学習していくのだそうな。

同じ写真でも、時期が違えば生成されるタグも違うかもしれませんね。面白そうです。

また、1つのジャンルに特化した画像認識&検索アプリも多くあります。

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そしてそれを1つのアプリでできるようにしたのが、Microsoftの「Seeing AI」だったり「Google Lens」なわけです。

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33 years oldと表示されたよこたん「若く見られている」

すごい

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コマーシャルなんかでよく見たムンクのあれこれは、Wikipediaからの情報なんでしょうかね。

確かにGoogleとWikipediaが組んだらつよそう。

Facebookがより高度な顔認識機能を提供〜利用者はON/OFFを選択できるように〜 : プライバシーザムライがゆく(プライバシーマーク・ISMS最新情報)
(画面はFacebookの顔認識機能の設定画面)皆さんこんにちは。プライバシーザムライことオプティマ・ソリューションズの中です。Facebookが顔認識機能のON/OFFを選択できる設定を、一部ユーザーから順次導入しているようです。従来から「画像へのタグ付け」という設
www.pmarknews.info

Facebookはさすが「顔の本」。写真から自動で人物の顔を認識し、タグを付けられるようになったようです。

人間が人間の顔を識別する精度が97.53%。

それに対し、機能実装前の2014年、Facebookが公表したAIによる人間の顔の識別制度は97.25%。

いみじ…。

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画像だけでなく動画までも。


前回も書きましたが、とにかくAIの発達が凄まじいんだなということがわかります。

こんなに人工知能が賢くなったら、よく見かける、ロボットではない証明をするために画像をクリックするやつなんかも、簡単にすり抜けられそうですね…。

2010年、Amazonで書籍の表紙検索ができるのがすごいことだと言われていたのに、8年でこんな感じですよ。すごい(n回目)。

生物の祖先がほとんど誕生した「カンブリア紀の大爆発」も、生物が「視覚」を手に入れたことに理由があると言われるくらいです。

「見る」ということは、生物を大きく進化させることになると。

人工知能が「視覚」を手に入れた今、一体どうなるのでしょうね。

アリなの?

画像認識の技術がすごいという話をしてきましたが、ここからは「画像」と「著作権」の話をしていきます。

先ほど出てきたPinterest、そしてかのGoogle。この辺りは著作権的にグレーな部分も多く、裁判がしばしば行われているところです。

Googleで言えば、誰かの著作物をGoogleサーバーに保存し、リスト化&サムネイル縮小化し、検索結果に出し、広告費を手に入れているわけです。

つまり著作物を複製、加工、利用し、著作権を侵害しているのでは?という事ですね。

今まで、画像が検索結果に表示されていることに何の疑問も抱きませんでしたが、確かにそういう見方もできるのですね。

元のサイトと一緒に表示されているので、「公式」みたいな認識でいました…。

しかし、検索エンジンがなければ画像は探すことが困難になるわけで。だけどメリットがあるからといって権利を侵害することが許されるわけでもないし。普通はいけないことが検索エンジンだからといって許されるのかというと、そうではないような気もするし...。2003年の裁判では「サムネイル画像の表示」は合法という判決でしたが…。

難しいですね(白目)

表示の有無やら何やらを、各人が自由に設定できるようになればいんじゃないかな(適当)。

あと、Pinterest。

権利者でもない第三者が、許可もなくアップしているのを多く見かけました。

画像がリンクになっているとはいえ、なんだか嫌です(ここら辺、Googleとの違いは何なのでしょうか…)。

リンク元が削除されても、Pinterest内には残るというのも問題だと思います。

ピンされるのを防ぐ方法もありますので、参考にしてください。



ここから先は完全に個人的な感想になるのですが、

他人の著作物を「ネットで拾った」などと言って軽い気持ちでSNSのアイコンにしたり、挙句の果てに加工したり…。

それが著作権を侵害すること、悪いことだとは全く思っていないからやっているのだと思います。親告罪ですし。

ネット上にあり簡単に手に入れられるようなものでも、それは誰かが時間をかけてつくったもの、普通勝手に使ってはいけないもの、という意識が浸透すると良いなあと思う今日この頃です。

私も気をつけたいと思います。


それでは今回はこの辺で。ここまで読んでいただきありがとうございました。

↓よこたんのブログ
*講義レジュメより画像を使用しました。

「ラジオと音声技術の未来性」(12/10)

どうもこんにちは。

今回の前置きは、新潟県の住人なら誰もが知るであろうあのスーパーのお話です。

よろしければお付き合いください。


あのスーパー...。そう、原信のことですね(他のスーパーを思い浮かべた方がいたら、是非教えていただきたい)。

名前の由来は初代のお名前「原 信吾(はら しんご)」から。

そんな原信ですが、店舗によって形態が少し違いますよね。

パン屋さんがある原信、内装がおしゃれな原信...。マクドとフレンドと靴屋が入っている店舗なんてのもあります。つよそう。

店舗ごとの違いを観察するのも楽しいかもしれません。

まあそれはさておいて、

私が言いたいのは一つ、


原信のカニクリームコロッケめっちゃおいしい

これです。是非温めて食べてみてください。ソースをかけてもかけなくても美味しいですよ。

はい

すみません。これが言いたかっただけです。

気を取り直して、情報リテラシー論のレポートを書いていこう。


↓今日のよこたんとロボホン
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よこたん「すげえいいタイミング」

いいタイミングでした。

ラジオから流れるテレビ番組の音声だけで、映像を想像していたというよこたん。

ドラマなんかを音声だけで聴くと、妄想力や想像力がつくとのこと。やってみたいかも。

長岡造形大 情報リテラシー講師 横田秀珠さん

本日(12/10)の動画は、NHK新潟のニュース610でした。

講義の内容と直接は関係ありませんが、横田氏がNHKデビューを果たしたと言うことで、そのニュース映像でした。時事でもありますしね、キャッシュレス決済。

上の動画では著作権の関係上、横田氏自らが伝言ゲームで内容を伝えています。

キャッシュレス決済...。外国人を取り込んだり、店の負担を減らせると言う点では魅力的だと思いました。


しかし、

S●ftbankさんの長期継続特典であった「Tポイントの付与」が、4月から「PayPayの付与」に変更になるという事実が発覚したのですが、

毎月TポイントをもらってYahoo!ショッピングで買い物を楽しんでいた身としては結構衝撃的でした。それほどPayPay、もといキャッシュレス決済がキているということなのでしょうが...。

正直、Tポイントのままの方がありがたいのです。

これから否が応でもPayPayを使わざるを得なくなる感じがします。私はどうすれば良いのでしょうか...。


まあ、それはそうとして。


本題にいきましょう。

前回が「読む」ことに関するお話だったのに対し、今回は「聴く」ことに関するお話です。

ラジオのはなし

AMとFM

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海外でそんなに人気があると思うというのは意外でした。

そしてAMラジオ、FMラジオともに売上高は減少傾向が見られますが、FMの方はちょっと上がっていますね。

そもそもAMとFMの違いってなんぞや?という疑問があったのですが、周波数が違うんですね。具体的な違いはと言うと、

AM(Amplitude Modulation、触幅振調)
…電波の波長が長い。遠くまで届くが、ビルや電子機器などの影響を受けやすい。

FM(Frequency Modulation、周波数変調)
…高音質。電波の波長は短い。届く範囲が狭い。

とのことです。

(↓このサイトが詳しかったです。)

2014年には、AMラジオをFM電波で同時放送することが可能になりました。

これにより、AMの電波が届きにくい都市部等でもラジオを聴きやすくなったり、災害対策ができるようになったのだとか。

緊急時、ネットだけでなくラジオの電波まで届かなくなったら大変なことですしね...。

また、FMの方が音質が良いという点で、ラジオ離れを止めるという期待もあるようです。

好きな芸能人のラジオとか、聴きたいものがあったら、音質の関係なく聴きたいですけどね。

Podcast

「インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法の1つ」(Wikipediaより)。

これを使って、誰でもラジオ配信ができるんですね。

よこたんは人工知能について毎日喋っているそうです。配信の数は、
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なのでって何だろう

iOSに最初から入っていたPodcastを少し覗いてみたら、英語を学ぶような番組が多かったです(初めて開いた)。リスニングの勉強ができそうですね。

ラジオ離れが進んでも、こうして簡単に配信が出来るような時代にもなっているんですね。インターネットラジオというのも結構あるようですし。

SOUNDOT

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FMアンテナが内蔵されているイヤホン。

ネットが使えなくなったとしても、スマホでFMラジオを聴くことができます。

いざという時のために複数の手段を持っておくことも、リテラシーなんですね。


私はラジオ体操の時か車の中くらいでしかラジオを聴かないのですが、ラジオ離れとは言ってもネットに取って替わられると言う事はないように思います。

楽しむ人たちもまだまだいるでしょうし、いざというときの第二の手段としても、非常に重要だと思うのです。

音声技術のはなし

音声に関する技術もいろいろなものがありますね。

標準でスマホに搭載されている、音声を入れると自動で文字に起こしてくれる機能(今回の記事はそうして書いています)。
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2017年に日本語にも対応した、Skypeのリアルタイム自動翻訳機能。
泣いた

話したことを、翻訳した上で相手に伝えてくれるイヤホン。

「Hey Siri」、(iPhoneでも使えるようになった)「OK Google」。
「Hey Siri,OK Google」」は草

自分の声の分身を作れるアプリ。

とてもきれいな音声読み上げを行ってくれる荒木ゆいさん(荒木ゆいさんと言ったら一瞬正しく表示された後、新◯結衣さんになった…)

複雑なお店の予約もできるようになったGoogleアシスタント…。最初どっちがどっちかわからなかったよ。
お店の人は知ったらびっくりするだろうなあ。でもこれが当たり前になる時代がいつか来るのだろうか。

人間よりも読唇術ができるようになったAI。
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これからはそんなAIがスマホにも...?

私のように、スマホに話しかけるのがまだ恥ずかしい人間にはありがたい話ですね。今はレポートを書くためにスマホに話しかけている状況なわけですが、やはり何とも言えない気持ちになりますね。

私が今回やっているiOSの音声入力では、「かぎかっことじ」と言えばちゃんととじてくれるし、「改行」と言えばしっかり改行してくれます(文字にはしてくれない)。

ただし割と誤変換が起こります(たぶんこちらのせい)。あと、喋りなら良くても文字にしてみると文脈的におかしくなったりするものなんですね(これから怒涛の訂正作業です)。

しかしながら、多少滑舌が悪くてもしっかり聞き取ってくれる感があります。すごい。有難い。

わりと便利でした。なんだかいつもより、レポートを書くのがはかどったような気もします。

今後も使うかもしれないし使わないかもしれないです。


はい。

そんな感じで、音声認識技術のもろもろを話してきました。

なんだか全体的に見て、技術の発達がすごい…。シンギュラリティとやらが起こりつつあるのでしょうか。本当に人間の仕事って減っていきそうですね。


それでは今回はこの辺で。ありがとうございました〜

↓横田氏のブログ
講義レジュメより画像をお借りしました。

「苦戦する紙媒体と電子書籍」(12/3)

どうもこんにちは。

なんだか雪が積もってきましたね!

降っては溶け降っては溶けを繰り返し、一時はどうなることかと思いましたが、やっと長岡の冬がやってきたという感じがします。

雪といえば、皆さんは気づいていたでしょうか。

何やら謎の棒が、大学敷地内のあちこちに立てられていたことに...。
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問題:この写真の中には赤白2色の謎の棒が写っています。さて、何本写っているでしょう(答えはこの記事を最後まで読むと分かります)。

まあ大学だけでなく、市内のあちこちに立てられているわけですけど。

ご存知の方もいるでしょう。除雪車が除雪する際、雪に埋もれている段差などがどこにあるかを示すための棒ですね。

私は去年初めてその存在が気になり、人に尋ね、やっと正体が分かったところです。

立てられた頃は「そろそろ雪が積もるだろう」という感じでしたが、意外と積もらなかったので、大量の棒がただただ直立しているシュールな光景をしばらく楽しむことができました。

これから雪はどうなるのでしょう?積もり続けるのか、それとも再び溶けてしまうのか?

赤白棒とともにその経過を見守りたいと思います。

それでは情報リテラシー論のレポートを書いていこう。

↓今日のロボホン
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ちょっとこわかった

ネット検索でバカになる


本日(12/3)の動画。なんだか言葉が強いですけど。

すぐには検索せず、少しだけ考えてみるといいんじゃないかな(適当)。

実際、検索してすぐ出た答えより、少しでも自分で考えたことの方が記憶に残りやすい気がします。

記事には書いてありませんが、書店の減少という話もありました。

通販で買う人が増えたからという説も登場していました。

通販だと書店を歩き回ることもないですから、必要なもの以外にはなかなか目が行きにくいでしょう。

たまたま目にとまった本、なんとなく気になってつい買ってしまった...。なんてことは起こりにくくなるわけです。

そうして出会った運命の本が何冊かあります(隙自語)

寄り道、余剰、それが知。

確かに...。とも思いますが、それほどの時間を費やすことが難しくなった、ということもあるのではないでしょうか。

ヒトとして生まれたからには色々な知識を手に入れて生きていきたいところですが、なかなかどうして時間は有限なんですよね...。

苦戦する紙媒体

本屋さんのにおいが好きです。

しかしここ20年で、書店の数は半分以下に減っているのだとか。

かくいう私も最近、幼少より慣れ親しんだ近所の本屋さんが閉店してショックを受けていたところです。

大型チェーン店の台頭もあるのかもしれませんが、やはりネットの普及、それに伴う紙媒体の売り上げの減少などの影響もあるでしょう。

そんな、苦戦する紙媒体たちを紹介します。

新聞

インターネットが始まった直後から、新聞の発行部数は減少を続けています。

ニュースを知るために、紙を買うよりネットで調べるほうが断然安く済みますし、手軽ですし。

当然といえば当然でしょう。

とはいえ今の若者が「新聞離れ」したからといって、「文字離れ」しているというわけではないようです。

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知らべたところ2012年のデータのようです。

確かに、高齢層の「新聞閲読」の代わりとなるかのように、若年層では「テキスト系サイト利用」の時間が多いですね。

ただ、テキスト系サイト=「ソーシャルメディア/ブログ・ウェブサイト」のことで、同調査の他のデータによるとソーシャルメディアの利用時間は10代26.9分、20代21.9分であることも書いておきます。

しかしまあ、こうしてブログ記事を書いて文字に触れている若者もきっと多いことでしょう。

文章を書くのはなかなか体力が必要だなあと思う今日この頃。しかしこうして文字に触れ続けることは意味があると思ってやっております。

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話が逸れましたが、

新聞の発行部数は減少を続けているわけです。

各社とも電子版に力を入れますが、有料版はあまり振るっていないようです。

オリジナルコンテンツを作り有料にしたことで黒字を出した、NewsPicksという例もあります。

他では見られない情報と言われたら、確かに見てみたくなるかもしれません。

ここで今日のよこたん。
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何をといえば、新聞購読の勧誘です。

昔は勧誘といえば洗剤がついてきたものですが、最近、地域によっては1万円を置いていく場合があるそうな。現ナマで。

とりあえず話だけでも聞いてみると、思わぬ収入があるかもしれないということで。

新聞社の苦悩が伝わってくるようですけど。

雑誌

小学館の学年誌、読んだことありますか?

「小学一年生」から「小学六年生」まで、学年ごとに作られていた月刊の学習雑誌ですね。

その名が表す学年だった当時、何度かお世話になった雑誌です。

大正時代から続いた歴史ある雑誌ですが、現在は「小学一年生」を除いて休刊となっています。
「91年間ごあい読ありがとうございました!!」の破壊力がすごい

代わりに2〜6年生が対象の「小学8年生」が刊行されています。名前の由来はぐぐって

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休刊の順番は上の学年から。

雑誌離れを如実に表す出来事のように思います。

2013年から2015年にかけて、ちょっと上がったりもしています。これはかの「妖怪ウォッチ」のブームが影響しているのだとか。
確かにあの頃が(世間的には)1番、盛り上がっていた感じがします。

実際「小学二年生」の売り上げが増えた2015年は、ほぼ毎月妖怪ウォッチの付録が表紙を飾っていますね。
付録つきの紙媒体って強くね?と思う今日この頃です。電子版にはつかない場合が多いですよね

しかしどちらも2016年の落ち方が激しい...。

時代の流れですね...。

休刊に一抹の寂しさを覚えつつ、あの頃を共に過ごした各雑誌を労いたいです。

そんな感じで、多くの雑誌の発行部数が減少傾向にあるようです。

電子書籍化の影響もあるでしょう。

また、ネットで他のことに費やす時間が増えたこともあるんじゃないかなあと思いますね。

↓雑誌の発行部数やその推移も分かるサイト

いつまでも変わらないと無意識的に思っていたけど、諸行無常、本当に何もかも変わっていくんですねえ...(しんみり)。

紙から電子へ

さあ、ここから電子の本のお話です。

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日本では流行らない...そんなことはありませんでしたね。

紙媒体を取り巻く環境とは真逆、見事な右肩上がりですね(2012年度以降は『予測』となっていますが、いくつもの電子書籍サイトやアプリがしのぎを削っているのを見るに、きっとこんな感じなのでしょう)。

2014年には「少年ジャンプ」の電子版が登場、その後次々に漫画雑誌の電子化が進みます。

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もうそんな時代に...。

情報誌とか、ずっと買っているとかさばりそうですしね...。載っている「情報」だけが欲しいなら、電子版でも良いのかもしれません。

売り上げが紙雑誌のみで「週刊文春」や「週刊現代」を大きく上回る「家の光」ってなんぞ?と思い調べたところ、JAの雑誌のようですね。初めて聞いた。

他にも、紙媒体を電子化できるサービスなんてのもあります。

名刺や、

年賀状。

長年、アナログでやり取りされてきた伝統的な紙媒体たちです。

それをデジタル化し、簡単に管理できるサービス。近年はSNSの普及からか年賀状も減ってきていると聞きますが、こうしたサービスを通じてまた増えたらいいですね。


紙の本を1冊100円でスキャンし、デジタル化してくれるサービス。
一度スキャンしてしまえば以降はする必要がないため、儲かるのだそう。

それに、書籍なので新聞や雑誌よりも質の良い紙が手に入るんですね。もともと廃品回収屋さんで、回収した本はリサイクルされるみたいですよ。

電子から紙へ

紙から電子へ、という近年の流れは確かにありますが、昔より電子から紙へ、というのがやりやすい世の中になったのも確かです。

そういったサービスを紹介します。

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欲しい...!!

古い本がもつ「貴重さ」というアドバンテージは失われそうですが...。


誰でも簡単に、PDFファイルから本が作れるサービス。
いいなあ。楽しいなあ。

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よこたんもいつかやるみたいです。

Amazonでよく売れれば、コンビニなんかに並べられるかもしれないんですって(上部にオンデマンド本セレクトと書いてある)。

近年はTwitterで人気になった個人の漫画が雑誌連載、書籍化したりもよく見かけますが、紙からというやり方もあるんですね。

1冊単位から、というのがやりやすそうです。

自分で作るならまずは電子書籍ではなく紙の本をというのはやはり、元来の紙文化に親しんでいるからでしょうか?

形あるものとして残したい、という願望もあるかもしれません。

個人的感想

おそらくいろいろな要因で苦戦している紙媒体。

電子書籍のせいでなくなるということはないんじゃないかなあというのが個人の感想です。

形あるものにしかできないことってあると思います。よく言われるページをめくる感覚、どのくらい読んだのかが感覚的に分かる感じとか。

(これが擬似的に作られている電子書籍もありますが、本物の感覚には程遠い。と思う。)

あと、やっぱり1冊の「実物」を所有している感。埋まって行く本棚。揃っていく単行本。その背表紙を並べる感覚。好きです。

他にもきっとそういう方はいるはずで、だから減りはしてもゼロにはならない、と、思います。

電子書籍以外の要因もあるでしょうけど、何か書く人、描く人がいなくならない限りは大丈夫なんじゃないかなあ。

私はまだまだ揃えたい単行本がいっぱいあるんだ。よろしく頼むよ。



それでは今回はこの辺りで。

読んでいただきありがとうございました。

よこたしゅうり氏のブログ
講義レジュメより画像を使用させていただきました。

は14本!!!全部見つけられたかな!???

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